結婚相談所で結婚目前！ 婚約指輪はどうする？｜指輪の選び方と渡し方

1.プロポーズのタイミングで指輪を用意すべき？

一般的に、婚約指輪はプロポーズの言葉とともに渡すのがよいとされています。しかし、近年は価値観の多様化もあり婚約指輪を用意しないケースも増加傾向です。はたして、結婚指輪はどのタイミングで用意すればよいのでしょうか。ここでは、プロポーズのタイミングで指輪を用意して渡すべきかについて解説します。

1-1 女性が指輪をいらないと思っているなら無理に渡さない

婚約指輪を渡すかどうかは、交際中の女性の気持ちを優先して判断することが大切です。もし、女性が欲しいと思っている場合は、渡してみましょう。女性のなかには、「結婚指輪だけで十分」「婚約指輪よりも実用的な時計やアクセサリーのほうが欲しい」という人もいます。婚約指輪とはいっても、決して安いものではありません。婚約から結婚までの比較的短い期間にしか身に着けない指輪よりも、思い出に残る婚前旅行や新婚旅行のために使って欲しい女性もいるはずです。

堅実、かつ現実的な女性であれば、結婚後の生活のために貯蓄へと回すべきと考える女性もいるでしょう。このように、お相手の女性が婚約指輪を望んでいるかどうかを、それとなく聞き出しておくことがおすすめです。

1-2 女性が欲しいと思っているなら購入を検討する

交際中のコミュニケーションのなかで、女性が婚約指輪を望んでいることがわかった場合は購入し渡したほうがよいでしょう。男性側の思い込みで、婚約指輪が必要かどうかを勝手に判断してはいけません。特に、婚約指輪を望んでいる女性と交際しているにもかかわらず、プロポーズ時に何も渡さないことだけはないようにしましょう。判断を間違ってしまうと、結果的に結婚が破談となり交際までもが終わってしまう可能性があります。また、改めて結婚相談所で相性のよい相手を探す必要が生じるため、婚期を遅らせてしまいかねません。

また、婚約指輪を渡すシチュエーションも重要です。事前に用意していた指輪を女性の目の前で箱を開けて初めて見せる定番のプロポーズを、交際相手が必ずしも望むとは限りません。なかには、一緒に選びに行き、ブランドやデザインなど気に入ったものを買ってもらうことを望む女性もいます。婚約指輪が欲しいかどうかと合わせて、そのような渡し方についても事前の情報収集が重要です。

2. 婚約指輪の選び方

交際中の女性と一緒にお店で選ぶのであれば、その場で希望を聞きながら購入できるため、失敗を防げます。しかし、アクセサリーに関する知識をまったく持たない男性が婚約指輪を一人で選ぶのは決して簡単なことではありません。ここでは、婚約指輪の選び方のポイントを詳しく解説します。

2-1 素材選び

指輪には、プラチナやゴールド、シルバー、ジルコニウム、チタンなどさまざまな素材が使われています。婚約指輪の定番の素材は、プラチナです。ゴールドには、ピンクゴールドやホワイトゴールドなどもあります。派手さを抑えつつ、かつ非常にかわいらしい色合いから、これらのゴールド系の婚約指輪を好む女性も少なくありません。また、金属アレルギーがある女性の場合は、アレルギー反応が出づらいチタンやプラチナ、ゴールドの素材から選ぶとよいでしょう。また、婚約期間だけではなく結婚後も身に着けたいのであれば、硬度の高いプラチナがおすすめです。

2-2 宝石選び

婚約指輪の定番の宝石といえば、やはりダイヤモンドです。無色透明な輝きは、純真さを象徴しているだけでなく、最高硬度で傷が付きにくい点も魅力といえるでしょう。また、希少性も高いため、一生涯の記念となる婚約指輪にはまさに最適な宝石です。ダイヤモンドは、婚約指輪のみならず多くの人から結婚指輪の宝石としても選ばれています。婚約指輪の定番は、ダイヤモンドとプラチナリングの組み合わせです。

