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QOM総研

vol.100

婚活・結婚・恋愛をテーマに10年間で100回調査
過去調査と最新データを比較
〜変わる結婚、婚活への意識〜20代男性の80.3%、女性の78.0%が出会いがなければ「婚活したい」〜

成婚率にこだわる婚活支援サービスを展開する株式会社パートナーエージェント(証券コード:東証マザーズ6181、本社:東京都品川区、代表取締役社長:佐藤茂、http://www.p-a.jp/、以下パートナーエージェント)は、100回目を迎えるQOM総研の記念レポートとして、「男性の結婚相手に求める条件」「東京都または大阪府在住未婚女性の結婚観の比較」「10〜20代の結婚に対する意欲」について調査当時のデータと最新データを比較するアンケート調査を実施いたしました。

<調査背景>
Quality of Marriage(結婚の質)から見る“結婚の幸福度”をテーマに、結婚や婚活、恋愛についてさまざまな調査レポートをお届けしてまいりました「QOM総研」も、今回で100回目を迎えました。
調査を開始した2008年当時、“アラフォー”という言葉が流行語大賞を受賞しました。そのアラフォーの婚活に対する意識調査からスタートしたQOM総研、「未婚男女の結婚観」「夫婦の役割分担」「若い世代の恋愛観」など、多様な視点から調査を行ってまいりました。
記念すべき100回目はこれまでの総集編として、いくつかの主な調査を振り返ります。過去の調査を最新データと比較しながら、時代とともに変化してきた結婚や婚活に対する意識について考えてまいります。

男性の10人に1人が
自分より年収の高い妻が理想(11.1%) 2012年から3.4ポイント増
年齢は同じくらいがいい(24.4%)、身長は気にしない(33.5%)

Q.あなたにとってパートナーの年収は、ご自身の年収と比較してどうあるのが理想的ですか?
Q.あなたにとってパートナーの年齢は、ご自身の年齢と比較してどうあるのが理想的ですか?
Q.あなたにとってパートナーの身長は、ご自身の身長と比較してどうあるのが理想的ですか?
(n=2012年1,000、2014年1,000、2017年1,000) ※ 必須回答
過去調査の中で最も反響が大きかったのは、2012年に行った三等調査(vol.17)です。
女性の結婚相手に求める条件として、高学歴、高収入、高身長の「三高」という言葉はよく耳にしますが、こちらの調査では男性が結婚相手に求める条件をテーマにしました。
男性にとってはお相手の女性の収入、年齢、身長について、それぞれ自分と比べてどうあるのが理想か、また仕事と家事の理想的な役割分担について調査したところ、仕事・家事の機会は【平等】 年収は【対等】 身長・年齢は【同等】がいい「三等」という結果となりました。
さらに2014年に行った再調査(vol.29)では、同じくパートナーには三等を求めるという傾向が見られると同時に、「気にしない」層が増加していました。
2012年の調査より5年が経過した現在、男性の結婚相手に求める条件に変化はあったのでしょうか。

まず収入について、「同じくらいがいい」と回答した人は24.8%でした。2012年の調査時と比べて1.4ポイント増えています。
反面、「高い方がいい」と回答した人は11.1%、「低い方がいい」と回答した人は14.5%で、その差はわずか3.4ポイントでした。2012年の結果と比較しても、「高い方がいい」という回答が増え、「低い方がいいという回答は減っています。男性より高収入の女性はモテないという説は既にステレオタイプのようです。

グラフ1
次にパートナーの年齢について見ていきましょう。こちらは、いまだ全体的に男性は自分より年下の女性を好む傾向があるものの、「同じくらいがいい」(24.4%)と考える男性が増えていることが分かります。
グラフ2
身長についてはどうでしょうか。こちらも、全体的に自分と比べて「低い方がいい」と考える傾向にあるようですが、「いずれも気にしない」と答えている人も33.5%いました。2012年と比較すると10.6ポイント増加しています。
グラフ3

家事は分担、共働きが理想38.6%、2012年調査より4.0ポイント増
仕事・家事の機会は平等に

Q.あなたにとってパートナーとの役割分担はどうあるのが理想的ですか?
(n=2012年1,000、2014年1,000、2017年1,000) ※ 必須回答
お相手の収入や年齢、身長だけでなく、夫婦にとっては仕事と家事の役割分担も重要な問題となってきます。日本では長い間、男性は外で働き、女性は家庭で家事と育児というスタイルが推奨されてきましたが、現代の未婚男性にとって理想的なパートナーとの役割分担はどのようなものなのでしょうか。
2012年の調査で「家事分担し、共働きをしていきたい」と回答した男性は34.6%でしたが、今回の2017年調査では38.6%で4.0ポイント増加しています。
グラフ4
理想の結婚相手は自分よりも高収入、同じくらいの年齢、身長は気にしない、家事は分担で共働きなど、決して大きな数字ではありませんが、一昔前の価値観から少しずつ変化している様子がうかがえます。

東京女子・大阪女子どちらも結婚相手は「性格(価値観)が合う人」がダントツ

Q.あなたが結婚相手に対して重要視することについて教えてください。
(n=東京2013年289、東京2017年200、大阪2014年200、大阪2017年150) ※ 必須回答・複数回答可
続いて、QOM総研の定番となっているエリア比較調査についてご紹介いたします。パートナーエージェントが新規出店する際、出店先の都道府県に住む未婚男女の結婚観について調査しています。
今回は2013年調査(vol.23)の東京都在住未婚女性と、2014年調査(vol.30)の大阪府在住未婚女性の結婚観について、最新のデータと比較しながらご紹介いたします。
東京女子と大阪女子、またいずれの年も、結婚相手に対して重要視することは「性格(価値観)」がトップとなりました。
この点に関しては時代によって大きく変化することはなさそうです。
グラフ5

