千仏鍾乳洞
千仏鍾乳洞は、福岡県北九州市小倉のカルストにある鍾乳洞です。この鍾乳洞は、羊のような形をしたピナクルが密集しているために「羊群原」として親しまれているカルスト、平尾台にあります。平尾台にはいくつもの鍾乳洞がありますが、最も有名なのがこの千仏鍾乳洞です。
900mもある洞窟の入り口には、30個ほどの錘乳石が垂れ下がっており、その景観は日本ケイビング協会も褒めたたえる迫力があります。洞内にもたくさんの鍾乳石が見られ、デートに訪れた2人が探検するにはワクワクと感動があるスポットです。ライトが道なりに照らされているので、足元が見えない心配はありませんが、薄暗いので恋人の手を繋いでみても何気なさが演出されるでしょう。暑い夏、自然が作り出した芸術と涼しさ、そしてパートナーとのより深い愛を求めて、千仏鍾乳洞を訪れてみてはいかがでしょうか。
駐車場に車を停めたら、急な坂を降りて洞窟に入ります。洞窟の探検ルートは、陸地を歩ける部分から始まりますが、途中からは細い川の中を歩くようになります。鍾乳洞は、地下に水がしみ込み、長い年月をかけて岩を溶かしながら形成されたものなので、左右は岩だらけです。そして頭上には細長く伸びた鍾乳石、足元には石筍があり、それぞれに名札がつけられているので見どころがすぐ分かります。
途中から始まる、水の中を歩くコースは体1つ分の幅しかないほど岩が迫ってきているので「奥の細道」と呼ばれています。ここでは「岩の中を探検している」感覚が味わえてとても楽しいです。澄んだ水は夏でも14℃と気持ちよいですし、水流やしずくの音が響いていて幻想的です。曲がりくねった先の見えない薄暗い道は、1列になって歩く2人の、少しの怖さと好奇心を掻き立てるでしょう。先頭を切って歩く男性の後姿を、恋人の女性は頼もしく思えるかもしれません。
千仏鍾乳洞内のルートを往復して帰ってきたら、お昼ご飯を食べましょう。お食事処では、ケイビングで空いたお腹を満たしてくれるうどんや焼きそばなどの他に、鍾乳洞名物の「カルストまんじゅう」が販売されています。中にさつま芋の餡が入っているこのお饅頭は、観光客に人気の一品です。
洞窟を訪れる際には、膝までめくれるズボンと滑りにくい靴を用意していくのがおすすめです。奥の細道を歩くときに、自分の服が濡れるのを心配しなくて済むからです。
鍾乳洞付近には大型駐車場があるので、車で来ても安心です。羊型の岩々を見ながら開けた平尾台をドライブするのも心地よいです。鍾乳洞を訪問した帰りなどに、車を停めてカルストの中を歩くと、鍾乳洞とは少し違った景色が2人を包んでくれます。カルストは鍾乳洞のように狭い空間ではなく、広々と遠くまで見渡せる場所なので、開放感に浸れるでしょう。
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※情報は変更等がございますので、必ずおでかけされる前に公式サイトなどでご確認いただきますようお願いいたします。
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