御船山楽園
二人で美しい景色を楽しみたい、散策しながらたくさん話したい、そんなデートがお望みなら、武雄市の御船山楽園をおすすめします。武雄市のシンボルと呼ばれる標高210メートルの御船山。その断崖を借景とする広大な庭園が御船山楽園です。その広さはなんと15万坪。武雄市を代表する観光スポットです。春の初めは2000本の桜が広大な敷地を彩ります。染井吉野、大島桜、山桜、八重桜など桜の可憐さに心洗われるでしょう。また、4月下旬から5月上旬、庭園の主役はツツジと藤に変わります。久留米ツツジ、平戸ツツジなど約20万本が咲き誇り、清楚な桜の季節から一転、色鮮やかなじゅうたんを敷き詰めたような華やかさです。一方、萩野尾茶屋脇の推定樹齢170年の大藤の薄紫のカーテンも見事です。さらに、梅雨の季節はあじさいが楽しめます。いずれの季節も美しい花々と荒々しい岩肌を見せる断崖とのコントラストが印象的です。
御船山楽園のデートする季節として落とせないのが紅葉の季節でしょう。日本経済新聞の「何でもランキング専門家が選ぶ昼も夜も紅葉を楽しめる庭園東西10選」で御船山楽園は西日本で2位、全国でも3位にランクインしているのです!広い敷地が紅、橙、黄色に塗り分けられた景色はまさに圧巻。鏡池に逆さに映し出される紅葉は息を呑む美しさです。また、夜間のライトアップは昼とは一味違った雰囲気を味わえます。なお、ライトアップは桜やツツジ、藤の花の見頃にも行っているので、季節ごとに幻想的なデートを楽しめます。「ライトアップされた桜は神々しかったね」「藤の花が蠱惑的で好きだな」という具合に、あとで思い出して二人盛り上がれるでしょう。御船山楽園は訪れるごとに新しい発見のある、何度リピートしても楽しめるデートスポットです。
新緑の季節は軽装で爽やかなデートを、初秋には虫の声に聞き入るロマンチックなデートを、そして小雪のちらつく日に思い切って出かけて、冬枯れの景色を眺めるのも一興です。この御船山楽園、実は江戸時代の造園になります。武雄領主だった鍋島茂義は地元では名前を知られた名領主で、鎖国の時代に西洋の軍事・科学技術に注目し、積極的に取り入れようとした先見の明のある人物です。その茂義が3年の歳月をかけて1845年に完成させたのがこの大庭園です。幕府の御用絵師を務めていた狩野派の絵師を京都から招いて、完成予想図を描かせたというエピソードがあり、その絵図が現代に残っています。「どれほど素晴らしい庭園になるだろう」という殿様のワクワク感がこのエピソードから伝わってきませんか?造園主の期待どおり、あるいは造園主の期待を超えて、庭園は現代まで大切に保存され、いつも新しい感動を与えてくれています。
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※情報は変更等がございますので、必ずおでかけされる前に公式サイトなどでご確認いただきますようお願いいたします。
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