絵金蔵
地域に伝わる芝居絵屏風を展示しているのが、高知県香南市の絵金蔵です。香南市の赤岡町では、須留田八幡宮の氏子たちが夏祭りの夜に絵金の芝居絵屏風を入口に飾る習慣があります。こちらの絵金蔵は、古くなった芝居絵屏風を保存するために設けられました。
絵金の芝居絵屏風は、極彩色の鮮やかな色づかいが特徴の屏風絵です。また、古くから邪気を払うとされてきた赤色を多く使っている点も、屏風絵の特徴と言えるでしょう。絵金蔵では、怪談の「播州皿屋敷」などがテーマになった作品の数々を季節ごとに入れ替えて展示しています。
また、壁の穴から芝居絵屏風を眺められるのが「蔵の穴」の展示室。施設の中には、絵金に関する資料を紹介する資料室や、コーヒー、抹茶などが楽しめるサロンも設けられています。"
絵金蔵では、あえて室内の照明を暗くすることで、芝居絵屏風の迫力を存分に味わえるような演出をしています。ほの暗い蝋燭の光の中で芝居絵屏風の魅力に触れられるところは、絵金蔵ならではです。展示室に流れる赤岡海岸の波の音も、臨場感を盛り上げてくれます。
このような絵金蔵では、展示室を二人で歩くだけで幻想的な雰囲気に浸れるでしょう。こちらの施設は、7月に行われる絵金祭りや須留田八幡宮神祭りのシーズンに訪れるのもおすすめです。
絵金祭りは、地元の商店会が毎年開催している地域おこしのイベントです。祭りのときには商店街に絵金の芝居絵屏風が並び、土佐絵金歌舞伎の公演などが楽しめます。屋台やビアガーデンなども設けられるため、祭りの華やいだ気分を満喫しながらデートができるでしょう。
絵金蔵がある高知県香南市は、幕末の雰囲気が味わえる観光スポットです。市内には、坂本龍馬の蠟人形や歴史資料を展示した龍馬歴史館などもあります。絵金蔵では、まち歩きをする観光客向けに「赤岡まち歩きマップ」などを用意。
300円で参加ができる「あかおカルタでまち歩き」などの企画もあるため、初めて香南市を訪れた人でも見どころをスムーズに巡ることが可能です。幕末の雰囲気に触れてデートを楽しみたいときには、このような企画に参加してみるのもおすすめです。絵金蔵は、夏の浴衣デートやお正月の着物デートにももってこいのスポットになってくれます。
絵金蔵の周辺には江戸時代創業の老舗の和菓子店などもあり、和の情緒を満喫したいときにも足を向けてみたいのがこちらのスポットです。絵金蔵の向かい側にある弁天座で歌舞伎や落語を鑑賞すれば、さらに思い出深いデートになるでしょう。"
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※情報は変更等がございますので、必ずおでかけされる前に公式サイトなどでご確認いただきますようお願いいたします。
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