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成婚ストーリー

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成婚コンシェルジュが見守った、会員様の実話エピソード集

パートナーエージェントで実際にご成婚された会員様の実話をもとにした素敵なエピソードをご案内します。

第70話

「手をつなごう」

プロフィール

小百合さん(仮名)

男性に対する苦手意識を克服させてくれるお相手が、必ずいると信じて…。

32歳 北海道在住。趣味は、イラスト、マンガ、野球観戦、食べ歩き、音楽鑑賞。...
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男性に対する苦手意識を克服させてくれるお相手が、必ずいると信じて…。

32歳 北海道在住。趣味は、イラスト、マンガ、野球観戦、食べ歩き、音楽鑑賞。
スラリとした美人で、守ってあげたくなるような天然気質。昔から異性にもてていたが、それがかえって男性に対する恐怖心にも似た苦手意識につながってしまっていた。紹介数9名。コンタクト率56%。入会から5ヶ月で成婚退会へ。

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聖也さん(仮名)

人を思いやれる誠実さが魅力。優しさゆえに頼りないと言われることもあったが…。

29歳 北海道在住 趣味は、お菓子作り、読書、温泉地巡り、映画鑑賞、スイーツ食べ歩き。...
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人を思いやれる誠実さが魅力。優しさゆえに頼りないと言われることもあったが…。

29歳 北海道在住 趣味は、お菓子作り、読書、温泉地巡り、映画鑑賞、スイーツ食べ歩き。
心理相談員という仕事にピッタリの誠実で思いやりのある人柄が魅力だが、年下の女性からは頼りないと思われることも。お互いが大事にしているものを尊重し合えるお相手を探して入会。紹介数6名。コンタクト率50%。入会から4ヶ月で成婚退会へ。

