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QOM総研

vol.111

20代女子の6割が「お母さんのような母親になりたい」
でも「家事・育児を全部やろうとする」「自分のことを疎かにする」ところは見習いたくない
~“手作り神話”からは脱却できず。54.1%が「手作りに憧れがある」~

成婚率にこだわる婚活支援サービスを展開する株式会社パートナーエージェント(証券コード:東証マザーズ6181、本社:東京都品川区、代表取締役社長:佐藤茂、https://www.p-a.jp/、以下パートナーエージェント)は、20~29歳の未婚女性1,840人に対して「家庭内での母親の役割」に関するアンケート調査を実施いたしました。

<調査背景>
今年の母の日は5月13日(日)です。すでに母の日に向けてプレゼントを購入したり、家族で食事をする計画を立てている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
家庭の中での母親の存在は、とても大きなものです。特に娘にとっては、やがて自分がお母さんとなったとき、自分の母親の姿がひとつの指標となります。
家事・育児をこなしながら仕事をして、自分自身の人生よりも家族を優先して休みなく働き続けるお母さんもいます。そんなお母さんを見て育った娘たちの中には、「自分もお母さんのようになりたい」と思いながらも、「お母さんのようにできるのだろうか」と心のどこかで不安を感じている方もいると思われます。
母の日にちなんで、これから母親になっていく20代独身女性たちに、理想の母親像について聞いてみました。

今年の母の日には、20代女性の44.6%が「プレゼントを贈る」

Q.今年の母の日に予定していることを教えてください。(n=1,840) ※ 必須回答・複数回答可
まずは、母の日に向けて20~29歳の独身女性が予定していることについて聞いてみました。
最も多かったのは「プレゼントを贈る」(44.6%)、続いて「花を贈る」(19.5%)、「一緒に食事をする」(16.5%)という結果 になりました。

グラフ1

「お母さんのことがとても好き」81.5%、「お母さんのようになりたい」59.0%

Q.お母さんのことが好きですか?(n=1,840) ※ 必須回答
Q.お母さんのような母親になりたいと思いますか?(n=1,840) ※ 必須回答
今年の母の日は、6割以上の人が何らかの形で母親に感謝を伝える予定でいることが分かりました。彼女たちはお母さんのことをどう思っているのでしょうか。
「お母さんのことが好きですか?」という質問に対して、「お母さんが好き」と答えた人は81.5%でした。また、「お母さんのような母親になりたいと思いますか?」という質問に対しては、59.0%が「お母さんのような母親になりたい」と答えています。
グラフ2

母親世代、6割以上が「子育て」「料理」「掃除」は母親の仕事

Q.子育てをしていた期間のあなたのお母さんについて、それぞれあてはまるものをお答えください。
(n=220) ※ 必須回答
20代女性たちの母親は、子育てしていたとき、どんなお母さんだったのでしょうか。将来結婚して子どもを持ちたいと回答した20代独身女性220人に、自分たちが子どものころの母親の状況について答えてもらいました。
今から10~20年前の家庭内での家事・育児の役割分担としては、「子育て(65.9%)、「料理」(76.0%)、「掃除」(75.0%)はおおよそ母親の仕事であったようです。
また、専業主婦(45.4%)と共働き(46.8%)はほぼ同率となっています。このころからすでに働く母親が増え始めていたことが分かります。
グラフ3

20代独身女子、 「子育て」「料理」「掃除」は家族で分担したい
「手作りに憧れがある」54.1%

Q.結婚して子どもができた場合のあなた自身の考えについて、それぞれあてはまるものをお答えください。
(n=220) ※ 必須回答
続いて20~29歳独身女性が将来結婚して子どもを持ったときに、どんなお母さんになりたいかについて調査した結果を見てみましょう。
先ほどのグラフでは、旧来からの母親観・家庭観を記した赤「左に近い」やピンク「どちらかといえば左に近い」が多かったのに比べ、こちらは全体的に現代的と思われる母親観・家庭観を記載した水色「どちらかというと右に近い」や青「右に近い」が多くなっています。
その中でも特に、「子育て」(66.4%)、「料理」(60.4%)、「掃除」(64.6%)については、どれも「家族で分担したい」という答えが6割を超えました。
グラフ4
また、54.1%が「手作りに憧れがある」と回答しています。母親の世代と比べて、家庭内での家事・育児の役割分担については考え方が変わってきているのに対し、「手作りが良い」という考え方にはそれほど変化がないようです。