理想の夫婦像
「一緒にくだらないことで笑いあえる夫婦」「ラブラブでいられる夫婦」が増加傾向に

Q.あなたにとっての理想の夫婦像について教えてください。
(n=東京2013年289、東京2017年200、大阪2014年200、大阪2017年150)※必須回答
さらに、東京女子と大阪女子の理想の夫婦像の違いについて調査いたしました。
「一緒にくだらないことで笑いあえる夫婦(笑いのツボ重視)」では東京女子が、2013年の10.0%に比べて2017年は16.0%と大きく回答率を伸ばしています。また、「結婚後も変わらずに、ラブラブでいられる夫婦(恋愛感情重視)」に関しては大阪女子が、2013年には7.5%だったのが、2017年は12.0%となっています。
一緒に笑いあえる友だちのような夫婦、いつまでもラブラブな恋人同士のような夫婦と、望まれる夫婦間の関係性もこれから変わっていくのかもしれません。
グラフ6

「結婚したくない」人は減少傾向に。10〜20代の結婚観

Q.あなたの結婚に対する考え方について教えてください。(n=2016年809、2017年800) ※ 必須回答
最後にご紹介するのは2016年に行った10〜20代の結婚意欲に関する調査(vol.46)です。
婚活というと、結婚を焦りはじめた世代が重い腰を上げて始めるというイメージがありますが、近ごろでは結婚はまだ少し早いと思われがちな20代前半から婚活を始めている人が増えています。
2016年3月の調査から1年と9カ月。若い世代の結婚に対する意識は本当に変わっているのでしょうか。最新データと比較してみました。
前回調査よりも「結婚したい人」は減少し、「わからない・答えたくない」と答えた人は増えていました。同時に「結婚したくない」と回答した人が10〜20代の男女共に減少しています。
グラフ7

「20代で結婚したい」20代男性で27.0ポイント、女性は21.6ポイント増加

Q.理想の結婚年齢は何歳ですか?(n=2016年809、2017年800) ※ 必須回答
結婚したいと答えた人に何歳で結婚するのが理想か聞いてみました。
「20代前半」「20代後半」を合わせて“20代で結婚したい”と回答した10代男性が82.6%、20代男性は63.0%、10代女性は93.6%、20代女性は81.4%でした。結婚願望のある人は20代のうちに結婚したいと考えているようです。
グラフ8

出会いがなければ「婚活をする」20代男性の80.3%、女性は78.0%!
婚活はいまや当たり前

Q.もし結婚したくても相手が見つからない場合、どういう手段をとりますか?(n=2016年809、2017年800) ※ 必須回答
結婚に一番必要なものは出会いです。結婚したいと思える相手に自然に出会えなかった場合、結婚したい人たちはどうするのでしょうか。
「婚活をする」と回答した10代男性は2016年と比較して0.2ポイント増の67.2%、20代男性では18.4ポイント増の80.3%、10代女性は5.8ポイント増の76.9%、20代女性は6.9ポイント増の78.0%でした。
“婚活”がここ数年で、かなり世の中に浸透してきたからなのかもしれません。
グラフ9

「ネット婚活に登録」したい10〜20代男女共に増加傾向に

Q.もし結婚したくても相手が見つからない場合、どういう手段をとりますか?(n=2016年809、2017年800)※必須回答
出会いがなければ婚活するという先ほどの結果を受けて、具体的にはどんな活動をするのか、その内容について聞いてみました。
最も多かった回答は「友人に紹介を頼む」(10代男性:30.0%、20代男性:29.2%、10代女性:35.4%、20代女性:41.5%)でした。まずはここから始めようと考えている人が多いようです。
また、「ネット婚活に登録」の回答率が2016年の調査と比べて、10〜20代の男女共に上がっています。ネット上の婚活サービスが増え、いろいろと選べるようになったことが要因ではないでしょうか。
グラフ10
グラフ11
男性の結婚相手に求める条件調査では理想の条件や、夫婦の役割分担に、東京都または大阪府在住未婚女性の結婚観の比較調査では理想の夫婦の関係性に、10〜20代の結婚に対する意欲調査では若い世代の婚活への意識に、それぞれ変化が見られました。

「婚活」という言葉がメジャーとなり始めた2008年には、まだ自然な出会いからの恋愛結婚への憧れが強く、婚活に対して「恥ずかしい」「だまされないか不安」といったネガティブなイメージが強かったように思われます。それが時代の移り変わりとともに意識も変わり、現在では積極的に相手を探しに行く“婚活”をしていてもネガティブな感情を持つ人は比 較的少なくなり、世代を問わずに当たり前のものと認識する人が増えているのではないでしょうか。
また、「夫は外で働いて稼ぎ、妻は家庭で家事・育児を」といった夫婦観もすっかり古いイメージとなりました。収入=夫、家事・育児=妻という決まった役割ではなく、パートナーとしてお互いを支え合う関係性が求められる時代なのかもしれません。
あなたにとって一番のパートナーを探すための活動こそが“婚活”です。古い常識にとらわれずに、どうぞ勇気を持って歩き出してみてください。
パートナーエージェントはそんな皆さまの“婚活”を、これからも応援してまいります。

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