あぶくま洞
したたり落ちる小さな水滴が巨大な大地を浸食し続けること、およそ8000万年。分かり切った話ですが8000万年といえば、千年間を1万回繰り返し、さらにそれを8倍しなければなりません。気の遠くなるような時間をかけてあぶくま洞は現在に至っています。そして、その浸食作業は今も進行中です。洞窟の中に入ると、長い長い時間をかけて形成された様々な形の鍾乳石が迎えてくれます。石筍(下から上へタケノコのように伸びる鍾乳石)や石柱をはじめ洞穴シールド(盾板状の平たい鍾乳石)なども見られ、あぶくま洞の鍾乳石の数と種類の多さは東洋一ともいわれています。
また、エリアの特徴や独特な形状をした鍾乳石には、それぞれ名前がつけられています。例えば、鍾乳石が不気味な顔のように見えるとして「妖怪の塔」、膜状の鍾乳石がライトアップによって神秘的な模様を織りなしている「クリスタルカーテン」、洞内最大の空間で高さ29メートルのホールになっている「滝根御殿」などがあります。さらに、巨大な石筍でその名も「クリスマスツリー」は、自らの側面を小さなつららや石筍で飾っています。他にも、多くの見どころがあり、暗い中にライトアップされた景観が非常に幻想的です。
「少しマンネリ気味かな」とか「そろそろもう一つ二人の距離を縮めたい」そんなカップルさんには鍾乳洞デートがお勧めです。悠久の時の流れが創り出した幻想的な空間は、非日常を演出してくれます。やや暗めの神秘的な景色は、二人の距離を縮めてくれるかもしれません。また、鍾乳石は1センチ成長するために50年から70年かかるといわれています。「あの石筍は、5000年ものだね」と二人で語ってみても良いでしょう。広い世界の中、しかも鍾乳洞の歴史に比べれば、ほんのひと時に巡り合えた奇跡を実感すると二人の関係に何か変化が起こるかもしれません。
あぶくま洞の一般見学ルートは、全長約600メートルです。比較的アップダウンの多いコースですので、彼氏はしっかりサポートしましょう。さらに、探検コースの追加もできますが、探検コースでは丸太のはしごや飛び石など、難所もありますので、彼女の服装次第では止めておいた方が無難かもしれません。なお、洞窟の中は年間を通して14度前後が保たれており、いつ行っても快適な環境でデートできます。
その他にも、あぶくま洞周辺には、星の村天文台やプラネタリウム館があり、星の村ふれあい館では、食事や宿泊ができますので、あぶくま洞と併せてデートコースを検討してみるのも良いでしょう。
ピックアップコンテンツ
※情報は変更等がございますので、必ずおでかけされる前に公式サイトなどでご確認いただきますようお願いいたします。
※情報は変更等がございますので、必ずおでかけされる前に公式サイトなどでご確認いただきますようお願いいたします。
タメニーグループのサービスサイト
Tameny Inc. All rights Reserved.