付き合う前のデートはどうするのが正解？おすすめの行き先や服装は？

1. そもそもデートとは？

そもそも、付き合う前でも男女が会ったり遊んだりすることはデートと呼べるのでしょうか。デートの定義とともに、男女双方が考えるデートについて説明していきましょう。

1-1 デートの定義とは？

デートという言葉は、もともと英語で日付を意味する「date」に由来します。あらかじめ相談するなどして日付を決めて、好きな相手と会うことがデートの定義と考えてよいでしょう。言葉の由来を考えれば、会ったり遊んだりする場所が決まっていなくても、会う日付が決まっていればデートと言えます。また、同性同士や複数の男女が会うケースもデートに含まれるものの、基本的には男女が二人で会うことと捉えておく方が無難です。

一般的には、男女が日付だけではなくプランを決めて会う行為をデートと呼ぶ人が多いでしょう。ただし、必ずしも付き合っていなければデートと呼べないわけではなく、会う時点での関係性も問題ではありません。お互いに好意を抱いており今後の展開次第では恋人同士に発展する可能性のある二人が会っている場合は、どちらにとってもデートをしている意識を持っているはずです。あるいは、どちらか一方が相手に対して好意を抱いている場合、好意を抱いている方にとっては二人で会う時間はデートであると考えるでしょう。

1-2 男性が思うデートとは？

一般的な定義とは別に、男性が考えるデートとはどのようなものなのでしょうか。多くの男性の場合、好意を持っている女性に対する態度と、それ以外の女性に対する態度は異なります。少しでも好意があれば、女性と会う際に時間や手間、お金などを惜しみなくかけるでしょう。しかし、特別な感情を抱いていない女性に対しては、多くの男性がそれらをかけようとはしません。例えば、男性が女性と一緒に過ごす間の食事代や施設への入場料などを負担している場合、男性にとってはデートをしている感覚を持っているはずです。

同様に、多くの男性はデートに対し、事前の準備も怠りません。どのように過ごせば女性に喜んでもらえるかを考え、前もってプランを練ります。このように、デート前にもしっかりと時間と手間をかけているのであれば、それは多くの男性にとってデートとなります。他の人との約束や仕事よりも優先して女性と会おうとする場合、これも時間を割いているためデートであるという意識を持つ男性が多いでしょう。女性と比べても、男性は物理的な負担がデートを成功へと導くポイントだと考える傾向がみられます。

1-3 女性が思うデートとは？

一方の女性は、多くが男性とは少し違う価値観を持っています。女性にとってデートは特別なものです。男性と会い、同じ行き先を選んだとしても、目的や相手によってデートであるか否かの判断が変わります。つまり、以前から親しい男友だちなど恋愛感情を持っていない相手であれば、二人きりで過ごしたとしても必ずしもデートだとは考えません。繰り返し二人で会い、その過程で恋愛感情を持ち始めたとき、過ごし方に関わらずデートへと変わります。

男女二人で一般的にデートスポットと呼ばれる場所に出かける場合は、それはデートであると考える女性もいるでしょう。縁結びで有名なスポットや、密着する機会の多い場所などがそれにあたります。あるいは、散歩に近い過ごし方や家族や友人同士で訪れるような場所であっても、手をつなぐ、腕を組むなどのスキンシップがあれば女性側もデートであると感じるでしょう。男性とは異なり、物理的な負担よりも感情を優先する傾向がある点が、女性のデートに対する価値観の特徴です。

