「恋活」と「婚活」はどう違うの？恋活を成功させるコツや注意点について

1. 恋活とは？婚活とはどう違うの？

理想の相手と出会うためには、じっと待っているだけでなく積極的に動くことが大切です。その方法として「婚活」を耳にすることは多いでしょう。また、これに似た言葉として「恋活」も注目されています。いずれの場合も、自ら活動するという共通点があります。そのうえで、双方の違いについて把握することが重要です。

「恋活」（恋愛活動）とは、恋愛を目的として、異性と出会う機会を増やすことをいいます。相手を探すときは、相手に対する条件よりも、恋愛感情やフィーリングを重視する傾向がみられます。しかも、恋人探しが目的のため、結婚など先のことを意識しない人が少なくありません。また、20代前半～40代と、年齢層が広いことも知っておきましょう。

一方「婚活」（結婚活動）では、結婚を目的として出会いを求める活動を行います。相手選びに際しては、年収や年齢など現実的な条件を重視することが大きな特徴です。生涯をともにする伴侶を探すのですから、当然といえば当然かもしれません。そのため、恋活対象に入らなかった人が婚活相手になったり、その逆パターンになったりするのはよくある話です。また、こちらは20代後半～30代が多いので、恋活よりも年齢層が狭いといえるでしょう。

2. どうやって出会う？恋活をする5つの方法！

「恋活」の目的は、結婚相手ではなく恋人探しです。最初から結婚を前提としないので、婚活よりもハードルが低いかもしれません。しかし、相手は誰でもよいというわけではないのです。やはり、理想の相手と出会うためには、具体的な方法を知る必要があります。ここでは「恋活をする5つの方法」について紹介していきます。

2-1 恋活アプリ

まずは「恋活アプリ」を活用する方法です。こちらは恋人探しを目的としたマッチングアプリで、ネット上で気軽に恋活できる点や、多くの人と出会える点などでも人気があります。利用のためには会員登録が必要です。会員のなかから相手を探し出し、気に入った相手に「いいね」を押します。そして、双方が「いいね」を押すことでマッチングが成立、メッセージのやり取りが可能になります。恋活アプリの魅力として、結婚相談所などよりも料金が安い点も見逃せません。特に、女性会員は無料で出会えるアプリが多いです。一方、男性会員のほうは有料が基本ですが、登録や「いいね」の送信などの無料サービスもあります。

2-2 恋活パーティー

次は「恋活パーティー」に参加する方法です。こちらには、恋愛相手を探したい人が集まるもので、当然、参加者はパーティーの趣旨を理解しています。そのため、恋人候補と出会うのも夢ではないでしょう。パーティーでは制限時間を設けて、複数の相手との会話をすすめていきます。そのなかから、お互いの気持ちが一致してカップリングが成立すれば、連絡先を交換して交際を始めることができます。

一度に多くの人と出会えるため、自分好みの人と出会う可能性も高くなります。また、パーティーの主催者により、参加者の身元確認がされていることが多いので、安心して参加できることも大きな魅力です。なお、恋活パーティーと「婚活パーティー」には、共通する点も少なくありません。しかし、恋活パ－ティーでは結婚を前提としないので、より気軽に参加できる点がメリットといえるでしょう。

2-3 友人や知人からの紹介

新しい出会いは身近にもあります。積極的な行動が苦手な人は、友人や知人を頼るのも一案です。恋人がほしい人は、その旨を親しい友人や知人に伝えておくとよいでしょう。友人や知人からの紹介なら、信頼できる相手と出会いやすくなります。自分の好みや性格などもよくわかっているので、双方の相性を考慮したうえで紹介してもらいやすいです。しかも、頼まれた側は自身の信用問題にもかかわるため、人柄がよくて誠実な人を紹介もらえます。

ただし、友人や知人に相手を紹介してもらう場合、メリットばかりではありません。日頃からの信頼関係があるだけに、好みでない人を紹介してもらった場合、対応に悩むことも少なくないのです。紹介者に遠慮してしまい、面と向かって断りにくくなる可能性がでてきます。そうなった場合、紹介者の顔を立てて一度だけでもデートすることは、よくある話です。

2-4 合コン

新しい出会いの場として「合コン」も注目されています。こちらも、積極的な恋活が苦手な人におすすめしたい方法です。友人が合コンを開催するとき、積極的に参加するとよいでしょう。友人開催のイベントなので、自分に合った異性と出会いやすい傾向があります。出会う相手も「友だちの友だち」なので、ネットで出会うよりも安心です。しかも、実際に会って話せることも安心材料の一つといえるでしょう。

2-5 相席居酒屋

恋活の場として「相席居酒屋」の利用も注目されています。こちらは、店舗型のマッチングサービスで、お店にいる男女で即席の合コンを行います。しかも、行きたいときに行ける、メンバー集めをしなくてもよいなど、合コンより手軽なことでも人気です。相席する相手を選べないので、いろいろな人との出会いが期待できます。その一方、苦手なタイプと相席する可能性も少なくありません。有意義な時間を過ごすためには、相手を替えられるどうか確認しておくことが大切です。

3. 恋活を成功させるコツとは？

恋活には、アプリの活用や身近な人からの紹介など、いろいろな方法があることがわかりました。恋活の際には、恋活を成功させるコツを知ることが大切です。ここでは、その具体的な内容について紹介していきます。

