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vol.15

40~50代の未婚男性は100人中15人が
「一度も女性と付き合ったことがない」!?
〜「子供・老後・孤独死」などの漠然とした不安を抱きつつ、今後結婚を希望している男性の92.6%は「婚活していない」〜

成婚コンシェルジュによる婚活支援サービスを展開する株式会社パートナーエージェント(本社:東京都品川区、代表取締役:佐藤茂、以下パートナーエージェント)は、40~50代の未婚男性1,000名に、「結婚観」に関するアンケートを行いましたので、その調査結果を発表いたします。

<調査背景>
過日、生涯未婚率(50歳時点で一度も結婚したことがない人の割合)が、男性20.1%、女性10.6%と、初めての男性が2割台、女性が1割台に達したと発表されました。
また、先月当社が、2012年の新入社員184名に行った結婚観に関するアンケート調査では、「もし40~50歳で未婚だったらどうすると思いますか?」という問いに対して、「諦める」という回答が54.9%にものぼる、驚きの結果が出ました。そこで、今年の新入社員が「結婚を諦める」と考える年齢にあたる40~50代の未婚者は、どのような結婚観を抱いているのか、実態を調査しました。

恋人がいるのはわずか2割弱。18歳以上の“恋人がいない”割合を大幅に上回る

まず、40~50代の未婚男性に現在の恋愛状況を たずねました。すると、恋人がいるのはわずか17.7%、「答えたくない」を引いても、実に5人に1人しか女性とお付き合いをしていないということです。

国立社会保障・人口問題研究所の「出生動向基本調査(独身者調査)」では、「交際相手がいない」と答えた18歳以上の未婚男性は61%に上る(11年11月25日)という結果が発表されましたが、40~50代で見ると、それを上回る結果となっています。

自然に始まる大人の恋愛。40~50代の男性は、告白されるよりする派

現在お付き合いをしている恋人がいる未婚男性177名に対して、今の恋人と付き合い始めたきっかけをたずねたところ、最も多いのは「どちらかともなく」付き合い始めるケースで半数以上となっています。大人の恋は、お互い惹かれあっていることを意識したところから、流れるように自然に始まることが多いのでしょう。

また、告白をきっかけに付き合い始めたケースでは、「告白し」て付き合い始める方が、「告白され」て付き合い始めるよりも3倍以上多いことが分かりました。40~50代の男性は、気になる女性に対しては草食系姿勢ではなく、むしろ積極的にアプローチする、大人の余裕が見て取れます。

男性の5人に1人は結婚していない昨今、
一度もお付き合いしたことがない男性も100人に15人という割合!

現在お付き合いをしている恋人がいない未婚男性754名に対して、お付き合いをしていない期間がどれくらいになるのかをたずねました。最も多かったのが「10年以上」の47.6%となり、長らく恋愛からは遠ざかっていることが分かります。職場のポジションでは中間管理職など、責任ある役職に就く年齢と見られ、仕事が最も充実している時期であることが考えられますが、そんな時期には恋愛は二の次になってしまうのでしょう。

しかし驚くべきは、恋人いない歴=年齢という男性が約15%にものぼることです。100人中15人の男性は、40~50数年恋愛をしたことがないというのです。傷つくことも悩むこともある恋愛ですが、しないといけない必需品ではないということが表れているようです。

やっぱり自由で気楽な独身ライフ
一方で「独身がいいとは思わない」という答えも

「独身はいいな」と思う時について、自由に回答してもらい、内容について多い順に5位までランキングしました。傾向としては、何事も自分を主体に物事を決めていけるスピード感や自由さが独身のメリットであるように見受けられました。また、近しい人の家族問題、離婚問題を耳にすることも、独身には起こりえない問題のため「リスクがない」とメリットに感じるようです。

一方で、「独身がいいとは思わない」という内容の回答も、5位にランクインするほど多くありました。結婚してから直面する数々の問題を理解していても、独身であることをよしとせず、結婚したいと考える男性は将来を見据えて心構えはしているのでしょう。

充実した独身ライフのおかげで、結婚願望も低下?

自由で気楽な独身ライフを謳歌する中で、不安になることがあるのか否か、たずねてみました。60.4%は不安に思う時が「ある」と回答していますが、4割近くは不安になることはなく、したがって結婚したいとは考えていないことが分かります。彼らは、「結婚する」という選択肢を持たず、自らの人生を楽しんでいる様子がうかがえます。

独身であることが不安になる時について、自由に回答してもらい、内容について多い順に5位までランキングしました。

最も多かったのが、自身が「ケガや病気」をしたときを想定する内容で、中には「つい先日、腕を骨折したとき」「数年前、心筋梗塞になったとき」等、深刻な体験をした人もいました。大きなケガや病気の体験をもって、独身であることに不安を覚えたという人は多いようです。また、自然災害や孤独死に関する報道も、身につまされる要因となっているようです。

結婚はしたいけれど婚活はしない
漠然とした不安があっても行動要因にはならず
自身が辛い・寂しい体験に直面して初めて婚活を開始

40~50代未婚男性のうち、約6割が結婚を希望しています(Q5)。それでは婚活状況はどうか、たずねたところ、「婚活は特にしていない」という回答が92.6%にのぼり、実際には結婚相手を見つける活動はしていないことが分かりました。
では、婚活をしている116名が婚活を始めた理由は何なのか、複数選んでもらいましたが、自分に近しい人の変化(友人の結婚、婚圧、親が体調を崩す)および当事者としての経験(失恋、体調を崩す)があって、婚活を始めたようです。実際には自分たちが変化や不安要素に直面しなければ活動を開始せず、その時期が40~50数年経って、やってきたことが、具体的なアクションにつながっているのでしょう。

40~50代の男性は、10~20歳年下の女性との結婚を希望!?
今、30代~40代前半の女性が求められている

昨今、芸能人の年の差婚も多く伝えられ、中には加藤茶さん×綾菜さんご夫妻のように、45歳差という超年の差カップルも誕生しました。そこで40~50代の未婚男性のうち、機会があれば結婚したい人に、結婚相手として希望するのは何歳か、たずねてみました。すると、自分より10歳前後の年の差をベストとして考えている傾向から、成熟した大人同士の恋愛をする対象としても30~40代前半の女性が求められているのかもしれません。

長い人生経験の中で、自ら手に入れたものは多い
新入社員と違い、相手に多くを求めないのが大人の結婚観

結婚相手に求めるものは、年齢とともに何が経にかするのか、2012年度の新入社員の調査結果(2012年5月24日マイナビニュース調べ、パートナーエージェントよりリリース)と比較してみました。

複数回答で求めるこの質問において、特徴的だったのが、40~50代未婚男性の方が、新入社員よりも相手に求めることが少ない、ということです。
仕事への理解も、自分の親を大切に思ってくれることも、それほど求めない。ましてや収入についてはほとんど重要な要素ではない、というのは、長い間仕事や社会で培ってきた経験が言わせる大人ならではの余裕ではないでしょうか?
それがとりわけ金銭面で顕著に現れたようです。

成熟した男性との結婚には、性格の相性が良い相手と楽しく暮らせるだけでよいのかもしれません。

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