2. 付き合う前のデートにふさわしい行き先は？

付き合う前は微妙な距離感の中で緊張感に包まれたり、お互いに会話の糸口を探ったりするでしょう。そんな二人のデートに最適な場所を紹介します。

2-1 ゆっくり食事を楽しめるレストランやカフェ

レストランやカフェのなかでも、ゆっくりと食事や会話が楽しめる雰囲気のお店を選んでみましょう。誘う側も誘われる側も精神的・経済的負担が小さくて済むのでハードルが低く、デートのセッティングがしやすい点がメリットです。カフェでお茶を飲む程度、あるいはランチであれば、仕事帰りや仕事の合間でも少しの時間を作るだけで行けます。特に、まだお互いを知らないときならじっくりと話せる場所がよいので、食事をしながら会話ができるレストランやカフェは最適です。お茶や食事をしながらデートするメリットは、お互いの食べ物の好みやマナーを自然な形で確認できる点にもあります。店員への態度も含め、デートを楽しみつつ付き合うのにふさわしい相手かのチェックが可能です。付き合う前のディナーであれば、さほど時間をかける必要もなく、かつ十分にお互いのことを理解できるでしょう。

手軽さは意識しつつも、やはりおしゃれな雰囲気も重視したいところです。おしゃれすぎるとお互いに気負ってしまいますが、雰囲気のよいカフェであれば気合いを入れすぎずに会えます。今後の展開が定まっていない初デートには、特に最適な場所です。相手との関係性を深めるかどうかを見極められていない段階であれば、お茶や食事だけしてすぐに解散も可能です。食事だけで終わっても、多くのケースでは特におかしな雰囲気や関係性にはなりません。

2-2 一緒の時間を共有しやすい映画館

デートの定番である映画館も、付き合う前に会う場所としておすすめのスポットです。映画の好みに関する質問は、会話の中に自然に盛り込めます。相手の好みを聞き出し、それに合わせた映画へと誘いやすいでしょう。映画館には独特の雰囲気もあり、二人の距離も近く、上映中は照明も落とされるため、明るい場所で向き合って座るときとは異なる感覚を味わえます。また、映画館は屋内なので、天候に左右されない点もメリットです。日時さえ決めておけば、デートが中止になるリスクはほとんどありません。ハイヒールを履いているなど、動き回りづらい服装でも楽しめる点もおすすめする理由の一つです。

相手が興味を持てるジャンルを選ぶのが一番ですが、おすすめなのはコメディ系やアクション系、ファンタジー系です。デートではラブロマンス系の映画をつい観たくなりますが、恋愛映画は内容によっては気まずくなる可能性もあるため、付き合う前のデートにはあまりおすすめできません。特に、具体的な内容や展開が把握できない恋愛映画は避けたいところです。

映画館をデートの行き先に選ぶメリットは、映画を観終わったあとに共通の話題ができる点にもあります。映画の感想はもちろん、近くの観客の雰囲気、映画館の施設やサービスに関する話、あるいは飲み物や食べ物など、さまざまな話題が見つけられるでしょう。しばらくは話題にも困らず、映画を観たあとに一緒に食事などに行っても間を埋められます。一緒の時間や価値観を共有しやすい映画館は、付き合う前のデートにはまさに最適な場所の一つとなるでしょう。

2-3 ロマンチックな雰囲気を味わえる水族館

水族館も、デート前の行き先として選びたいスポットです。照明や水槽の配置など、雰囲気を重視して作られている水族館も少なくありません。ロマンチックな雰囲気を演出している水族館を選ぶと、二人の気持ちを盛り上げられるでしょう。映画館と同様に、屋根がある施設が多いため天候に左右されずデートを決行しやすい点もメリットの一つです。館内が薄暗い状態であれば、周囲の目も気にせず二人きりの時間を過ごしている感覚も味わえます。

ショーを企画している水族館を選ぶと、館内の雰囲気とは異なる感情や感覚も得られます。会話が続かなくてもショーを見ていれば間をつなげられ、ショーに関する感想を言い合うなど共通の話題も見つけやすいでしょう。相手の好みがわからずトークに自信のない人でもデートに誘いやすく、相手を楽しませやすいのが水族館の魅力です。

