結婚相談所で嘘の年収で騙された？
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婚活をしている多くの女性にとって、相手の年収がいくらあるかは重要なポイントになります。相手の年収が高いほど安心材料となるでしょう。結婚相談所で婚活する際も、まず気になるのは相手の年収という女性は多いのではないでしょうか。しかし、なかには申告している年収が嘘であるケースもあります。交際を始めてから相手の嘘に気がついた場合、信頼していただけにどうして良いかわからなくなることもあるでしょう。そこで、嘘をつかれた場合はどう対応すれば良いのかを解説していきます。
女性が男性の年収を気にするのは子どもを産むから
女性の多くは、婚活の際に相手に求める条件として、一定の年収があることを挙げます。これだけを見ると、金目当てに結婚するのかと憤る男性もいるでしょう。しかし、女性が結婚相手に高い収入を求めるのには、やむを得ない理由があります。それは、女性は出産するとしばらく働けなくなるということです。幼い子どもの預け先がないために、働きたくても働けないケースも多いでしょう。元の職場に育休から復帰したとしても、育児をしながらでは働き方に制限がかかり、キャリアを諦めざるを得ないというケースも多いです。すると、生活は夫の収入に頼るしかありません。不安の少ない出産、子育てをするために、男性に一定の収入があることは女性にとってとても重要なことなのです。
一般的な交際を経て結婚に至る場合は、先に恋愛感情がありますので相手の収入にはあまりこだわらないという女性もいます。しかし、結婚相談所の利用は恋愛結婚とは全く異なるものです。希望条件に合う相手と結婚するために利用するものですので、女性が男性にある程度の年収を求めるのは当然と言えるでしょう。
年収で嘘をつく男性がいるのはなぜ？
結婚相談所の活動は、希望する条件に合う相手を探してお見合いを申し込んだり、自分が申し込まれたりして会うところから始まります。条件が悪い男性は最初の検索で弾かれてしまい、誰ともお見合いできない可能性があるのです。多くの女性が年収の高い相手を望んでいますので、低収入の男性が選ばれる可能性は低いでしょう。そこで、少しでも女性との出会いのチャンスを広げるために、虚偽の年収を申告する男性がいるのです。また、気に入った女性となんとしてでも結婚したいと考えて、嘘をつく男性もいるでしょう。どれだけ巧妙な嘘でもいずれは露見するものですが、気軽に嘘をつける男性は結婚に持ちこんでしまえば大丈夫と考えている場合があります。
入会審査のゆるい結婚相談所は気をつけて！
結婚相談所では、入会の際にさまざまな書類の提出を求められます。提出書類の種類は相談所によって異なりますが、基本的には本人確認書類や独身証明書、収入証明書などが必要です。これに加えて、卒業証書や勤め先の在籍証明書が必要なところもあります。そのため、普通は虚偽の年収や職業を申告することはできません。婚活パーティや婚活サイトよりも結婚相談所で相手を探すほうが安心だといわれているのは、このためでしょう。しかし、なかには入会審査はあるものの書類の提出は求められなかったり、審査が緩かったりする結婚相談所もあります。このようなところであれば、嘘の年収も申告しやすいでしょう。
嘘をつかれる可能性があるのは、年収や職業だけではありません。たとえば、独身と偽って既婚者が登録していたり、本気で結婚する気はない男性が遊び相手を探す目的で登録していたりするケースもあります。初期費用が安く、審査の緩い結婚相談所では、このような遊び目的の男性が会員として混じっている可能性が高いため、注意が必要です。なお、高額な入会金や登録料が必要な結婚相談所は、お金がかかるうえに会員のレベルを維持するために審査を厳しく行っていることが多いため、遊び目的の男性はあまり見られません。
書類提出がある結婚相談所でも油断はできない？
入会審査が厳しく、登録の際に収入証明書など複数の証明書の提出を求める結婚相談所であれば、信頼性も高いです。嘘の年収を申告している会員がいる可能性は低いでしょう。ただし、絶対に安心かというとそうでもありません。なぜなら、審査を受けたときに得ていた給料がずっと変わらないという保証はないからです。たとえば、入会した時点では高収入だったとしても、その後に勤め先の業績が悪化して給料がダウンしてしまうということもあるでしょう。審査に通って入会したあとで、転職して年収が下がってしまうこともありえます。
