今治城
愛媛県今治市にある今治城は瀬戸内海に面した大型の平城で、高知城・中津城に並ぶ 日本3大水城の1つです。地元の地名を取って別名吹揚城とも呼ばれています。今治城を築いたのは、関ヶ原の戦いで東軍に属し伊予半国20万石の領主だった藤堂高虎です。築城は1613年頃と言われ、藤堂高虎の後1635年から松平氏が城主を引き継ぎました。明治維新後に天守閣など建物の大半が取り壊され、内堀と主郭部の石垣だけが残されました。
1953年に県指定史跡となって天守閣や門などの再建が進み、市民の9億円の寄付で復元された鉄御門は千騎の兵をもっても破れないという頑丈さを誇りひと際目立つ存在です。古い石垣と新しい模擬天守閣はよく調和しており、雄大な城郭を背景にすれば二人の写真を撮るには最適の場所です。今治城の特徴として際立っているのは海水を引いた広大なお堀で、その類稀な広さが訪れた人を驚かせます。それだけではなくクロダイやフグの群れのほか、ときにはサメやエイなどの大型の海水魚がお堀の中を泳いでいる姿が見られます。
魚介類に興味のあるカップルなら、お堀を悠然と泳ぐ魚を城内から見つけて名前を当てるのも楽しいでしょう。また城壁には勘兵衛石と呼ばれる大きな石があります。たくさんの壁石の中でひときわ目立つ勘兵衛石を見つけたときの驚きは格別で、巨石を人馬の力で運び上げた当時の苦労が偲ばれます。急な階段を上って行くと、天守閣の最上階から今治市内・瀬戸内海・しまなみ海道などが見渡せます。眼下に今治港やしまなみ海道の来島海峡大橋も一望でき、雄大な風景に息を呑むことでしょう。
今治城には場内スタンプラリーがあり、集めると絵葉書がもらえます。二人で城内のラリーポイントを探しながら歩くのも楽しいでしょう。模擬天守閣の中の歴史資料館には、中世から近世までの日本刀・甲冑などの武具や掛け軸が展示されています。杖の形に模した刀「仕込杖」の実物もあって、日本史や武具に関心の高いカップルが一見する価値があります。資料館のほか自然科学館もあって、鉱物や生物の化石等も展示されています。
今治城では夜間ライトアップの企画があります。石垣や天守に設置された約100個の暖色系の照明が、今治城を立体的に浮かび上がらせ、お堀の水面に天守閣や石垣を映し出します。夜空に浮かび上がる今治城を見ながら告白できたら、最高の思い出になるでしょう。春には今治城の周囲の桜の花も咲いて、多くの来場者が訪れます。晴れた日はカップルも桜の木の下を歩きながら、晴れやかな気持ちでデートを楽しむことができます。天守閣にはお土産物屋もあって、空から一望した今治城の航空写真クリアファイルや、今治のゆるキャラである「バリィさん」が甲冑をまとい「高虎バリィさん」になった今治城バッジが人気です。二人の来場の記念に購入してみても良いかもしれません。
広いお堀を活用して地元民が水上自転車の競技会をしている時に遭遇できたら、声援を送ってあげても楽しいでしょう。お堀周りにも遊歩道があってゆっくりと散策できるので、これからの二人の将来を語るデートコースには最適です。遊歩道にはベンチもあるので、散策の途中でお菓子を食べたりお茶を飲んだりしながらゆっくりとひと時を過ごすことができます。今治城のすぐ横には吹揚神社や稲荷神社もあり、お参りすると御朱印も入手できます。二人の行く末の幸せを祈願して参拝すれば、よりいっそう愛情が深まることでしょう。
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※情報は変更等がございますので、必ずおでかけされる前に公式サイトなどでご確認いただきますようお願いいたします。
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