成婚コンシェルジュによる婚活支援サービスを展開する株式会社パートナーエージェント(本社:東京都品川区、代表取締役:佐藤茂、以下パートナーエージェント)は、25~39歳の未婚男女2,000名を対象に、親が婚活・結婚に与える影響に関するアンケート調査を実施いたしましたので、その結果を発表いたします。
<調査背景>
2014年を迎え、「今年こそは婚活/結婚しよう」と考えている人も多いのではないでしょうか。実際、1月は婚活支援サービスへの問い合わせが増える時期でもあります。その背景として、年末年始に帰省した際、親から「そろそろ結婚を考えてみてはどう?」と言われるなど、婚活/結婚を促されたことが要因の1つにあると考えられます。そこで婚活について、親がどれくらいの影響を与えているのか、その実態を調査してみました。
2014年、3割が「婚活を始める」「始めるかもしれない」
現在婚活中を含めれば婚活に前向きな人は約4割!
2014年という新しい年を迎え、「始めようと思っている」は9.8%。「すでに婚活をしている」(7.3%)、「始めるかもしれない」(20.1%)と合わせて、約4割の未婚男女が婚活に前向きな気持ちでいることが分かりました。
性・年代別で見てみると、特に30~34歳の女性は婚活意欲が高く、「始めようと思っている」(14.1%)、「始めるかもしれない」(24.0%)となり、38.1%が2014年からの婚活に意欲的という結果になりました。また、現在婚活中の人(10.5%)も含めると、約半数(48.6%)の方が何らかの形で結婚に向けての意向を示していることが分かりました。
婚活を始めるキッカケ、39.3%が「親のことを考えて」
続いては、婚活に前向きな回答者に「始めよう」と思ったキッカケを尋ねてみました。回答が多かったキッカケは「家族がほしいから」(43.3%)、「親のことを考えて」(39.3%)、「適齢になったから」(35.4%)という順でした。「家族がほしい」「子供がほしい」といった前向きな理由で、自発的に婚活を始める人が多いことが伺える結果となりました。
一般的に「友達の結婚式に参列して」「年賀状で旧友の家族写真を見て」なども、結婚を意識するキッカケになると言われていますが、本調査では「友人、知人から影響を受けたから」と答えた人は21.8%にとどまりました。友人からの影響と比べ、2倍近くの人が「親のことを考えて」と答えていることから、親の影響力の強さを伺い知ることができます。
複数回答可のこの設問、性別で比べてみると、選ばれた設問数は男性で平均1.9個、女性で平均2.5個でした。女性の方が「子供がほしいから」「生活を安定させたいから」「老後や親の介護などに不安があるから」といった項目で男性の回答率を大きく上回り、女性は複数のキッカケがあって婚活を始めていることが分かりました。
また、男性の回答率が女性を上回った項目は「経済的な余裕ができたから」「時間的な余裕ができたから」「アベノミクスで景気がよくなりそうだから」の3つとなり、時間やお金が男性の婚活のキッカケにより多く影響をあたえていることが分かりました。
約半数の人は「結婚相手」を選ぶ際、親の意向も考える
親の影響は婚活を始めるキッカケになるだけでなく、その後の婚活や結婚においても、多かれ少なかれ影響してくると考えられます。どんなタイミングで、どれくらい親からの意見が影響を与えるのでしょうか。
親の意見が「とても影響する」「影響する」と答えた割合(=影響率)が最も高かったのは、やはり「結婚相手」で48.3%でした。ただ、「結婚相手」を決めるときに限らず、「お見合いする相手」(42.2%)、「交際する相手」(41.3%)にもある程度影響を与え、また、婚約後に「結婚式の内容」(42.5%)、「結婚式の予算」(43.6%)、「結婚後の新居」(43.0%)を考えるときにもある程度、親からの意見が影響することが見て取れる結果となりました。
20代男性は女性以上に「親の期待に応えたい!」意志が強い傾向
回答を性・年代別に詳しく見ると、特に25~29歳男性において、全10項目中6項目で親の影響率が最も高く、親からの意見が影響力を持っていることが分かりました。
その中でも、特に目立ったのは「交際する相手」「交際方法(デートの内容など)」への影響です。「交際する相手」を決める段階において、全体の影響率が41.3%だったのに対して20代男性は53.0%、「交際方法(デートの内容など)」については全体の影響率29.0%に対して20代男性40.2%と平均値よりも11ポイント以上高い結果となりました。
「結婚・婚活について、親に伝えたい一言」
本調査では最後に「結婚・婚活について親に伝えたい一言」を自由回答形式で聞きました。
以下、特に多かった一言をいくつかピックアップしてご紹介します。
●親の期待に応えたい!
「いい人がいればなるべく結婚して、早く安心させたいです」
「安心させてあげる、孫を見せてあげるから待っててね」
●親からもらった愛情を次の世代につないでいきたい!
「受けた恩を子に繋げていきます」
「幸せになって、安心させるからと。ここまで育ててくれた事を感謝します」
●心配かけてごめんなさい
「三十路の未婚でごめんなさい…」
「普通の親が経験する幸せをまだ経験させてあげられなくてごめんなさい」
「私もそろそろ幸せになりたいけど、嫁にいった後がとても心配です」
●これからもよろしくお願いします!
「なんでもいいから人生の先輩としてアドバイスをしてほしい」
●静かに見守ってほしい
「本人は泣きそうな程必死に頑張っているのだから、親からはこれ以上何も言わないでほしい」
「心配だろうけど、あれこれ口出ししないで見守って欲しい」
●いつもありがとう
「内心、心配だろうけど『あなたが幸せならそれでいいのよ』っていつも言ってくれてありがとう」