結婚相談所を利用する人は残り物?偏見を持つのはもったいない
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結婚相談所を利用する人に対して、残り物である、恋愛ができない人であるなどと偏見を持つ人もいるでしょう。自分が偏見を持っていると、結婚相談所を利用したくても周囲の視線や意見が気になり、ためらってしまうものです。 偏見を気にして、出会いのきっかけを逃したり、出会う場所を限定したりと、婚活を妨げてしまうのはもったいないことです。 偏見を持つ理由やお見合い結婚に関する時代の変化、結婚相談所を利用するメリットや有効な利用方法を解説します。
結婚相談所を利用する人は残り物?
実際に、利用する人に対して「残り物」という偏見を持つ人は少なくありません。しかし、偏見を持つ人のほとんどは、結婚相談所を利用したことのない人です。結婚相談所を利用する人は増えており、結婚相談所で出会って結婚した人の割合も増加傾向にあります。 大手結婚相談所がCMやポスター、ウェブ広告などを打ち出したことで、身近なものになりつつあるのです。さらに、身近になったことや価格帯も広がったことで、20代でも利用する人が増えています。20代で結婚相談所を利用する理由は、年上の異性と結婚したいからだろうと考える人もいるのではないでしょうか。20代で登録する理由の多くは、両親を安心させたい、職場での出会いが見込めないために早い段階で婚活をはじめたというケースが目立ちます。残り物ではなく、計画的に結婚相談所を利用する人も多いということです。
残り物という考えが出てしまう背景
結婚相談所を利用する人に対する「残り物」という偏見は、「自分では結婚相手を探せないのだろう」という印象からつながることがあります。自分で相手を探せない人は、異性とのコミュニケーションを取れないのではと想像され、「モテない人」という偏見を持たれやすいです。また、仕事柄、異性との出会いがない場合も「モテない人」と判断して、残り物ではと考えてしまう人もいます。しかし、単に結婚の対象になる異性と出会えない環境にいるだけという人が多いのです。モテないという理由で利用するよりも、結婚したいという意思が強いために利用する人のほうが多いともいえるでしょう。
恋愛に慣れていない人が多いのは確か
結婚相談所を利用する人に対する偏見として、「モテない」というイメージを持つ人も多いです。実際に、結婚相談所を利用している人の中には、恋愛に慣れていない人もいます。ただし、恋愛に慣れていない人がモテないわけでもなく、劣っているということではありません。育った環境によっては、異性とのコミュニケーションが苦手な人もいます。 例えば、女子校や男子校に中学から高校までの6年間通っており、他校の生徒とも接触がなかった場合、異性との接しかたが分からない人もいるのです。また、異性の兄弟がいない場合も異性を前にすると緊張してしまう、時には「怖い」と感じる場合もあるでしょう。さらに、子供の頃から習い事に没頭していた、学生時代は部活動に集中していたなど、恋愛をしてこなかったケースもあります。
実際には恋愛に慣れていないだけ
モテない人とは、人間性に問題があり、異性と関わらない人を指します。例えば、極端にコミュニケーションスキルが低く異性同性問わず会話ができない、自分の世界を持っており人との関わりを避けるなどです。しかし、恋愛に慣れていない人の場合、事情は人それぞれ異なりますが、人間性とは無関係であるといえます。仕事が忙しいなど、プライベートな時間を取れなかっただけであり、そのぶん他の人に真似できないような実績や功績をおさめている人もいるのです。 また、職場は恋人がいる人や既婚者ばかりで外部との関わりもない内勤の場合、出会いも極端に少なくなります。加えて、仕事が忙しければ、合コンや友人の紹介など、異性と出会うきっかけも作れないケースもあるでしょう。職業の例を挙げると、パイロット、弁護士、医師などは、自分の時間を取りにくい場合が多いです。恋愛に慣れていないことは事実であっても、結婚に不適合である、人間性に問題があるとは言い切れません。結婚相談所では、日常では出会えない、高収入で地位のある職業の人たちと出会える可能性があります。
恋愛をせずに結婚する時代もあった
日常の中で出会った異性と、自由に恋愛をして結婚するようになったのは、昭和に入ってからのことです。昭和でも初期の頃は、結婚は家同士の関係が重要視されており、基本的には他人や親が決めた相手とのお見合い結婚が主流でした。昭和初期の段階で、結婚した人のおよそ70%がお見合い結婚であり、恋愛で結婚するほうが珍しかったのです。昭和40年代から徐々に欧米文化が浸透してきたことで、自由に恋愛をして結婚に至るケースが増えます。お見合い結婚が主流であった親世代からの反対を押し切って、好きな人と恋愛結婚をすることに憧れを抱く人も多かった時代です。お見合い結婚の割合も変わり、昭和40年代以降は自由恋愛による結婚が70%と逆転します。 昭和の時代には、女性が生活をしていくためには結婚をする必要がありました。しかし、女性の社会進出が進み、男性と同等に仕事をして生活に困らない程度の収入を得るようになり、「結婚しなければ生活できない」という考えはなくなっていきます。男性のほうも、「結婚して家庭を持つことが重要」とされる風潮がなくなり、結婚をしなくてもよいと考える人が増えたのです。恋愛も結婚も仕事も自由になったことはよいことであると考えられますが、反面、結婚できない人が増えています。