3. 付き合う前のデートにふさわしい服装は？

付き合う前のデートにふさわしい服装を、男女別に解説します。

3-1 男性の場合

相手の女性の好みがわからない段階であれば、できる限り清潔感を意識した服装を選びましょう。女性は、清潔感のある男性を好む傾向があります。少なくとも、清潔感の演出はデートの失敗には直結しません。女性に清潔感を与えることと、実際に清潔であるかどうかは別の話です。もちろん、実際に清潔であるに越したことはありませんが、デートではまず清潔感の演出が重要なのです。ヘアスタイルが整っており、できればヒゲも剃り、シワや汚れのついていない服を着ていれば、最低限の清潔感は与えられます。

付き合う前のデートは、相手の女性に好印象を持ってもらう必要があります。真剣な交際を視野に入れているのであれば、特に服装や身だしなみには気を遣わなければいけません。カジュアルすぎない服装を選ぶのもポイントです。ややきっちりとした服装を選ぶと、レストランなどデートで入れるお店の選択肢も増えるでしょう。女性に突然行きたい場所を伝えられても対応できるよう、おしゃれなカフェやレストランでも浮かない服装を選んでデートに臨むことをおすすめします。

3-2 女性の場合

清潔感が重要である点は女性も同じです。清楚な雰囲気のワンピースなどは清潔感を印象づけられるとともに、女性らしさも演出できる服装なので男性には好まれる傾向があります。相手の好みや気持ちもわからないうちは、清潔感や清楚さを伝えられる服装を選び特別感を演出しつつも派手さは抑えた方がよいでしょう。付き合う前のデートでは、シンプルな服装が無難です。

相手がデートの場所やプランを決めるのであれば、可能な限り事前に行き先を聞いておくことをおすすめします。デートのためにおしゃれな洋服や靴を手に入れたとしても、場所に合わないと動きづらく楽しくなるはずのデートが台無しになりかねません。特に靴の選び方には要注意です。デートに合わせて購入した新しい靴は足に慣れておらず、靴擦れを起こすリスクがあります。足が痛くならないよう、また、行ける場所の選択肢を狭めないよう、履き慣れた靴を選ぶのもポイントです。

髪の毛も丁寧にセットしましょう。カラーを入れているのであれば、デート前にカラーし直して自然な髪色にしておくと、おしゃれで清潔感のある印象を与えられます。メイクもナチュラルを意識し、派手なメイクにならないようにしたいところです。デートプランと同様に、男性に服装に関してもデート前に尋ねておくとよいでしょう。事前に確認しておくとお互いのテイストがかけ離れすぎず、違和感なくデートを楽しめます。

4. 付き合う前のデートで注意すること

スマホをつい見てしまう癖のある人は、デート中はスマホをあまり見ないよう気を付けましょう。「自分と過ごす時間が楽しくないのではないか」と相手に思わせてしまいかねません。自分では気付きづらい癖でもあるので、意識的に見ないように注意する必要があります。付き合う前のデート中に何度もスマホを見てしまえば、相手に誤解を与え、真剣な交際へと発展しづらくなってしまうでしょう。

付き合う前であってもデートをしていることから、片方もしくはお互いが相手に好意を抱いている可能性があります。しかし、今後恋愛関係に発展するかは不透明な状態でもあります。そのため、過剰なスキンシップは避けるべきです。特に、付き合う前の肉体関係は避けなければいけません。関係性が曖昧なまま肉体関係を持つと、真剣な交際へと発展しないまま終わってしまう可能性を高めます。好意を持っていたり、相手にも自分に対して好意を持ってもらいたいと思っていたりしたとしても、スキンシップは付き合うまで極力避けた方が無難です。

付き合うまでのドキドキ感を楽しもう

付き合う前のデートは、これからの発展に期待をしつつも、どうなるかわからないドキドキ感も楽しめる貴重な時間です。事前の準備もデートの一環として楽しめるでしょう。もし、デートの相手がいないのであれば、「パートナーエージェント」を利用してみてはいかがでしょうか。条件や価値観の合う相手を探すところから始め、無理なくデートが楽しめる相手を見つけてみましょう。