清水三年坂美術館
京都府京都市左京区にある、清水三年坂美術館は近鉄京都駅もしくは京阪祇園四条駅よりバスで行くことができます。「清水道」で降りて7分ほど歩いたところに位置しています。この美術館は私立美術館として知られ、幕末から明治時代に日本で作られた工芸品を観覧できます。約1万点ある収蔵品のなかには、陶磁器や木彫り、刺繍絵画など幅広い種類の工芸品があり、そのなかの一部が展示されています。明治時代、日本で製作された工芸品は海外に輸出され、国内にはあまり残っていないという状況でした。
そのようななか、初代館長である村田理如(むらたまさゆき)という人物がニューヨークで見つけた明治時代の印籠に感銘を受け、これ以降、日本の工芸品をコレクションし、2000年に開館したことが清水三年坂美術館の始まりとなっています。館内に収蔵されている作品の作者としては、幕末から明治期に活躍した金工師として知られる加納夏雄や、仏師・彫刻家の高村光雲といった有名な人物を挙げることができるでしょう。収蔵品の作者は、帝室技芸員として認められていた人たちが多くいるのです。ちなみに、帝室技芸員とは戦前におこなわれていた美術家や工芸家の表彰制度のことを指しています。
このように、多くの人々に支持された作家の作品を見ることができるので、日本の工芸品について知識を深めたいという方は訪れてみると良いでしょう。
清水三年坂美術館には、日本における幕末・明治期の工芸品が展示されているので、日本の歴史や、美術品・工芸品に興味があるカップルは楽しむことができるでしょう。繊細に作られた作品に思わず感動してしまうかもしれません。館内は2階建てになっていて、1階では作品の展示に加えてパネルによる説明や説明用のDVD上映が行われているので、工芸品について知識がないカップルでも、基礎から学ぶことができるでしょう。作家たちの技術について発見したことなどを話してみるのも面白いです。
付き合ってからまだ間もないカップルでも、このようにパネルやDVD、展示による説明を見ることで新しい話題が出てくる可能性もあります。さらに、館内にはミュージアムショップもあり、トルコや中央アジアの工芸品から、ポストカードや蒔絵シールのような気軽に購入できるグッズも売られているので、訪れた記念に2人で買うのも良いかもしれません。京都の観光スポットとして有名な清水寺や高台寺などの近くにあるので、京都デートの際に立ち寄るのも良いでしょう。
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※情報は変更等がございますので、必ずおでかけされる前に公式サイトなどでご確認いただきますようお願いいたします。
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