和歌山城
和歌山城は今から400年以上も前、安土桃山時代に豊臣秀吉の弟秀長により建てられました。日本100名城の一つとしても有名で、標高48.9mの虎伏山(とらふすやま)の頂きに凛とそびえ立つその姿は、見る者を圧倒します。その後、江戸時代になると、徳川御三家の一人である徳川頼宜(よりのぶ)が城主となり、幕府の西の要として徳川家の繁栄に貢献しました。
当時の趣が感じられる石垣や塀、追廻(おいまわし)門などが今なお残っており、中でも白壁の天守閣はひときわ目を引きます。その美しさから和歌山城は別名「白亜(はくあ)城」と呼ばれていた事もありました。また、敷地内の岡口門と土塀は国の重要文化財に指定されています。
かつて内郭(うちぐるわ=城の内側の囲われた区域)だった場所は、現在では公園になっていて、地元の人の散歩やランニングコースとしても親しまれています。天気の良い日には、カップルでのんびり散策できます。他にも、庭園や歴史館など見どころ満載の和歌山城は、歴史好きな人もそうでない人も、楽しめるデートスポットと言えるでしょう。なお、和歌山市街の中心部にあり、アクセスも抜群です。
お城の入り口「大手門」をくぐって天守閣に向かって歩くと、和歌山城の「珍スポット」とも言われる「木の根っこ」が現れます。石段の下側から覗くと、階段にしがみつきながら登る小人に見えてきます。根っこが偶然そのような生え方をしただけですが、なんとも可愛らしいと、写真におさめる人が続出しています。この「珍スポット」でインスタ映えの一枚を二人で撮ってみるのもいいでしょう。
公園内を更に歩き進むと、天守閣のある「天守前広場」にたどり着きます。今でこそ真っ白なイメージが強い和歌山城の天守閣ですが、実は築城当初は黒色で、江戸時代に白く塗り替えられたと言われています。この天守閣の最上部からは和歌山市内のパノラマビューを満喫でき、デートで過ごすにはうってつけの場所です。内部は資料館になっており、紀州徳川家ゆかりの品々が展示されています。
また、「御橋廊下(おはしろうか)」は、殿様とその付き人が二の丸と西の丸間を移動するために架けられた橋です。一風変わった橋としても知られ、屋根や壁を設置し、人の姿が外から見えないようにする工夫がされております。御橋廊下は観光客も実際に渡ることが可能です。
歩き疲れたら茶室「紅松庵」で一服しましょう。かの有名な松下幸之助氏の寄附により落成した数寄屋造りの茶室で、四季折々の表情を見せる日本庭園を眺めながら、お抹茶と和菓子を楽しめます。
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※情報は変更等がございますので、必ずおでかけされる前に公式サイトなどでご確認いただきますようお願いいたします。
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