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ストーリー

「手をつなごう」

男性に対する苦手意識に悩んでいた女性を、温かい男性の思いやりと、成婚コンシェルジュの心強いサポートがやさしく包み込む。

誰にも言えなかった悩み
「女性と話すのも緊張するんですけど、男性と二人になると息苦しくなるくらいの緊張なんです…。でも、こんな私でも打ち解けられる男性がいるんじゃないかと思って…」
そう語る小百合は、確かに女性成婚コンシェルジュの篠山が相手でも、かなり緊張していた。
しかし、何度かの面談を重ねるうちに篠山に信頼を寄せ始めた小百合は、誰にも言えなかった悩みを打ち明けていった。
昔から、相手にどう思われているか、嫌な気持ちにさせていないかと、気にするあまりに心身ともに身構えてしまうところがあったこと。そんな内面の不安に気付かずに、小百合の美しさに惹かれて強くアプローチしてきた男性の存在が、いつしか男性全般に対する苦手意識を生み出してしまったこと。交際に発展しそうでも、手をつなぐことも難しくて、結果としてうまくいかなかったこと…。
「大丈夫ですよ。ゆっくり小百合さんのペースで活動していきましょう。安心して心を委ねられるお相手を、一緒に探していきましょう」
そう伝えた篠山の頭には、ひとりの男性会員の顔が浮かんでいた。
ゆっくりと、ゆっくりと
人一倍デリケートな悩みを抱える小百合を理解し、受けとめてくれるのは彼しかいないと篠山がすぐに思い至った男性こそ、聖也だった。心理相談員をしている聖也は、相手の気持ちに寄り添い、穏やかに話を聞いてくれる繊細さのある男性だ。初めて聖也に会った後、小百合は少し安らいだ顔で篠山に言った。
「聖也さんはやさしい雰囲気で、私のペースに合わせてゆっくり話を聞いてくれる方でした。いつもよりリラックスできたし、息苦しさも感じませんでした」
小百合にとっては、大きな一歩だ。一方の聖也は、一目で小百合に心を奪われてしまっていた。篠山は、詳細な理由は伝えなかったが、小百合がゆっくり進めたいタイプであることを聖也に話し、性急な行動をしないようにアドバイスしつつ、二人の関係を見守った。
初めての美味しい食卓
何度かデートを重ねるうちに、聖也は出会って1ヶ月ほどで真剣交際に進みたいと篠山に相談してきた。篠山が小百合に気持ちを確認すると、その時点では「すごく私を想ってくれていることは伝わるし嬉しいけれど、もう少し時間が欲しい」という答えだった。しかし、それから約3週間後、小百合から紹介をストップして聖也と向き合いたいという連絡が来た。
「恋愛感情なのかはまだ分からないんですが、聖也さんといるとすごく気持ちが楽なんです。男性と二人で食事をして、美味しいと思えたのは初めてかもしれません」
「すごいことじゃないですか。結婚したらどれだけ自分らしく、素でいられるかが大事ですよ。」
「確かに私は今、聖也さん以外に考えられないと思っています。でも、私の悩みを全部知った時に、彼にどう思われるのかが怖いんです。もし拒否されたら、立ち直れないかもしれない」
小百合の不安はもっともなことだった。篠山は、まず聖也の気持ちを確認し、それからじっくり本人同士で話してもらうことに決めた。
驚き、のち、揺るぎない決意
篠山から、小百合がゆっくり進めたいと言っていた理由や、初めてご飯を美味しいと思えたという話を聞いた聖也は、驚いた様子を見せた。
「そんな悩みのある小百合さんですが、いま彼女が一緒に歩んでいける可能性を感じているのは聖也さんだけです。結果として、やっぱり難しいという判断をされることもあるかもしれませんが、それでも小百合さんとの未来を考えてもらえますか?」
最後に尋ねた篠山に対し、一瞬の沈黙のあと聖也は真剣な顔で答えた。
「正直、そこまでとは想像していませんでした。でも小百合さんが僕を信頼してくれているなら、僕は彼女の全てを受けとめます」
聖也のその言葉を小百合に伝えると、電話越しでもわかるくらいに安心した様子が伝わってきた。こんな自分を受け入れてくれる人なんていないのではないかという不安から、小百合が初めて解放された瞬間だった。
「さあ、あとは小百合さん自身の口で、『他の誰でもない、あなたと一緒に前に進みたい』ということを聖也さんに伝える番ですね」
「はい。しっかり伝えます」
差し出された手
後日、成婚退会の報告に二人が訪れたとき、篠山が驚くことが起きた。記念写真を撮る際に、聖也が「ハイ、小百合さん」と手を差し出し、小百合が自然にその手をとったのだ。
男性と二人きりになるのも辛い、手をつなぐなんて絶対できないと言っていた小百合の驚くべき変化だった。あとで小百合に話を聞くと、こんな答えが返ってきた。
「ズルいですよね。人目もあるし、つながないわけにいかないじゃないですか。でも、恥ずかしかったけど、手をつなぐのは全然イヤじゃなかったんですよ。本当に素敵な出会いをありがとうございます」
そして成婚退会から3ヶ月、結婚式の日取りが決まったと聖也から篠山に連絡があった。急激な変化はなくても、お互いに信頼し合う気持ちは日々強くなっているという言葉が嬉しかった。「小百合さんの嬉しそうな姿を見ると、なんとも言えない幸福感で満たされます」と話す聖也の穏やかな声には、つないだ手を離さない温かさと頼もしさが溢れていた。
成婚につながる活動術専任の成婚コンシェルジュからのアドバイス

本当の自分を隠さず打ち合ける。
お相手に対しても、成婚コンシェルジュに対しても。

初対面の人と人間関係を築いていくうえでは、「言っても仕方ない」と飲み込んでしまったり、「知られたら恥ずかしい」と隠そうとしてしまうこともあるかもしれません。けれども、これからの人生を一緒に歩むパートナーを探す婚活においては特に、本音を打ち明ける勇気を持っていただきたいと思います。誰にも言えなかった悩みでも、打ち明けた結果、より深く思いやってくれる人も、共に立ち向かってくれる人も必ずいます。そういう運命のお相手を見つけ出すためにも、ぜひ本当の自分を隠さないコミュニケーションを心掛けてください。私たち成婚コンシェルジュに対しても、それは同じです。的確なサポートをするためにも、今どんなお気持ちなのか、これからどうしていきたいのか、正直なお気持ちをお聞かせください。考えがまとまらなければ、成婚コンシェルジュが一緒に整理します。しっかりとご自分のお気持ちと向き合って、進むべき道を一緒に探していきましょう。

成婚コンシェルジュ

篠山 Shinoyama

結論を出せずに迷っている会員様の気持ちを一緒に整理しながら、提案をすることを大切にしている。

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