30代独身女性の結婚が遅れる特徴とは｜30代女性が結婚できる確率も紹介

1. 結婚が遅れてしまいがちな30代独身女性の特徴

女性の進学率や就業率の高まり、価値観の多様化など、晩婚が進む要因はさまざまです。ここでは、特に結婚が遅れてしまう理由になりやすい30代独身女性の5つの特徴について解説します。

1-1 仕事に集中している

バリバリと働きキャリアにまい進している女性のなかには、「仕事に夢中で気づいたら30代になっていた」というケースが多い傾向です。20代は仕事を覚えるのに忙しく、一般的には30代前後から役職者への登用が始まります。能力の高い女性では、30代で管理職に抜てきされる場合もあるでしょう。タイミング的に、重要な年齢が重なるキャリアアップと婚活との併走は、難しい状況にあると言わざるを得ません。特に、高学歴で仕事の意欲が高く、出会いを探している暇もないほど忙しい女性は、結婚が遅くなりやすくなります。

さらに、出世して役職についてしまうと、そこでのやりがいや責任から、婚活をいったん横に置いて走り続けてしまいがちです。なかには、「結婚や出産で自分のキャリアが停滞するのでは？」という懸念が生まれる人もいるでしょう。こうした理由から、30代独身女性は良い相手が見つかっても、仕事と恋愛を両立することができず、交際が長続きしない傾向があります。

1-2 男性に求める理想が高い

相手の収入・貯金といった経済力、顔や身長などの外見に高い理想を持っている人の場合、条件に合う人になかなか出会えません。結婚して一生一緒に暮らすことを考えれば、妥協したくないと思ったり、経済面を重視したりするのは当然です。しかし、理想が現実とかけ離れている場合は再考の余地があるでしょう。

例えば、某データによると2020年9月～2021年8月までの1年間における年収700万円以上の男性は、30代8%程度、20代1%程度と、非常に少ないです。ちなみに、全体の平均年収は、30代が400万円台、20代は300万円台となっています。すべてが理想通りになるのは難しいため、外見への強いこだわりを捨てるなど、部分的に許容したり妥協したりすることも必要です。

1-3 恋愛や結婚に積極性がない

「いい出会いがないかな」「すてきな人が現れてくれたらいいのに」などと、恋愛や結婚に対して受け身的な考えを持っている女性は、出会いが少なくなりがちです。運命的な出会いは、誰もが一度はあこがれるものですが、社会人になり年齢を重ねれば重ねるほど、受け身な状態では恋愛のチャンスが減ってきます。女性ばかりであったり、人の出入りが少なかったりする職場であれば、なおさら仕事以外の場で積極的に出会いを探すことが必要です。

また、「結婚後の生活が想像できない」「今のライフスタイルを壊したくない」という理由で結婚に消極的な人もいます。しかし、条件の良い男性ほど先に他の女性と結婚してしまっているものです。結婚の意思を持っているならば、いざ結婚したいと思ったときに手遅れにならないように、どこかのタイミングで積極的な行動を取る覚悟を決める必要があるでしょう。

1-4 一人が気楽で寂しさを感じない

一人でいることが苦ではなく、寂しいどころかむしろ一人で時間を過ごすほうが気楽な人は、他人が絡む恋愛や結婚をわずらわしく感じてしまうでしょう。また、相手に合わせたり、人と一緒に行動したりするのが苦手なタイプもいます。一方で、寂しがり屋であったり、一人でいるのが苦手であったりする女性の場合は、常に相手を探すことが考えられるため、結婚の可能性が高まるでしょう。

また、現状は一人で平気な人でも、年齢を重ねるにつれて孤独がつらくなってくる可能性はあります。例えば、同級生や同僚の結婚・出産の報告を聞いたり、SNSでパートナーや子どもの話をうれしそうに話す女性を目にしたりしたときに、ふと「このまま一人でいいのかな」と不安に感じる日が来るかもしれません。「この先も自分だけ一人」という状況に耐えられるかは、婚活がしやすい年齢のうちによく考えておく必要があるでしょう。

1-5 恋愛や結婚より夢中になれるものがある

趣味に全力で取り組んでいる女性は、恋愛や結婚を二の次と考えてしまう傾向です。なかには、婚活よりアイドルなどへの「推し活」にいそしみ、給料の大半を使うほど入れ込む女性もいます。また、ペット可の物件も増えているなか、愛犬や愛猫を溺愛して異性に見向きもしないケースもあるでしょう。もちろん、「恋愛よりも夢中になれる対象がある」「自分が楽しめる場所を持っている」といったことは、決して悪いことではありません。しかし、それが行き過ぎて現実逃避になってしまっている場合は問題です。

また、コストが大幅にかかり過ぎる趣味がある人の場合、婚活では敬遠されてしまう可能性が高いでしょう。結婚のために趣味をあきらめる必要はありませんが、現実と向き合う姿勢やバランスの取れた金銭感覚は持っておきましょう。趣味や好きなことが共通している男性とは、「話題が共有できて会話が弾む」「一緒に出かける機会を持ちやすい」など、急速に距離感が進展する場合もあります。

2. 30代女性が5年以内に結婚する確率は？

30代独身に焦りを感じる女性のなかには、「これから婚活をしても結婚できるのか不安」という人もいるのではないでしょうか。ここでは、総務省の国勢調査の過去データから30代独身女性が5年以内に結婚できる確率を求めてみます。