お母さんの見習いたいところ「料理」「手作り」
見習いたくないところ「全部自分でやろうとするところ」
「自分のことを疎かにするところ」

Q.あなたのお母さんの家庭内の役割における「良いと思うところ、見習いたいと思うところ」
または「あまり良くないと思うところ、できれば見習いたくないと思うところ」について教えてください。
(n=220)
最後に、お母さんの「良いと思うところ、見習いたいと思うところ」と、「あまり良くないと思うところ、できれば見習いたくないと思うところ」について、それぞれ回答してもらいました。


お母さんの家庭内の役割における「良いと思うところ、見習いたいと思うところ」

・家族のために動くところ(27歳・女性)
・家事などはすべて自分でやっていた(29歳・女性)
・料理や掃除をきちんとしていた。たまにおやつを手作りしてくれた。ほぼ毎日お弁当をつくってくれた(26歳・女性)
・手の込んだ料理を毎日つくってくれる。パパッと冷蔵庫の中を見て料理が思い浮かぶ(24歳・女性)
・おせち料理やちらし寿司など、節目の料理をつくってくれた(22歳・女性)
・出来るだけオーガニックの素材で手料理をつくってくれること(23歳・女性)
・手作りが得意で、時間をかけて心を込めた調理や、家族の衣服まで修理してくれる女性らしいところ(24歳・女性)
・フルタイムで働いているのに、手作りの漢字ドリルを作成し、毎日添削もしてくれた。また、学習教材の添削も毎日欠かさずしてくれ、週末にはその週の間に正解できなかった問題を正解するまでヒントを出したりして、理解できるよう手伝ってくれた(27歳・女性)
・お父さんに献身的であるところ(21歳・女性)
・父をたてるところ。そのお陰で父は不自由なく働けていると思う(27歳・女性)
・仕事と子育てを両立できていたこと(24歳・女性)
・家事をほぼ全て行ってくれているところ。仕事も始めて両立しているところ。新たに学校に通って学び、資格を取ったところ(21歳・女性)
・人生謳歌している、趣味がある、家事ができる(24歳・女性)

全体的に多く見られたのは「料理」「手作り」といったワードでした。おいしいご飯をつくったり、子どものものを手作りしたりといった点を、娘たちは見習いたいと思っているようです。また、家事・育児だけでなく、仕事や趣味などを両立する姿に好感を持つといった意見も散見されました。



お母さんの家庭内の役割における「あまり良くないと思うところ、できれば見習いたくないと思うところ」

・全部自分でやろうとするところ(20歳・女性)
・何事も手を抜かない(26歳・女性)
・家事に手間をかけすぎるところ(29歳・女性)
・忙しくて遅くまで起きていたりすること(22歳・女性)
・あまりにも家族優先で自分のことを疎かにするところ(23歳・女性)
・自分の身体を考えていないところ(29歳・女性)
・自由がなかった(27歳・女性)
・姑にこき使われているところ。かわいそう(26歳・女性)
・料理も分担したい(20歳・女性)
・父親の言いなり(22歳・女性)
・仕事優先(28歳・女性)
・家事をあまりしない、料理がおいしくない(25歳・女性)
・休日は自分が寝て、父に家事を押し付けていた(25歳・女性)
・パートに出て家計を助けて欲しい(25歳・女性)
・社会に出て働くべき(27歳・女性)

家の中のことを何でもみんなやってしまう、頑張りすぎてしまう――といった母親の姿は、できれば見習いたくないという回答が多く見られました。確かに完璧な母親は家族にとってはありがたい存在なのかもしれませんが、実際に自分がそんな母親になることを考えると重荷に感じてしまうのかもしれません。



今回の調査結果を見ると、20代の独身女性たちは、「お母さんが好き」「お母さんのような母親になりたい」と思いつつも、自分が家族を持ったら家庭内のことは家族で助け合い、分担したいと考えているようです。母親の世代では当たり前だった「家事・育児、家庭内のことは母親の仕事」といった価値観にとらわれずに、これからの時代に合った一歩先に進んだ「お母さん」を目指していってほしいものです。

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