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[特徴] 富士山を挟んで静岡県の反対側、本州の内陸部に位置する山梨県は、県土の80%以上を山岳地帯が占めている県です。県庁所在地は甲府市で、人口は約85万人(平成24年度)、過疎化が進む県の1つです。特産品はブドウや桃、サクランボなどの果物と、ブドウから作られるワインです。山岳地帯の多い山梨県内で耕作可能な地域は甲府盆地を中心とした水捌けの良い平坦地です。戦前は養蚕も盛んに行われていましたが、化学繊維の登場により衰退し、それに代わって果樹栽培が盛んになりました。また、富士山や南アルプス山麓ではミネラルウオーターが多く生産され、全国の生産量の40%に及んでいます。首都圏及び名古屋圏にも交通のアクセスが良いことから、豊かな水源を活かした精密機械産業の進出が多く、さらには、水晶が採掘されたことから宝石加工産業の進出も多いことが特徴です。富士箱根伊豆国立公園、南アルプス国立公園などの国立公園があり、富士山とその関連文化財群が世界文化遺産に指定されて以来、訪れる観光客も増加しています。

[結婚情報] 山梨県で、平成24年度に出された婚姻届けの件数は、約3,900件、婚姻率は全国平均をかなり下回っています。山岳地帯が多い山梨県は、甲府盆地などに人口が集中していますが、内陸県のため大規模な工業地帯は無く、全体的に過疎化が進行しています。ブドウや桃、サクランボといった果樹栽培が盛んですが、担い手の高齢化対策と海外から輸入品が自由化された場合などを考えた更なる経営基盤の強化が求められ、規制改革が必要とされています。農業をはじめとした第一次産業の従事者の収入が安定するためには、現状のような弱者救済一辺倒では本質を取り違えてしまうという現実をしっかり見据えた改革が求められています。地域の経済が安定することで、その地域の人口増加、婚姻率の上昇、ひいては出生率の上昇へとつながっていくことでしょう。山梨県では、未婚化・晩婚化対策として、県民生活・男女参画課にやまなし縁結びサポート事業事務局を設けて、婚活イベントの開催や情報の提供などを行っています。農業体験などを組み込んだ婚活イベントなども盛んに行われ、近年では首都圏からの参加者も増加してきているようです。

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