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vol.55

“構わない化”が進むアラサー世代の夫婦観
8割強が結婚してメリットありと感じている!!
~「食事は外食/別々」「掃除は気になったとき」「マイホームは賃貸」でもOKな夫婦増加中~

成婚率にこだわる婚活支援サービスを展開する株式会社パートナーエージェント(証券コード:東証マザーズ6181、 本社:東京都品川区、代表取締役社長:佐藤茂、https://www.p-a.jp/、以下パートナーエージェント)は、「アラサー世代の結婚観・夫婦観」に関するアンケート調査を実施いたしましたので、その結果を発表いたします。

<調査背景>
「結婚するとライフスタイルが変わってしまう」「自由な時間がなくなる」など、結婚すると束縛が多くなるという理由から、「結婚するメリットを感じられない」と結婚することに後ろ向きになっている人も多いのではないでしょうか。
けれど最近では、「共働き」「共家事」する夫婦が増えてきています。「平日は時間が取れないので、晩ご飯は手作りでなくお総菜を買ってくる」「週末はお互いに、職場の仲間との予定が入ったから別行動」といったように、共働き・共家事する夫婦たちが負担の少ない夫婦の在り方を探り、従来よりも束縛の少ない夫婦が増えていてもおかしくありません。
そのように共働き・共家事が普通のことになってきたアラサー世代の夫婦は、どのような結婚観を持っているのでしょうか。シニア世代の結婚観とも比較することで、アラサー世代夫婦の結婚観の特徴を調査してみました。

アラサー夫婦は「共稼ぎ」(43.8%)で「家事を分担」(65.2%)
夫婦関係はより対等に

Q.結婚や結婚後の家庭生活に関して、あなたの考え・価値観を教えてください。(n=552)※ 必須回答
本調査では、アラサー世代(28~32歳)の既婚男女とシニア世代(60歳以上)の既婚男女を対象に、各世代の結婚時の考え・価値観について調べてみました。
まず「夫婦で共稼ぎするべき」という考え方について、「当てはまる」※と答えたのは、アラサー世代の男性で46.3%、女性では41.3%となりました。シニア世代の男性(28.2%)と女性(26.8%)より高い結果となっています。
※「当てはまる」=「とても当てはまる」「やや当てはまる」の合計
「当てはまらない」=「あまり当てはまらない」「まったく当てはまらない」の合計(以下、同)

グラフ1
続いて「夫婦で家事を分担すべき」という考え方については、アラサー世代の男性は63.7%で、女性は66.6%。こちらもシニア世代の男性(52.1%)と女性(59.4%)を上回りました。

グラフ2

アラサー夫婦で、衣食住の“構わない化”が進む

それでは結婚してからの生活面については、アラサー世代とシニア世代とで価値観の違いはあるのでしょうか。「衣服」「食事」「住居」といった生活スタイルに関する考え方をそれぞれ質問してみました。
その結果は次のとおりです。「服はそれぞれが自由に選んで購入して構わない」という考えのみ、アラサー世代よりシニア世代で賛同者が多くなりましたが、それ以外の「食事は夫婦で別々に食べても構わない」「食事は中食や外食が多くなっても構わない」「マイホームを購入せず、賃貸でも構わない」「掃除は気になったときにする程度で、定期的にしなくても構わない」といった考え方については、シニア世代よりアラサー世代で支持率※が高くなりました。
※支持率=「当てはまる」-「当てはまらない」。プラスの場合は賛同者の方が多く、マイナスの場合は反対者の方が多い。

グラフ3
グラフ4
結婚したら「夫婦で一緒にご飯を食べる」「食事は手作りの方がいい」「結婚したら一戸建て」「定期的に掃除して住まいをきれいに」といった考えを持つ夫婦はアラサー世代でも主流のようです。それでもシニア世代が結婚した当時の結婚観・夫婦観と比べると、そうした「夫婦はこうあるべき」といった理想に縛られるのではなく、自然体でいられる夫婦の在り方で構わないと考えている夫婦が増えてきていることが分かりました。

