vol.88
SNSで「告白」「別れ」を告げる若者が2倍以上に
iPhone登場から10年、SNSが変えた恋愛シーン
〜恋人とのやりとりはメールよりもSNSで。タイムラインで相手のプライベートもチェック〜
成婚率にこだわる婚活支援サービスを展開する株式会社パートナーエージェント(証券コード:東証マザーズ6181、本社:東京都品川区、代表取締役社長:佐藤茂、https://www.p-a.jp/、以下パートナーエージェント)は、25〜29歳の独身男女270人と35〜39歳の独身男女270人に対して「SNSを利用した恋愛事情の変化」に関するアンケート調査を実施いたしました。
<調査背景>
2007年6月29日に初代iPhoneが発売されてから10年が立ちました。この10年間でスマートフォンはすっかり日本社会に定着し、特に若い世代のほとんどがスマートフォンを使っています。
またスマートフォンが普及したことにより、SNSも急速に広がりました。10年前にもmixiやGREEといったSNSは存在していましたが、LINE、Facebook、Twitter、Instagramなど、この10年間でさまざまなSNSが存在感を増してきています。
スマートフォンやSNSは私たちの生活を便利にしてくれるだけではなく、同時にスマートフォンやSNSから影響を受けて私たちの生活が変わってきた面もあります。恋愛のシーンにおいても例外なく、スマートフォンやSNSが普及したことで恋愛スタイルが変わったところもあることでしょう。
そこで今回の調査では、スマートフォンやSNSの普及によって若者の恋愛スタイルがどう変わったのかを調査しました。恋愛シーンにおけるSNSの利用状況について、“現在”20代後半の独身男女と、“10年前”に20代後半だった30代後半の独身男女にそれぞれ質問することで、この10年間で生じた恋愛スタイルの変化を考えてみました。
<気軽・手軽>
・SNSの方がメールや電話よりカジュアルなイメージがあるのでやりとりしやすい(28歳・男性)
・ラインは手軽なので交際相手との連絡が増えた(26歳・女性)
・常に緩く交流することができる(27歳・男性)
・LINEで連絡を取り合うので、手軽になった。アルバムを作成して写真を共有している(27歳・女性)
<つながりやすい>
・連絡先を気軽に聞く方法として、LINE IDは便利だと思う!そしてタイムラインで軽くアピールする!(27歳・女性)
・電話番号を聞くよりLINE交換は手軽なので、気になる人に聞きやすい(29歳・女性)
・初恋の相手と再会できた(27歳・男性)
<直接言えないことも言いやすい>
・直接会うと緊張して上手く話せないが、SNSならコミュニケーションを取りやすい(28歳・女性)
・顔が見えないので、仮想の恋愛ができてとてもわくわくするような感じがする(27歳・男性)
・ツイッターだと好きな人に普段言えない思いや、彼氏への不満をつぶやいてそれとなくアピールできる(27歳・女性)
・別れる時に会うのは気まずいので、軽い相手ならSNSで別れ話をする(26歳・女性)
<機能が便利>
・メールよりも過去に遡りやすい(27歳・男性)
・写真を送ったり、送られたりが楽にできる(29歳・女性)
・LINEはスタンプなどで気持ちを表現できるし、いつもつながっていられる(28歳・女性)
<その他>
・共通の話題について手軽かつ親密にやりとりできる。ある程度やりとりしてから実際に会うことができるため、身の安全が守れる(29歳・女性)
・いろんな駆け引きに使える(28歳・男性)
<伝わりにくい>
・想いをきちんと伝えるのが難しい。顔文字、絵文字を上手く使わないといけない(37歳・男性)
・相手に気持ちが本当に伝わっているのかがわからない。本人が投稿しているのか判断がつかない時がある(39歳・男性)
・建前でコミュニケーションを取ることが多いので、相手の本心がわかりにくい(39歳・女性)
<ケンカした時、別れた後に困る>
・別れた後に削除することが面倒。共通の知り合いがSNS上にいたら気まずい(39歳・男性)
・別れた後の画像流出など個人情報のコントロールが事実上不可能である事(35歳・男性)
・別れた後もSNS内の友達とか、知り合いを介して相手の情報が入ってきたり、目の当たりにしてしまったりが嫌だった(35歳・男性)
・少しケンカしただけでも2人の話題がなくなったりして、すぐに友人に何かあったの?ってバレる(36歳・女性)
<知らなくていいことまで知ってしまう>
・自分の知らない女友達と仲良さそうにやりとりしている姿を見て嫉妬する。世の中、知らなくてもいいこともある(37歳・女性)
・気になって、ついついSNSで調べてしまいショックを受けてしまう(36歳・女性)
・いらない情報が増えて相手のことを余計に詮索してしまう(39歳・男性)
・自分が知りたくなかったことまで知ってしまう可能性がある。自分が本命だと思っていたけど、他に本命がいて自分は遊び相手だったとか(36歳・女性)
<デジタルの落とし穴>
・乗っ取られてトラブルがあった(39歳・男性)
・見えないところで監視されたり他人を装ってコミュニケーションを取ってきたりするかもしれないところが怖い(36歳・男性)
・常に監視されているような感じで落ち着かない(38歳・男性)
・デジタルツールは情報検索という意味では非常に便利だけど、実感が湧きにくいし、データをアップすると半永久的に残るのが不安に感じる(35歳・男性)
・手軽につながることができるが手軽ゆえにストーカーされたり、自分がストーカーになってしまったり自制が効きにくくなる気がする(39歳・女性)
スマートフォンやSNSが普及したことにより、恋愛のシーンにおいてもさまざまな影響や変化があるということが分かりました。便利な反面、今までにはなかった状況から新しい問題も発生しているようです。
今後さらにSNSが進化することによって、恋愛コミュニケーションはもっと変化していくのかもしれません。
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