QOM総研

vol.5

実は流行りらしい「お弁当作り」。節約?エコ?
いま注目されている「弁当男子」について
〜30代未婚男女に聞きました。お弁当を作ってほしいタレントに男女が求めるものとは?〜

<調査背景>
以前はピクニックや運動会など家族や友人との行楽の主役だった弁当。しかし今、自分用の弁当作りがひそかなブームらしい。最近では機能的な弁当箱や水筒など、「弁当持参組」に向けた商品も店頭で見かけることが多く、さらには自分用の弁当を作って持参する「弁当男子」なる言葉も流行りはじめ、注目度が高まっている。
そこで、結婚相談所や結婚相手紹介サービスを展開する株式会社パートナーエージェント(新宿区・代表取締役 佐藤 茂)では、30代の未婚男女461名に向けて「弁当作りおよび弁当男子に関する意識調査」を実施した。

男性の6割、女性の9割が「自分用の弁当」を作った経験

まず、自分用に弁当を作った経験があるかどうか聞いてみたところ、男性の58%、女性の92%が「自分用に弁当を作ったことがある」と答えた(図1)。

ただその頻度となると回答は若干分散するものの、男性の41%、女性の68%は少なくとも月に数回は弁当を作っており、自分用の弁当作りが浸透していることがうかがえる(図2)。

「自分のための弁当作り」の動機は、男女の違いが表れる

また、自分のために弁当を作る動機を聞いたところ(複数回答)、男女共に「節約のため」が圧倒的多数で1位と、世相を反映する結果となった。しかし、2位は女性が「健康のため」なのに対し、男性は「料理が好きだから」と回答しており、弁当作りを「現実・日常」と捉える女性と、趣味の要素が強い男性との違いが見て取れる(図3)。

「弁当男子」の認知度

このように男性にも浸透していると言える「弁当作り」だが、最近のキーワードとして「弁当男子」という言葉がある。自作の弁当を職場などに持参する男性の事を指すのだが、実際に身の回りに「弁当男子」はいるのだろうか?
「あなたの周りに弁当男子はいますか?」と聞いたところ、女性では20%、男性では27%が「いる」と回答した(図4)。ここで男性に「いる」との回答が若干多く見られるのは、男性の多い職場の方が「弁当男子」が多いのかもしれない。

「弁当男子」はモテるのか?

では、その「弁当男子」に対しての周囲の評価はどうだろうか?
「弁当男子をどう思うか?」との問いには、男女ともに約30%が「好ましい」と回答し、「すごいと思う」「うらやましい」を含めると、男性は75%、女性は88%が好意的な評価をしている(図5)。料理の出来る男性はモテる・・・・と言われて久しいが、弁当男子も同様に女性からの評価は高いようだ。

恋人から弁当を作ってもらった女性の意見

弁当男子が概ね女性から好感を持たれている事は分かったが、それでは実際に恋人からお弁当を作ってもらった女性の意見を聞いてみよう。
アンケートでは、男性の21%、女性の24%が「彼女に作ったことがある」「彼氏に作ってもらったことがある」としているが(図6)、それについての感想を自由記入で回答してもらったところ、一部ユニークな回答があったものの、概ね「驚いた」「嬉しかった」というものが多かった(表1)。

弁当を作ってもらいたいタレントランキング

男女別で「お弁当を作ってもらいたいタレントは?」と質問したところ、ランキングは以下の通りとなった(敬称略)。選んだ理由として男性は「可愛いから」「好きだから」「ファンだから」と自分の好み優先で回答したのに対し、女性はテレビ番組などを見て「料理が上手だから」「アイデア料理を作ってくれそう」「美味しそうだから」と、実利優先での選択となっている。弁当作りの動機同様、ここでも「ロマンを求める男性」と「現実主義の女性」のギャップが垣間見える。

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