ただし、宝石選びの際にも女性の好みは多岐にわたることを頭に入れておきましょう。なかには、ルビーやサファイヤなど色の付いた宝石を好む女性もいます。男性が女性のイメージに合わせて宝石を選んでもかまいませんが、やはり女性自身の好みを優先することが大切です。

2-3 ブランド

指輪に関しては、ブランドに強いこだわりを持つ女性もいるため、あらかじめ好きなブランドをリサーチしておくとよいでしょう。ただし、日ごろから身に着けているファッションや時計、アクセサリーのブランドと望んでいる婚約指輪のブランドが同じとは限りません。婚約指輪は、女性にとって特別なものとなるため、慎重なリサーチと確認が求められます。

婚約指輪のブランド例としては、アイプリモや銀座ダイヤモンドシライシ、4℃、ティファニー、カルティエなどが代表的です。婚約指輪については、女性向け雑誌で特集が組まれることも珍しくありません。男性は、普段あまりこの種の雑誌を手にすることはないでしょうが、結婚を視野に入れ始めたら積極的なチェックをおすすめします。

2-4 サイズ

一緒に店頭で選ぶのではなく、サプライズで婚約指輪を渡す場合は、女性の指輪サイズを調べるのに苦労するのではないでしょうか。交際中に、ペアリングの作成を提案し、その際に確認すると婚約指輪の購入時にも困ることがなくなります。交際から成婚までスピーディーに進み、ペアリングを作成する機会がない場合などは、一般的な女性の指輪サイズで作っておくのもよいでしょう。

女性の平均的な指輪サイズは8〜11号です。その間で、おおよその見当を付け婚約指輪を作成し、もし合わなかったら後日購入店に女性と一緒に出向きサイズ直しを行う方法もあります。サイズが合わない事態を避けたいのであれば、婚約指輪を一緒に選ぶ方法をとりましょう。

2-5 予算はどのくらい？

婚約指輪は、「給料3カ月分」が一昔前の目安でした。しかし、現代ではこの目安にとらわれる必要はありません。「ゼクシィ結婚トレンド調査2021」によると、婚約指輪の平均費用（全国推計値）は35万円です。首都圏は、やはり高く平均で38.6万円となっており、最も低いエリアは青森・秋田・岩手で29.7万円です。ただ、地域による差はあまりなく30万円台前半の婚約指輪を購入しているカップルが多いと認識しておいて問題ないでしょう。ただし、収入や資産など経済状況と相談し、無理のない範囲で購入し贈ることが大切です。

なかには、「婚約指輪のお返しをしなければ」という気持ちを抱く女性もいます。交際相手がそのような女性の場合は、気を遣わせてしまうため、あまりにも高額な婚約指輪を用意するのは避けたほうが無難です。予算を決定する前に、相手の女性の価値観なども把握しておくことをおすすめします。

2-6 購入する場所は？

交際女性が望む婚約指輪のブランドが定まっているのであれば、そのブランドのショップで購入します。複数のブランドから選びたいのであれば、婚約指輪を取り扱っているジュエリーショップが多く入っているデパートに行くとよいでしょう。ショップ間の移動もスムーズにでき、ブランドごとのデザインや価格が比較しやすいメリットもあります。一部の結婚相談所では、婚約指輪の購入に関する特典を受けることも可能です。提携ショップの割引サービスを用意しているところもあり、非常にお得に購入できるため、ブランドやデザインなどに問題がなければ利用を検討してみましょう。

3. 婚約指輪の渡し方

結婚指輪の購入後に待っている悩みが「渡し方」ではないでしょうか。男女双方にとって一生の思い出となりうるため、渡し方は慎重に考えたいところです。ここでは、婚約指輪の効果的な渡し方を紹介します。

3-1 サプライズをするなら相手をよく理解した上で

慎重に検討したいのが、サプライズをするかどうかです。ありきたりではない特別なプロポーズに憧れる女性は、少なからずいます。しかし、女性全員がサプライズ演出を望んでいるわけではありません。特に、フラッシュモブを利用したプロポーズは避けたほうが無難です。「ゼクシィ結婚トレンド調査2021」では、フラッシュモブをプロポーズに盛り込んだと回答したカップルは2019〜2021年まで3年間で1組もありません。コロナ禍であったことも影響している可能性はあるものの、2018年もわずか0.2%のカップルしか行っていないデータが出ています。