2-1 30～34歳の独身女性が5年以内に結婚した確率は約24%

総務省の国勢調査によると、2015年の30～34歳女性の未婚率は34.6%でした。5年後の2020年に彼女たちは35～39歳になったわけですが、2020年の35～39歳女性の未婚率は26.2%に減少し、その差は8.4％となりました。単純計算で、2015年の30～34歳独身女性が5年以内に結婚できた確率を求めると、約24%（8.4％÷34.6％×100）となり、4人に1人程度となります。これは、あくまでも概算となるため、結婚を望んでいない人も含まれる可能性はありますが、7割以上の人が独身でいることがうかがえるでしょう。

2-2 35～39歳の独身女性が5年以内に結婚した確率は約12%

35～39歳の独身女性が5年以内に結婚できる確率は、どのぐらいでしょうか。2015年の35～39歳女性の未婚率は23.9%でした。5年後の2020年には全員40～44歳になったわけですが、2020年の40～44歳女性未婚率は21.3%で、差は2.6％です。こちらも上記同様に単純計算してみると、35～39歳の女性が5年以内に結婚した確率は約11%（2.6％÷23.9％×100）となり、8～9人に1人程度の割合に下がっています。つまり、30～34歳の独身女性が結婚した確率と比べて5年間でその割合は半減しているのです。これらの数字を踏まえると、「30代前半か」「30代後半か」で、婚活の厳しさが大きく変わることが読み取れます。

3. 結婚願望があるなら行動を変えてみよう

上述したように、30代独身女性が5年以内に結婚する確率は10～20％程度と、決して高くはありません。また、同じ30代でも前半と後半では結婚に至る確率が大きく変わることがご理解いただけたのではないでしょうか。ただし、結婚に対して適切な努力を行えば、確率を上げることも期待できます。結婚願望を持っている場合は、次の3つの行動を心がけましょう。

3-1 男性が結婚相手に何を求めているかを知って身につける

婚活は、自分の理想だけを追求していてはうまくいきません。相手から選ばれる必要があるため、男性側から見て結婚相手として求められる要素が自分にあるのかを客観視することが大事です。婚活市場では、20代に比べて30代は若さの点でマイナスとなります。特に、結婚して子どもが欲しいと思っている男性の場合は、女性の年齢は気にする傾向です。ただ、重ねた年齢を遡ることはできないため、それ以外の項目で相手が求める条件に自分が近づけないかについて考えてみましょう。

内閣府の「平成26年度『結婚・家族形成に関する意識調査』報告書」では、20代・30代男女が結婚相手に求める条件を発表しています。同調査によると、男性で最も高かったのは「価値観が近いこと（72.2％）」でした。また、女性に比べて「容姿が好み」「家事や家計をまかせられる」の項目が、高い傾向です。これらを踏まえると、男性側の理想に近づくためには、この3つのポイントを押さえておくとよいでしょう。

3-2 年齢や時代に応じたメイク・ファッション・コーデを心がける

男性の求める条件が「容姿が好み」の場合、おしゃれはアピールポイントになるでしょう。婚活では、見た目の第一印象がとても重要です。特に、女性はメイクや服装によって印象を大きく変えられます。自分の年齢や顔の特徴、体型を考慮して、メイクやファッション、コーディネートを磨きましょう。ふさわしいメイクや髪型は、年齢とともに変わってくるものですし、時代遅れのファッションでは魅力的に見えない可能性があります。若いころのメイクやファッションを今も続けているのなら、最新のトレンドにアップデートしてみてはいかがでしょうか。

例えば、大人の女性を演出したいならシンプルで落ち着いたデザインや、上質な服でエレガントに見せるのもよいでしょう。ただし、ハイブランドづくしにしてしまうと、お金がかかる女性と思われかねません。婚活の場合、金銭感覚を重視している男性もいるため、敬遠される可能性があります。どうしても、ブランド物を選びたい場合は、ロゴが目立たないものを選んでみてはいかがでしょうか。

3-3 婚活を早く始めて男性と出会う機会を増やす

前述したように、婚活は結婚の成否に年齢が大きな影響を及ぼすため、時間との戦いです。そのため、「そのうち、いい人に出会えるかも」といった消極的な姿勢では、貴重な時間を無駄にしてしまいかねません。また、35歳を過ぎると未婚男性の数も減って出会いのチャンスも少なくなる傾向です。例えば、友だちに紹介を依頼しても、同世代で未婚の人は減っているでしょう。

もし、少しでも結婚の意思があるのであれば、婚活をすぐにでも始めて出会いの機会を増やすのが得策です。年齢が今より高くなってから焦って婚活をするよりも、パートナー選びに余裕も持てるでしょう。結婚相手を探す方法はたくさんありますが、真剣に結婚を考えている男性に出会いたい場合は、結婚相談所がおすすめです。結婚相談所に登録している男性は、結婚を真剣に考えている可能性が高いため、通常の恋愛やマッチングアプリでの出会いよりもより効率的に婚活を進められるでしょう。

30代独身女性でも婚活を急げば結婚できる可能性はある！

30代独身女性は、共通の特徴を持っている傾向があります。30代前半と30代後半の独身女性が5年以内に結婚する確率は、前者が約24%、後者が約11%です。年齢を重ねるごとに、結婚する確率が下がる現実を受け止めましょう。結婚願望があるならば、結婚相談所を利用してなるべく早く婚活を始めるのがおすすめです。パートナーエージェントでは、専任の成婚コンシェルジュからサポートが受けられるため、ぜひ入会を検討してみてください。