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成婚ストーリー

成婚ストーリー

成婚コンシェルジュが見守った、会員様の実話エピソード集

パートナーエージェントで実際にご成婚された会員様の実話をもとにした素敵なエピソードをご案内します。

第103話

「裏読みと真心」

プロフィール

春奈さん(仮名)

心配性で相手の言動を裏読みしてしまう。その結果、行き違いになることが多かったが…

30歳 滋賀県在住。趣味は、コーヒー・紅茶、写真、お菓子作り、手芸・編物・アクセサリー制作など...
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心配性で相手の言動を裏読みしてしまう。その結果、行き違いになることが多かったが…

30歳 滋賀県在住。趣味は、コーヒー・紅茶、写真、お菓子作り、手芸・編物・アクセサリー制作など。女性らしい容姿や振る舞い、趣味の持ち主で、入会後はすぐに多くの交際につながったが、それだけに自分にとってどの人が合っているのかわからなくなってしまった。真剣交際に進むも、すれ違いが多く一から活動することに。紹介数99名。コンタクト率70%。入会から8ヶ月で成婚退会へ。

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忠司さん(仮名)

歴史ある家の跡取り。両親との将来的な同居という条件が受け入れてもらえず…

31歳 滋賀県在住 趣味は、ドライブ、食べ歩き、DIYなど...
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歴史ある家の跡取り。両親との将来的な同居という条件が受け入れてもらえず…

31歳 滋賀県在住 趣味は、ドライブ、食べ歩き、DIYなど。代々続く家系の跡取り息子であり、次世代に繋いでいくための子供が欲しいという気持ちも強い。そのため、これまでも2つの結婚相談所で活動し数十人の女性と会ってきたが、それほどの家柄で同居という点がなかなか受け入れてもらえなかった。今度こそ運命の人に出会いたいという思いでパートナーエージェントに入会。紹介数195名。コンタクト率30%。入会から1年8ヶ月で成婚退会へ。

