婚活支援サービスを展開する株式会社パートナーエージェント(証券コード:東証マザーズ6181、本社:東京都品川区、代表取締役社長:佐藤茂、https://www.p-a.jp/、以下パートナーエージェント)は、20~39歳の男女1,875人に対して「ナシ婚」に関するアンケート調査を実施いたしました。
<調査背景>
真っ白なウェディングドレス、華やかな結婚式や披露宴は昔から女性の憧れではないでしょうか。「幸せな花嫁」を夢見てきた女性にとって、結婚式はまさに晴れの舞台です。
ところが最近では、さまざまな事情から結婚式も披露宴もしない“ナシ婚”を選ぶカップルが増えているようです。経済的な事情が理由のひとつにあるようですが、それ以外にどのような理由でナシ婚を選択しているのでしょうか。式や披露宴をしたいと思わない理由を、独身男女に聞いてみました。
式や披露宴、「しなくてもいいと思う」(33.0%)が
自分自身は「したい」(46.6%)
Q.披露宴を行わない”ナシ婚”カップルが増えていることについてどう思いますか?(n=1,875) ※ 必須回答
Q.あなた自身は結婚式を挙げたいと思いますか?(n=1,875) ※ 必須回答
“ナシ婚”を選ぶカップルが増えていることについて、20~39歳の独身男女にどう思うか聞いてみました。
式と披露宴(お披露目パーティー)の両方、またはそのどちらかだけでも「した方がいいと思う」人は26.8%、「式も披露宴もしなくていいと思う」人は33.0%でした。「した方がいいと思う」人より、「しなくていいと思う」人の方が6.2ポイント多い結果となりました。
その一方で、“自分自身”は式や披露宴をしたいかと聞いてみたところ、式または披露宴をしたいと答えた人は46.6%でした。「式も披露宴もしたいと思わない」人の21.7%より24.9ポイントも多くなりました。
“ナシ婚”を許容しつつも、自分は式や披露宴をしたい思っている人が多いようです。
「式や披露宴は面倒」男女共に6割弱
「費用がかかり過ぎ」(70.8%)、「時間や労力がかかる」(49.0%)
Q.式や披露宴についてあなたの意見を聞かせて下さい。(n=873) ※ 必須回答
Q.式や披露宴であまり好ましくないと思うこと、必要ないと思うことは何ですか?(n=1,875)
※ 必須回答・複数回答可
本音ではどう思っているのでしょうか。「式や披露宴は正直なところ面倒に感じる」か聞いてみました。
男性の57.4%、女性の56.8%が「当てはまる」と答えています。ウェディングは女性の憧れと言われていますが、実際には女性でも6割弱が面倒に感じているようです。
式や披露宴に対して、消極的な男女が多いのはなぜなのでしょうか。式や披露宴を行う上で「あまり好ましくないと思うこと、必要ないと思うこと」はどんなことか、尋ねてみました。
トップは「費用がかかり過ぎること」で70.8%、次いで「準備に時間や労力がかかること」が49.0%となりました。
式や披露宴をしたいと思わないのは
「そのお金を別のことに使いたい」(53.1%)「魅力を感じない」(52.2%)から
Q.式や披露宴をしたいと思わない理由を教えて下さい。(n=360) ※ 必須回答・複数回答可
「式も披露宴をもしたいと思わない」と回答した人に、そう思った理由について聞いてみました。
「そのお金を別のことに使いたいから」(53.1%)、「式や披露宴に魅力を感じないから」(52.2%)がどちらも半数を超える結果となりました。
「経済的な事情で」(36.1%)は5位となっています。お金がないから挙式できないというわけではなく、結婚式自体に魅力を感じないため、「そのお金をもっと別のことに使いたい」と思っているというのが実際のところなのかもしれません。
式や披露宴、男性は「相手が望めば」してもいいと思っているが(45.0%)
お金があっても「式も披露宴も行わないと思う」女性(48.9%)
男女の披露宴観に大きなギャップ
