室生犀星記念館
室生犀星記念館は、石川県金沢市にある文学館です。明治時代に金沢で生まれ、生家近くの寺院に養子として引き取られた犀星は生い立ちに影響を受けた作品を数多く残しています。ふるさとについて歌った叙情小曲集の詩句は、日本人なら誰もが一度は目にしたことのある趣の深い言葉です。21歳にして上京したばかりの犀星は、たびたび帰郷と上京を繰り返したといいます。ふるさとへの複雑な思いを抱えながらも東京に出ては金沢に戻る作家の生活に、家族について考えさせられるデートになるかもしれません。記念館には、犀星が好んだ庭がアレンジされて2つ配置してあります。東京の自宅だった大田区馬込から受け継いだ九重塔なども渋みがあり、将来どんな家に住みたいか2人で語り合える時間を持てることでしょう。
記念館の展示コーナーには、作家の生涯や作品についての案内があります。自筆原稿や書簡、遺品なども展示されており、犀星に関する様々なイベントが行われる企画展示室も見応えありです。小説家でもあり詩人でもあった室生犀星は30曲近い校歌を残していて、音声を聴けるコーナーでは犀星作の歌や朗読をヘッドフォンで楽しむこともできます。日本文学や詩歌に興味がある人には打ってつけのデートですが、子供向けの文学も著した犀星の童話や絵本を閲覧するコーナーはどんな人にも楽しめるでしょう。ミュージアムショップには、カップルで持つにもよいストラップやハンカチ、豆本ブローチなどが販売されています。犀星は猫を飼っており、箸置きや豆皿のような猫グッズがあるのも猫好きな2人のデートに喜ばれるでしょう。
室生犀星記念館が位置する千日町は、金沢駅から路線バスに20分ほど揺られたところです。記念館が建つ場所は犀星の生家跡地で、金沢らしい古い町並みを散策しながら訪れることができます。作家が幼年期を過ごした町でもあり、近くにあるペンネームの由来となった犀川へと足を延ばしてみるのもおすすめです。周辺には、他にも金沢にゆかりのある作家や画家の文学館や記念館が集まっています。金沢市内の文化施設共通観覧券を利用して犀星記念館に入館することもでき、金沢中心地の見どころをまとめて割引料金で利用できる機会です。全国的に有名な観光地でありながら、のんびりした散策ができる金沢。周辺地域からの日帰りデートに向いているのは、もちろんです。また、北陸新幹線など交通アクセスが便利なのを利用して、遠方から小旅行デートに訪れるにもおすすめです。
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※情報は変更等がございますので、必ずおでかけされる前に公式サイトなどでご確認いただきますようお願いいたします。
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