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ストーリー

「裏読みと真心」

相手の言動から真意を裏読みしては不安になる女性。成婚コンシェルジュのアドバイスをきっかけにお相手の真心に気づく

心配性な2人
大和撫子という言葉がぴったりの春奈は、多くのお見合い申し込みを受け、真剣交際まで進んだお相手もいた。しかし元来心配性なところがあり、お相手の言動に対して「この人は私に興味がないのでは?」「この言葉の真意は?」と、行動する前に考え込んでしまい、気持ちがすれ違ってしまうことが多かった。
成婚コンシェルジュの浅倉は、そんな心配性な春奈に対して、敢えて同じくらい心配性な忠司を紹介しようと考えた。思考回路の似ている二人なら、相手の考えていることを理解しやすく通じ合えるのではないかと思ったのだ。
裏読みしていたのとは違う真意を知る
しかし、お見合いを終えた2人の反応は正反対だった。忠司は、「今まで会った女性と違い春奈さんとは自然体で話せた」と、すぐに交際の申し入れをしてきた。一方の春奈は交際の申し入れは受けたものの、最初のデートの後すぐに浅倉に不安をぶつけてきた。
「結婚観を質問したのに、忠司さんは『まだ、わからない。進みながら考えていくものだと思う』って言うんですよ。婚活しているんだから結婚生活のビジョンはあって当たり前じゃないですか?それに、デート終わりにお別れの挨拶をしたら、サッと踵を返して帰ってしまって。私は、姿がみえなくなるまで見送っているのに、冷たい人だと思いました」などとデートで感じた不安を打ち明ける春奈に対し浅倉は言った。
「春奈さん、お相手が何を考えているかわからないと不安ですよね。でも、忠司さんの言動の裏には忠司さんなりの意図があるかもしれないですよ。わからなくて不安なら、忠司さんに直接聞いてみるのが一番じゃないですか?」
春奈は、浅倉のアドバイスに従って不安な気持ちを忠司に伝えた。すると「結婚観は、一方的な考えを伝えるよりも二人で一緒に考えていきたい。お別れの挨拶の後は、まだ2度しか会っていないのに、じっと見送られたら気持ち悪がられないかと心配だった」との答え。お相手の真意はきちんと確認しなければと実感するとともに、もう少し忠司について知りたいと思い始めるきっかけとなった。
素直な結婚観が溶け合った日
春奈への好意が高まっていた忠司は、2度目のデートを計画するにあたり、浅倉に相談を持ち掛けた。これまでの婚活でいつも妨げになっていた「将来的な両親との同居」という希望を、どうやって春奈に伝えたらいいかという相談だった。それに対し浅倉は、まずは春奈が結婚生活で大事にしたいことを受け入れた上で忠司が大事にしたい同居の話をすることをアドバイスした。
デート当日、日中に2人の共通の思い出の場所を訪れたことで子供時代の話に花が咲き、二人の距離は急速に近くなった。その流れで夕食時にはお互いの家族や結婚観の話になり、忠司は浅倉のアドバイス通り春奈の大事にしたいことを尋ねた。
「私はモノづくりが趣味で、結婚後もできれば絵とか織物を続けていきたいんですよね」
「すごいですね!続けるべきですよ。織物ってどうやって織るんですか?」
自然と春奈の話に興味を持った忠司だったが、実は春奈の趣味の話をこんな風に前のめりで聞いてくれたのは忠司が初めてだった。
「忠司さんが大事にしたいのは、どんなことですか?」
「うちは歴史のある家で、僕は跡継ぎです。将来的には両親とも同居して家族も歴史ある建物も守っていきたいと思っています」
「素敵ですね!私は古いものや伝統のあるものが大好きです。代々家を守ってきたご両親を大切にしたいという気持ちも素敵だと思います」
「ありがとう!よかったら、今度うちの家を見に来ませんか?春奈さんにぜひ見てほしいです」
「ええ、ぜひ。楽しみにしています!」
お互いの大事にしたいことを正直に伝え合い、互いに受け入れることができたこの日、成婚に向けた歯車は大きく動き出していた。
裏読みせずに、伝わる真心
「春奈さんが大切にしていると言っていた機織り機、ここに置いたらどうかな?」
そこは、忠司の実家の敷地内にある大きな蔵だった。忠司から聞いていた通りの歴史と文化を感じる佇まいの屋敷や蔵が素敵であることはもとより、春奈は忠司が自分の話を真剣に受け止め考えてくれていたことが一番嬉しかった。こんなに自分のことを考えてくれる人は他にはいない、そう思うと春奈の目からは温かい涙が溢れていた。
冷たい人?いいえ、一番温かい人
そこからはあっという間だった。お見合いから2ヶ月足らずで、二人は成婚退会を決めた。始まりこそ、忠司の方が春奈にベタ惚れだったが、成婚退会のときには春奈も優るとも劣らない惚れようだった。
「初めてのデートのとき、『見送ってもくれない冷たい人』なんて言っていましたけど、ちゃんと真意を確認するようにアドバイスくださった浅倉さんのおかげです!忠司さんみたいに温かい人いないですよね」
そんなことを言いながら、終始手をつないで笑い合う。そんな2人を見ていると、浅倉も自然と心が温まっていくのを感じた。
成婚につながる活動術専任の成婚コンシェルジュからのアドバイス

先入観で決めつけない。相手の真意がわからなければ必ず確認してから判断しましょう。

出会って間もない頃というのは、お相手の性格や考え方はなかなか掴めないものです。お互いにこれまで違った環境で育ってきたお相手なのですから、理解できないところがあって当たり前です。そんなとき自分の想像だけで、「こういうことを言う人は、こんな人だろう」「この行動の裏には、こんな考えがあるに違いない」と決めつけてしまっては、お相手の本質を知ることはできません。まずは先入観なしでお相手と向き合うこと。そして理解できないことがあれば、直接お相手に真意を聞いてみることをお勧めします。
どうしても直接は聞きづらいこと、言いづらいことがあれば、もちろん私たち成婚コンシェルジュを通して聞いていただいても構いません。どのように聞けば角が立たないかといったご相談も歓迎です。お相手の言動の意図をしっかり確認し理解しあった上で、自分の考えや価値観と合うかを判断するという、一歩踏み込んだコミュニケーションを大切にしてみてください。

成婚コンシェルジュ

浅倉 Asakura

考え方の違うお二人が良い関係を築けるように、見守り、ベストなタイミングで背中を押すことを大切にしている。

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