家族や友人の協力を得ながらの演出であれば、サプライズであっても女性が抱く抵抗感を抑えられるのではないでしょうか。その際には、家族や友人から相手の女性にサプライズの内容などが知られてしまわないような配慮が求められます。そもそも、相手の女性がサプライズを喜ぶ性格かどうかを慎重に見極めることが何よりも大切です。

3-2 ストレートな渡し方が無難

一生の思い出にもなりうる瞬間とはいえ、過剰な演出はせず、プロポーズの言葉とともに婚約指輪を渡すストレートな方法がやはり無難でしょう。確信のない状態で凝ったサプライズ演出をするよりも、リスクが少ないはずです。もちろん、演出の一切ないプロポーズだと、物足りなさを感じる女性もゼロではありません。このあたりも交際中に相手の性格や好み、希望などをさりげなくリサーチしておくことが求められます。

プロポーズ後に、婚約指輪を2人で選びに行く計画であれば、プロポーズリングの用意がおすすめです。プロポーズリングは、1万〜2万円程度が目安となります。あまり考えたくはありませんが、もし結婚を断られても婚約指輪を購入し無駄にしてしまうよりは安い出費ですむでしょう。

3-3 花束やプレゼントと一緒に

婚約指輪の渡し方の定番は、指輪が収められたケースを女性の目の前で開ける方法です。渡し方に工夫を加えたい場合は、花束を用意し一緒に渡す方法もよいでしょう。花束には、ロマンチックな雰囲気を作り出す効果が期待できます。さらに、ぬいぐるみやオルゴールに忍ばせ、プチサプライズとして渡す方法も選択肢の一つです。上手に演出できれば、指輪とともに渡したプレゼントも思い出の品として大切にしてもらえるでしょう。

4. 婚約指輪を渡す場所やシチェーション

婚約指輪を渡す場所や、シチュエーションも非常に重要です。プロポーズの際は、適切な雰囲気作りも欠かせません。事前準備や、シチュエーション選びも入念に行っておきましょう。ここでは、婚約指輪を渡すのに最適な場所について紹介します。

4-1 高級レストラン

「ゼクシィ結婚トレンド調査2021」によれば、非日常的な場所でのプロポーズを経験したカップルが非常に多くなっています。例えば、ホテルのレストランやテーマパーク、旅行先などです。高級レストランで豪華なディナーを食べているときのプロポーズは、選ぶ価値の高いシチュエーションとなるでしょう。レストラン側に事前に伝えておくことで協力も得やすくなります。高級レストランは、その場がすでに特別な雰囲気を放っているため、別途雰囲気づくりをしなくてもすむ点もメリットです。

4-2 夜景の見える場所

夜景の見える場所も、おすすめスポットの一つです。例えば、ホテルの最上階に位置するレストランやバー、見晴らしのよい場所、美しい夜景の見える場所などがプロポーズには最適でしょう。日帰りのドライブを兼ねて、そのような場所を選びプロポーズしてみてはいかがでしょうか。夜景は、ロマンチックな雰囲気作りに最適なシチュエーションです。できればプロポーズ前に、夜景が美しいデートスポットをリサーチし、一度実際に行って確認しておくことをおすすめします。

美しい夜景の見えるレストランやバーなどは、満席となる可能性もあります。できれば予約を入れておき、プロポーズが計画倒れにならないように入念な準備も必要です。また、野外で婚約指輪を渡すのであれば、落として紛失しないように注意しましょう。

婚約指輪の選び方と渡し方を事前に把握しておこう

結婚相談所で出会った女性にプロポーズする際は、婚約指輪を渡すかどうかの判断が重要です。なかには、婚約指輪を望まない女性もおり、プロポーズ後に2人で選びに行ったほうがよいケースもあります。婚約指輪の選び方や渡し方の失敗で、プロポーズを断られる可能性もゼロではありません。「パートナーエージェント」では、成婚コンシェルジュによる親身なサポートを提供していますので、不安な場合は一度相談ください。