結婚適齢期も不明瞭になりつつあり、インターネットサイトやイベントなど、異性と出会う方法も多種多様です。どのような人と出会い、いつ結婚をすれば幸せになれるのか、結婚に関する正解が分からない状態になっています。結婚の方法も自由になり正解が分からない状態の中で、昭和初期に主流であったお見合いが見直されている風潮があるのです。 お見合い結婚は、身元が保証されている人と出会えるだけではなく、仲人に相手を探してもらえることがメリットであるといえます。また、互いに結婚相手として見るため、交際に発展した場合にはスムーズに結婚に進めるのです。ただし、昭和の時代のようにはいきません。近所にお見合い話を持ってきてくれる人もおらず、会社の上司もセクハラ扱いされるため恋愛には口を出さないことが一般的です。現代でお見合いをする相手と出会える場所は結婚相談所であり、需要も増えています。お見合い結婚に対して見直されていることから、結婚相談所への偏見も減りつつあるのではないでしょうか。
結婚相談所を体験してみよう
残り物ではという偏見を持たれることを気にしてしまうより、実際に結婚相談所を利用してみましょう。入会をしなくても、無料相談や無料体験を受けられる結婚相談所はたくさんあります。気軽に相談所の雰囲気を確かめる方法として最適なのは、説明会への参加です。30分~1時間程度で、結婚相談所のサービス内容が分かる説明会を開催しているところもあります。説明会であれば、婚活をしている友人と一緒に行けるため、気軽に参加できるのではないでしょうか。実際に結婚相談所まで足を運ぶことが難しい場合には、インターネット上でマッチングシミュレーションを体験できるサービスを利用しましょう。大手結婚相談所は多くの会員のなかから条件に合う異性を紹介するシステムをとっており、システムの一部を実際に使用できるため、入会後の婚活の進めかたもイメージできます。 また、結婚相談所の最大の特徴は、1人で婚活を進めるのではなくコンシェルジュと二人三脚で婚活ができることです。実際につくコンシェルジュによる無料カウンセリングを行っている相談所は多く、訪問でのカウンセリングを受けつけているケースもあります。ほかにも、簡単な質問に回答するだけで相性のよい異性のタイプを知ることができるサービスもあり、ゲーム感覚で無料体験を楽しめるのです。多くの結婚相談所では、実際に登録している会員を紹介してくれるケースが多く、紹介された会員を気に入った場合には入会してお見合いを申し込むこともできます。
結婚してから恋愛するケースも
結婚相談所で出会った場合、恋愛結婚と比較をすると交際期間が短いため、好きでもない相手と結婚をすることになると感じる人もいるでしょう。実際、結婚相談所で出会った異性の場合、好きな人というよりも「結婚しても問題のない人」と結婚するケースも少なくありません。しかし、結婚してから恋愛感情が生まれることもあります。一緒に過ごす中で、自分を大切に想ってくれる姿勢を見せたり、楽しく穏やかに過ごせたりといった瞬間が多いことで、恋愛感情が生まれるのです。 また、恋愛感情は、一目惚れを代表とする「直感」になります。数十年と一緒に暮らすためには、直感よりも価値観が合う相手であることが重要です。さらに、交際期間が長くなると、人生を共に歩みたいから結婚するのではなく、期間が長いから結婚しようと考えるようになっていきます。交際期間が長いと結婚前から夫婦のような感覚になり、倦怠期で結婚を迎えてしまうこともあるのです。結婚相談所で出会った相手とは、交際期間が短いために新鮮な気持ちを維持できる場合もあります。 恋愛をしたいのであれば、恋愛感情にこだわってもよいでしょう。ただし、結婚をしたいのであれば、交際期間は重要なポイントではないともいえます。必ず恋愛感情をいだいてから結婚をするという点にこだわらず、価値観の合う相手と結婚することに重点を置く方法も有効です。
出会いの場所を限定するのはもったいない
結婚相談所の利用を検討しているけれど、「恥ずかしい」「残り物だと思われる」などの理由から、登録できずにいる人も多いのではないでしょうか。しかし、偏見を気にして結婚相談所を利用しないのはもったいないといえます。特に、無料相談や無料体験を受けるメリットは多く、結婚相談所を利用する人に対する見方を変えることにもつながるでしょう。さまざまなタイプの結婚相談所があるため、相談所そのものに対するイメージも変わるかもしれません。偏見を捨てて一歩踏み出すために行動を起こそう
婚活アプリや婚活パーティーなど気軽な出会いかたもできるようになったことで、結婚相談所に対して敷居が高いという印象を持つ人も多いです。敷居の高い場所を選択する人に、「残り物だから焦っている」などと偏見を持つ場合もあります。 しかし、世間のお見合い結婚に対する考えかたや、結婚相談所そのものに対する考えかたも変化を見せているのです。結婚相談所のサービスを実際に体験すると、少なくとも自分自身の考えかたは変えることができるのではないでしょうか。
「最後の独身友達が結婚」「年齢的にもそろそろ」「親からのプレッシャーが…」等々、
様々なきっかけで始めた婚活も、現実にはすぐに結果を出すことは難しいもの。
婚活中の方もこれからの方も、様々なお悩みを感じながら結婚に向き合っています。
運任せの婚活では、時間もお金も労力もかかり、理想のパートナーにめぐり会えないことも。
より結婚の可能性を高める方法として今、結婚相談所を利用する人が増えています。