偕楽園
金沢の兼六園、岡山の後楽園とともに、「日本三大名園」の一つに数えられる水戸の偕楽園。水戸黄門でおなじみの徳川光圀(みつくに)から数えて7代目、第9代の水戸藩主、徳川斉昭(なりあき)によって造園されました。そんな偕楽園のデートポイントは「のんびりすること」です。
江戸時代のお殿様が造ったというと、お堅いイメージを持つ人もいるかもしれません。ところが、偕楽園は、ただ「のんびりする」ことを目的として造られました。江戸時代、武士(藩士)は、学問と武術の鍛錬を毎日行ってきました。毎日勉強漬け、あるいは仕事漬けで疲れてしまうのは、今も昔も同じです。
そんな疲れた心と体を癒すために造られたのが、偕楽園です。ゆったりした気分でのんびり落ち着いたデートをするのにはうってつけの場所と言えるでしょう。
偕楽園といえば、梅の名所と知られています。100品種、3000本もの梅が咲き誇る光景は息を呑まずにはいられません。ふんわりと香る梅の花とともに、顔もほころびます。偕楽園にいつ行くかと聞かれれば、やはり、春先の梅の季節が一番です。ですが、偕楽園の魅力は、春だけではありません。秋には、700株を超える萩の花が咲き乱れます。さらに、春や秋といわずに、一年中楽しめる空間があります。それは、竹林です。
実は、偕楽園には「陰」と「陽」の2つの世界観があります。梅や萩は「陽」、そして竹林が「陰」を表しています。暗く静かな「陰」の空間である高く伸びた竹林は、空を覆い、静かな雰囲気で心が落ち着きます。その竹林を歩いていくと、その先に、見事に咲き誇る梅や萩が広がる「陽」の空間が待っています。静かで落ち着いた雰囲気と、暖かく賑やかな雰囲気を同時にのんびりと楽しめるのが偕楽園のデートのポイントです。
日本庭園といえば、池がつきものです。「日本三大名園」の兼六園にも後楽園にも池がありますが、偕楽園にはありません。実は、隣にある湖を池に見立てています。いわゆる借景です。偕楽園は高台にありますので、1周3キロほどの湖を見下ろすことができます。梅や桜だけでなく、外の世界の広がりを感じることができ、のびのびとした気分になれます。
ちなみに、この千波湖へは、偕楽園から歩いて行くことができます。偕楽園を堪能したあと、さらに千波湖まで足を伸ばしてみることもおすすめです。千波湖には白鳥が何十羽もいて、間近に見ることができます。これも偕楽園のデートのポイントです。
とにかくのんびりとデートをしたい。そういうときは、「のんびりすること」を目的として造られた偕楽園でデートしてみてはいかがでしょうか。
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※情報は変更等がございますので、必ずおでかけされる前に公式サイトなどでご確認いただきますようお願いいたします。
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