婚活支援サービスを展開する株式会社パートナーエージェント(証券コード:東証マザーズ6181、本社:東京都品川区、代表取締役社長:佐藤茂、https://www.p-a.jp/、以下パートナーエージェント)は、20~59歳の男女2,090人に対して「料理をする男性」に関するアンケート調査を実施いたしました。
<調査背景>
先日、鮭弁当のレシピ動画が話題になりました。白飯に焼いた鮭をのせただけといういたってシンプルなお弁当のレシピなのですが、「妻を怒らせた次の日のサケ弁当」というタイトルが物議をかもしたようです。
なぜ「夫」のお弁当をつくるのは、いつも「妻」なのでしょうか。なぜ「男性は料理が苦手」というステレオタイプなイメージから、なかなか抜け出せないのでしょうか。
現在、書店には料理男子向けのレシピ本が並び、料理教室では男性のためのクラスも開かれています。そうした状況から考えると、「男子厨房に入らず」はすでに時代遅れな考えと言えるかもしれません。今回の調査では、料理をする男性について調べてみました。
男性も料理をする時代
「週3日以上料理をする」23.6%、「週1日以上お弁当をつくる」15.7%
Q.あなたは普段料理をしますか?(n=2,090) ※ 必須回答
Q.お弁当をつくることはありますか?(n=2,090) ※ 必須回答
「料理男子」という言葉はすっかり定着しているように感じますが、日常的に料理をする男性はどのくらいいるでしょうか。
普段、料理をするかどうか聞いてみました。
「週に6~7日程度」(12.2%)「週に3~5日程度」(11.4%)と回答した男性は合わせて23.6%でした。女性の72.1%に比べると少ないものの、男性のおよそ4人に1人が週3日以上料理をしているようです。
次に、「お弁当男子」は実在するかどうか調べてみました。
「週に6~7日程度」(4.2%)「週に3~5日程度」(6.0%)「週に1~2日程度」(5.5%)と回答した男性は合わせて15.7%でした。男性のおよそ6人に1人が、週1日以上お弁当をつくっていると考えられます。
20代男性のおよそ3人に1人が週3日以上料理をしている
年齢別に集計してみたところ、「週3日以上」料理をする男性は「20~29歳」で29.4%、「50~59歳」で21.0%でした。若い世代ほど料理をする男性の割合が高くなっています。
お弁当については年齢による差がさらに顕著でした。「週1日以上」お弁当をつくる「20~29歳」男性は23.8%と、「50~59歳」男性の9.3%より14.5ポイントも多くなっています。
「節約のため」(44.9%)「健康のため」(33.7%)に料理する20代男性
Q.なぜ料理をするのですか?(n=360) ※ 必須回答・複数回答可
「料理をする」と答えた男性に、どんな理由で料理をするのか聞いてみました。
「自分の好みの料理が食べたいから」という回答が各世代でトップとなりました。「20~29歳」男性では、続いて「節約のために」(44.9%)「健康のために」(33.7%)という回答が多くなりました。
20代男性は自分自身のために、必要を感じて料理をしているようです。
料理は「インターネットレシピを見ながら覚えた」20~30代
「なんとなくつくっているうちに覚えた」40~50代
Q.どうやって料理ができるようになりましたか?(n=360) ※ 必須回答・複数回答可
料理男子たちは、どうやって料理を覚えたのでしょうか。若い世代では「家族から教わった」という人が「20~29歳」で49.4%、「30~39歳」で45.6%と最多でした。
上の世代では「なんとなくつくっているうちに覚えた」という人が「40~49歳」で50.6%、「50~59歳」で56.5%と最も多くなりました。
また、「20~29歳」(31.5%)や「30~39歳」(35.6%)では「インターネットレシピを見ながら覚えた」という人も多くなっています。
料理する男性の55.2%が「冷蔵庫にある食材で料理できる」
Q.料理ついてあなたに当てはまるものをお答え下さい。(n=360) ※ 必須回答
料理をする男性に、料理についていくつか質問をしてみました。
「冷蔵庫にある食材で料理できる」と答えた人は55.2%でした。料理をする男性の半数以上がありあわせの食材で何かしら料理をつくることができるようです。日常的に料理をしていることがうかがえます。
「料理教室に行ったことがある」と答えた人は10.2%でした。近ごろは男性向けのレッスンも増えているようで、これからは料理教室で料理を習う男性がさらに増えるのかもしれません。
「これからの時代は男性も料理するべきだ」男性59.1%、女性73.8%
Q.料理についてあなたの考えを教えて下さい。(n=2,090) ※ 必須回答
一昔前まではどちらかと言えば「料理は女性がするもの」というイメージがありました。家族の食卓を準備するのはお母さん、という家庭が多かったのではないでしょうか。料理をする男性が増えている現在、そのイメージはどのくらい変わったのでしょうか。
料理についての考えを男性と女性で比べてみました。
まず、男性で「料理は女性の仕事だ」と考えている人は20.3%でした。「これからの時代は男性も料理するべきだ」と考えている人は59.1%となっています。
女性で「料理は女性の仕事だ」と考えている人は男性より1.5ポイント多い21.8%でした。「これからの時代は男性も料理するべきだ」と考えている人は73.8%でした。
20~30代は料理ができなくても「それほど困らない」「買って食べればいい」
年齢別に男性の料理についての考えを比較してみました。
「料理ができなくてもそれほど困らない」と答えた「20~29歳」は34.8%、「30~39歳」は30.3%でした。
「料理ができなくても買って食べればいい」は「20~29歳」で34.8%、「30~39歳」で38.6%でした。
若い世代ほど、「料理ができなくてもそれほど困らない」と思っているのは、女性に料理をしてもらえればいいというよりも、「料理できなくても買って食べればいい」と考えているからなのかもしれません。身近に安くておいしい飲食チェーン店があること、コンビニやスーパーの惣菜や弁当といった中食が充実していることなどが要因にあるのでしょうか。
料理男子への女性の好感度はやはり高い
「好ましい」81.8%、「かっこいい」72.9%
Q.料理をする男性についてどう思いますか?(n=2,090) ※ 必須回答
料理をする男性についての印象はどうでしょうか。男性、女性それぞれに聞いてみました。
同性である男性の目から見ても、料理をする男性は「好ましい」(64.1%)と感じているようです。また、「かっこいい」(53.0%)という意見も多く見られました。
女性も同じく、料理をする男性について「好ましい」(81.8%)「かっこいい」(72.9%)と感じる人は多いようです。
どの項目についても男性より高い結果となっていることから、料理男子に対する女性の好感度は高いと言えるのではな
いでしょうか。
恋活や婚活などの場でお目当ての女性にアピールするには、料理の腕を磨くことも効果的かもしれません。
旬の食材がいっぱいの「食欲の秋」です。この機会にぜひ、料理にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。