Q.「やりたくない」と思っていても、実際には式や披露宴を行うと思いますか?(n=360)
※必須回答・複数回答可
「式も披露宴もしたいと思わない」と回答した男女に、「やりたくない」とは思っていても、実際には式や披露宴を行うと思いますか?と聞いた結果、「式も披露宴も行わないと思う」と答えた男性は30.6%、女性は48.9%でした。
「結婚相手が望めば」と答えた男性は45.0%でした。個人的にはしたくないと思っていても、花嫁が望めば、実際には式も披露宴もしてもいいと思っている男性が多いようです。
また、経済的な事情から式や披露宴を行わないカップルが多いと言われていますが、「お金があれば」と答えたのは全体で18.6%でした。
式や披露宴、実は男性より女性の方が
「しなくていいと思う」「したいと思わない」
先ほどの設問では「式や披露宴をしたいと思わない」女性の半数近くが、実際に式や披露宴を検討するタイミングを迎えても「式も披露宴も行わないと思う」と答えていました。
「ウェディング」と言うと女性の憧れであるイメージが強いですが、実際のところはどうなのでしょうか。冒頭で紹介した「結婚式や披露宴を行わない“ナシ婚”カップルが増えていることについてどう思うか」と「自分自身は結婚式を挙げたいと思うか」という2つの設問の結果について、あらためて男女別に集計してみました。
まず「結婚式や披露宴を行わない“ナシ婚”カップルが増えていることについてどう思うか」については、「式も披露宴もしなくていいと思う」と答えた男性は31.3%、女性が34.8%でした。詳しく見てみたら、女性の方が男性より3.5ポイント多かったことが分かりました。
「自分自身は結婚式を挙げたいと思うか」という設問については、「式も披露宴もしたいと思わない」男性が21.2%、女性が22.2%とわずか1.0ポイント差ではありますが、男性よりも女性の方が多くなっています。半数以上の女性が式や披露宴を「したい」と答えている一方、「したいと思わない」女性もいることが分かります。
式や披露宴について、男性は自分の意見よりも「相手に合わせたい」72.1%
こうした質問以外にも、式や披露宴に関する考え方を尋ねてみました。それらの設問を男女別に集計した回答結果からも、男女の考え方の違いが見えてきます。
例えば、「式や披露宴を行うかどうか、どんな内容にするかは相手の意見に合わせたい」と答えた男性は72.1%でした。
また、61.7%の男性が「式や披露宴は花婿よりも花嫁のためにあると思う」と答えています。
これらの結果から、男性は式や披露宴は「花嫁のために」「花嫁に合わせて」と考える傾向にあることが分かります。
対して「式や披露宴は両親や親族のためにあると思う」と考えている女性は55.9%でした。結婚式は「花嫁のため」と考える男性と「両親や親族のため」と考える女性、といった違いがあるようです。
「女性は結婚式やウェディングドレスに憧れがあるから、自分は興味がなくても花嫁のために結婚式や披露宴を開こう」と考えている男性、「実はそれほど結婚式にもドレスにも憧れはなく、むしろ面倒に感じて結婚式も披露宴もしたくない」と思っている女性。今回の調査は、そんな図式が透けて見える結果となりました。
すれ違いのないように、結婚が決まったら男性も女性も式や披露宴について1度お互いの意思確認をしてみるといいのかもしれません。2人の意見が合えば、これからの時代“ナシ婚”という選択も十分にあり得るのではないでしょうか。
これからの時代のカップルへ、“ナシ婚“というシンプルな選択を
パートナーエージェントは株式会社オーセモーション・プロダクツと共同でIROGAMIを設立し、パーティー会場の運営サービス事業を10月1日(月)にスタートいたしました。結婚式や披露宴といった従来の慣習にとらわれることなく、多様化する結婚のかたちに対して、希望に応えられるサービスを提供していきたいと考えています。
IROGAMI https://iro-gami.jp/