3-1 相手に望む条件を決めておく

まず、重要なことは相手に望む条件を決めておくことです。ただ、出会いがほしいと願うだけでは、恋人づくりが難しいといえるでしょう。結婚を意識しない場合、出会いのハードルは低いですが、相手は誰でもいいというわけにはいきません。理想の相手と出会い、お互いに良好な関係を築いていくためにも、恋人として外せない条件を決めることが大切です。ただし、あまり多くの条件を付けてしまうのはよくありません。希望する条件のなかから、2～3個に絞り込んでおきましょう。

相手に望む条件を決めることで、恋人に適した相手かどうか見極めやすくなります。また、外見だけで判断して、流されてしまうのを防げるメリットも大きいです。相手探しのためには、人柄が大事なのはいうまでもありません。そして、外せない条件に合う人と出会えたら、積極的にアプローチしていきましょう。ただ、相手の本性を見抜くまでには時間がかかることが少なくありません。そのため、急いで交際を求めないことも大事なポイントです。

3-2 自分に合った方法で恋活する

先述したように、恋活にはいろいろな方法がありますが、すべてが自分に合っているとは限りません。やはり、恋活は無理なく自然体で行うことが大切です。楽しんで恋活するためにも、自分に合った方法を把握しておきましょう。

人と話すことが好きな人や、にぎやかな場所でも苦にならない人は、合コンや恋活パーティーが向いているでしょう。複数人が参加するため、一対一での出会いよりはリラックスできる可能性もあります。一方、初対面の人との会話に苦手意識を持つ人は、恋活アプリを使うとよいかもしれません。アプリでの恋活は、相手とじっくり向き合えるメリットも大きいです。

4. 恋活をするときに注意したいこと

恋人がほしい気持ちが強いと、冷静な判断ができなくなる可能性がでてきます。恋活を意義あるものにするためには、成功させるコツだけでなく注意点を把握しておくことも重要です。こちらでは、恋活に際しての注意点についてお話していきます。

4-1 相手が素性をごまかしている場合もある

恋活対象者が独身者なのはいうまでもないでしょう。しかし、恋活サービス利用者は独身者ばかりとは限りません。相手が素性をごまかしている場合もあるからです。恋活アプリなどは典型的な事例です。こちらを利用する際には、既婚者が紛れていないかどうか注意が必要です。そのためには、独身証明ができるアプリ選びが大事なポイントです。また、合コンに参加するときも、相手選びは慎重にする必要があります。数合わせのために既婚者が含まれている可能性についても考えておきましょう。

もちろん、独身者でも油断は禁物です。真剣なお付き合いではなく、遊びだけの関係を求めている人もいるからです。有料で真剣度の高いアプリでも例外ではありません。恋活アプリを利用するときは、知り合ってすぐに出会わない、出会うときは昼間の時間帯を選ぶなど細心の注意を払いましょう。

4-2 恋活疲れにならないようにする

恋人探しに励むあまり、恋活疲れになるかもしれません。恋人と出会うためには、多くの人と出会う可能性があります。初対面の人と会うときは多かれ少なかれ緊張するものです。しかも、相手に気に入ってもらうためには、常に笑顔でいる必要があります。そして、自分をよく見せようとすることに疲れ切ってしまうのです。

恋活が思うようにいかないと、どうしても落ち込んでしまいがちです。しかし、そのような状態で恋活しても、せっかくの努力が空回りするだけです。恋活に疲れたと感じたときは、別の方法に変えてみるのもよいでしょう。また、思い切ってお休みしてリフレッシュする勇気も必要です。恋活を成功させるためにも、あせらずにマイペースで取り組みましょう。

5. 「恋活」と「婚活」！あなたに向いているのはどっち？

こちらでは「恋活」と「婚活」のそれぞれについて、どのような人に向いているかを説明していきます。

5-1 恋活が向いている人

「恋活」とは文字どおり恋人探しをすることです。そのため、将来のことよりも、いまを一緒に楽しめる恋人がほしい人には恋活が向いています。結婚を意識するとどうしてもハードルが高くなるので、堅苦しくなく気軽に出会いたい人は恋活向きといえるでしょう。また、恋活サービスを利用する人には同じような気持ちの人が多いので、恋人と出会える可能性も高まります。さらに、婚活サービスに比べて利用者の年齢層が低い点も見逃せません。同年代の人だけでなく若い人と出会いたい人にとっても、恋活が向いているでしょう。

5-2 婚活が向いている人

一方、婚活サービスでは結婚を前提とした出会いが期待できます。そのため、結婚を目的とした効率的な出会いを望むなら婚活が向いています。また、真剣にお付き合いをしたい人、結婚願望が強い人、希望する条件を満たしたスペックの高い相手と出会いたい人は婚活向きです。相手探しの段階で条件を絞り込めること、最初の出会いから結婚の話題を口にできることなども、婚活サービスを利用する大きなメリットです。もちろん、恋活相手と結婚する可能性もあります。しかし、「何歳までには結婚したい」と具体的な目標がある場合は、婚活サービスのほうがよいでしょう。

自分に合う方法で恋活や婚活を成功させよう！

理想の相手との出会うための「恋活」や「婚活」には、さまざまな方法があります。それらの活動をする際には、それぞれの特徴を知ったうえで、自分に合った方法をみつけることが大事だとわかりました。恋活や婚活を成功させるためにも、無理なく自然体で行うように心掛けましょう。そうすることで、素敵な相手との出会いにもつながりやすくなります。