結婚しても縛らない。事前連絡すれば自由行動を認める夫婦が半数以上

Q.あなたは普段、配偶者とコミュニケーションを取るのに、どんな手段を使っていますか?(n=2,200) ※必須回答・複数回答可
また、「結婚すると自由な時間がなくなる」という理由から、結婚に前向きになれない人も多いようですが、アラサー世代夫婦の実態はどうなっているのでしょうか。
実際のところ、「平日の夜は事前に連絡さえすれば、自由に飲み会などに参加しても構わない」と「休日は事前に連絡さえすれば、自由に配偶者と別行動を取っても構わない」で共に、半数以上が「当てはまる」と答えました。特に男性よりも女性の方に「当てはまる」人が多くなっています。

グラフ5

自由になるのは時間だけではないようです。「自分の趣味にかけるお金は、配偶者の許諾を得なくて使っても構わない」と考えるアラサー世代の割合を調べてみたところ、結婚しても自由に使って構わないと考えている夫婦が、賛同できない夫婦の割合を若干上回る結果となりました。

グラフ6

婿入りもアリな夫。実家付き合いはナシな妻

続いて、実家との付き合い方の意識を調査してみました。
まずは、姓について。「配偶者の戸籍に入り、相手の姓を名乗っても構わない」に「当てはまる」アラサー世代の女性は70.3%。男性も31.9%が「当てはまる」を選び、「当てはまらない」の29.7%を上回る結果となりました。

グラフ7
さらに「配偶者の実家に住み、義父・義母と一緒に生活しても構わない」という考え方については、「当てはまる」は少数派ではあるものの、女性(13.0%)よりも男性(22.4%)で「当てはまる」が多くなりました。

グラフ8
逆に「配偶者の実家にはあまり顔を出さなくても構わない」という考え方では、男性(19.6%)より女性(38.4%)の方が「当てはまる」割合が高くなりました。

グラフ9

結婚して8割強がメリットを感じていた!
独身時代よりも「幸せを感じる」新婚カップルは57.2%

Q.結婚したことで、独身時代よりも改善したとあなたが感じることは何ですか。(n=552)※ 必須回答・複数回答可
このようにアラサー世代夫婦の結婚観について調べてきましたが、そもそも「結婚して良かった」と感じている夫婦はどれくらいいるのでしょうか。
アラサー世代は「幸せを感じる度合い」が改善したと感じた割合が最も高く、57.2%となっています。
続いて「食生活」(36.2%)、「住環境の快適さ」(28.3%)と日々の生活の改善を感じる割合が高くなっています。結婚してよくなったことが「特にない」と回答したのは17.0%。83.0%の夫婦が結婚したことで何らかのメリットを感じているようです。

グラフ10

結婚して「幸せを感じる」「安心・安定」「家族ができた」

Q.あなたは、結婚してどんなことが良くなったと感じていますか。(n=412)
実際に結婚してよかった人たちは、どのようなところが良くなったと感じているのでしょうか。寄せられた主な回答は次のとおりです。

【幸せを感じる】
・毎日が幸せ
・気持が平和になった

【安心・安定】
・頼れて安心出来る存在がいつも側にいることで精神的に安定した
・帰ってきて家の電気がついていること、温かいご飯があること

【家族ができた】
・自分の帰りを待っている家族が出来たことで幸せを感じる
・妻や子供と過ごす時間に幸せを感じる
・結婚前は家では基本ひとりでいたが、結婚後は毎日顔を合わせて話をする時間があること。同じテレビを見て一緒に笑えること
・子供が産まれた。子供がいることで大きな幸せを感じる

【生活面が良くなった】
・規則正しい生活健康を考えた食生活
・体調管理をしっかりするようになった
・毎日おいしいご飯が食べれるようになり、掃除や洗濯も分担してやるので全部自分でやらないでよくなった
・結婚する前は食事をまともに食べるという事がなかったので、結婚してからは家族と一緒にバランスがとれた食事をするようになったので良かったと感じています
・生活全般が改善した。特に食生活が改善した

【経済面が良くなった】
・金銭的に楽になった
・金銭感覚が養われた
・家賃や光熱費を一人で負担するわけではないので、精神的なゆとりができた
・広い家に住めるし家電製品も性能のいいものを使える

【その他】
・配偶者の家族がとても仲が良く、親戚付き合いも良いため、色々な集まりごとに参加できて楽しい
・共同生活をする上で話し合いや譲り合いが必要なため、精神面の成長があった
・今まで1人でやっていた事を2人で出来るのでとても助かっている
・実家のしがらみを断ち切れて、自由に自分の考えや意見を述べられるようになったところ
・日常の話し相手ができたので、頭の回転がよくなったし、ストレスも解消しやすくなった

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