多くの結婚相談所では、収入証明書の提出を求めるのは入会時の審査のみです。長期間在籍している会員の場合、状況が変わっている可能性がありますが、再度の提出を求めることはほぼありません。もちろん、多くの結婚相談所では登録内容に変更があった場合は速やかに申告することを規約に定めています。しかし、実際に申告するかどうかは本人次第なのです。入会後に年収額に変動があったとしても、男性側からの申し出がなければ結婚相談所側が知ることは困難でしょう。
結婚前に嘘がわかったら結婚相談所に報告を
それでは、結婚相談所で知りあった男性が嘘をついていたことがわかったら、どうすれば良いでしょうか。このような場合は、結婚相談所に速やかに報告することです。仲介型の結婚相談所では、会員にはアドバイザーやカウンセラーなどと呼ばれる相談員がついています。アドバイザーは会員が結婚できるように全面的にサポートする存在です。婚活を通じて何か問題が起きたときや困ったことがあったときは、担当のアドバイザーに相談することが基本です。そのため、男性の嘘が発覚した場合も、アドバイザーに報告すると良いでしょう。その後の対応まで任せることもできます。結婚相談所としても、虚偽の内容を申告している会員をそのままにしておくことはできませんので、知らせてほしい情報です。
どのような理由があるにしても、相手はずっと騙していたわけですので、嘘が発覚した時点で信頼関係は崩れています。そのまま別れる旨を、アドバイザーを通して相手に伝えてもらうと良いでしょう。本人同士で話し合っても構いませんが、話がこじれる可能性が高いです。こじれてしまった場合は、再度アドバイザーにあいだに入ってもらうようにすると良いでしょう。
結婚した後に嘘が発覚したら婚姻取り消し可能
結婚する前の交際段階で嘘が発覚した場合は、別れることはそれほど難しくありません。対応を結婚相談所に任せることもできるでしょう。しかし、既に結婚してしまったあとで嘘が露見した場合は、どうすれば良いでしょうか。これは、それぞれの状況や立場、考え方で対応が変ってきます。たとえば、女性が働いていなくて子どもがすでにいるといったケースでは、離婚を決断するのは簡単なことではないでしょう。話し合った末、そのまま結婚生活を続けるのも選択肢のひとつです。
しかし、信頼関係が崩れてしまい、婚姻を継続することは心理的に無理ということもあるでしょう。その場合は、詐欺として「婚姻の取り消し」を裁判所に申し立てることもできます。これは民法747条「詐欺または脅迫による婚姻の取り消し」の規定によるものです。ただし「年収や職業の嘘」が理由で婚姻の取り消しが認められることはあまりないケースですので、まずは相手とよく話し合うことが大切でしょう。
嘘の年収に騙されないように！相手をよく観察して
具体的になってきたら、思い切って給与明細や銀行通帳を見せてほしいとお願いしてみると良いでしょう。もしも、相手が強く拒否して通帳などを見せてもらえなかったら、かなり怪しいと言えます。見せられないのには何か理由があるからに違いありません。よく話し合う必要があるでしょう。
なお、相手がプロフィール通りに高収入であったとしても、注意すべきことがあります。それは、相手のお金の使い方です。高級品ばかりを身に着けて、デートでもお金をかけてくれるため収入がかなりあると思っていたら、お金をあるだけ使うタイプだったという可能性もあります。いくら収入が高くても、浪費癖のある男性では貯金もできずに結婚後の生活が大変になる可能性がありますので注意しましょう。
少しでも信頼できる結婚相談所を利用して
結婚相談所は、誰でも入会できるわけではありません。入会の際は規約に従って審査を行い、基準を満たしていない場合は入会を拒否することもあります。そのため、入会時に収入証明書や独身証明書などの提出が必要で、きちんと審査を行っている結婚相談所であれば、比較的安心して利用できるでしょう。それでも、入会後に転職して年収が下がるといったケースもありますし、年収について嘘をつかれる可能性はゼロではありません。また、多くの会員を集めるために入会審査を緩くしているような結婚相談所は、嘘をつかれる可能性も高くなります。だからこそ、結婚相談所に入会する際は、少しでも信頼できるところを選ぶようにしましょう。
「最後の独身友達が結婚」「年齢的にもそろそろ」「親からのプレッシャーが…」等々、
様々なきっかけで始めた婚活も、現実にはすぐに結果を出すことは難しいもの。
婚活中の方もこれからの方も、様々なお悩みを感じながら結婚に向き合っています。
運任せの婚活では、時間もお金も労力もかかり、理想のパートナーにめぐり会えないことも。
より結婚の可能性を高める方法として今、結婚相談所を利用する人が増えています。
