土門拳記念館
土門拳記念館は、写真家である土門拳の作品をテーマに展示している記念館です。写真館で、一人の作家の作品だけを集めた場所はなかなかありません。 記念館は山形県酒田市にありますが、酒田市の出身であった土門氏が、1974年に酒田の名誉市民となったときに、作品を寄贈したいと話したことから記念館が建設されました。 内部には土門拳の作品がおよそ7万点も収蔵されています。しかし、記念館の見どころは土門拳の作品だけではありません。 記念館の建物自体が美しく、飯盛山公園のなかで林と丘を背景に佇む全体の様子は見事です。
それもそのはずで、記念館の完成に至るまでには土門拳と親しくしていた多くの有名芸術家が協力しました。記念館を設計したのは谷口吉生氏です。 谷口氏は、東京の葛西臨海水族館などを設計したことでも知られています。そして記念館に掲げられている銘板は、亀倉雄策氏が手掛けました。 ほかにも、著名な彫刻家であるイサム野口氏の作品や「利休」の映画監督かつ、華道の家元である勅使河原宏氏の手になる庭園もあります。 このように、多くの芸術家の力を結集して完成したとも言える記念館は、2009年に「ミシュラン・グリーンガイド・ジャポン」で2つ星を獲得しています。
記念館の開館時間は9:00から17:00です。入館受付は、16:30までに行いましょう。4月から11月までは、無休で営業しています。 ただし、展示替えによって臨時休館となることがあります。12月から3月のあいだは毎週月曜日が休館日です。入館料は、大人1名で430円です。 特別展の期間は、800円となります。また、指定されているホテルに宿泊すると、入館料が割引になるサービスがあります。 アクセスは、JR線酒田駅から、タクシーやバス利用となります。車で訪れた際には、飯盛山公園内にある駐車場が無料で利用可能です。
土門拳は、リアリズムに関する独自の哲学やこだわりを持った、昭和時代を代表する写真家です。時代を動かす大きな出来事が相次いだ昭和。 その光景を切り取った写真の数々は、必見です。また、土門氏は、古寺を巡礼して写真を撮ることもライフワークとしていたため、有名な仏像の横顔や、寺の風景などの作品も見ることができます。 土門拳の作品だけではなく、美しい建築物としての記念館や記念館を取りまく自然の風景も満喫したいところですから、デートの計画を立てるときには少し時間を多めに見て予定を組みましょう。
写真好きなカップルだけではなく、建築や芸術に興味を持っているのであれば、文句なしに楽しめる場所となるはずです。 付き合い始めて日の浅いカップルも、この記念館の作品をきっかけに、さまざまな話題で盛り上がるのではないでしょうか。
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※情報は変更等がございますので、必ずおでかけされる前に公式サイトなどでご確認いただきますようお願いいたします。
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