成婚コンシェルジュによる婚活支援サービスを展開する株式会社パートナーエージェント(本社:東京都品川区、代表取締役:佐藤茂、以下パートナーエージェント)は、20~50代の未・既婚男性1,000名に向け、理想のパートナー像と、パートナーとの理想の関係に関するアンケートを行いましたので、その調査結果を発表いたします。
<調査背景>
女性にとっての理想のパートナー像について、古くは「三高」(高学歴・高年収・高身長)、最近では「三平」(平均的な年収・平凡な外見・平穏な性格)と言われています。一方、男性から見た理想のパートナー像はどんなものでしょうか。婚活総研では2012年12月に男性にとっての理想のパートナー像を発表し、「仕事・家事の機会は【平等】 年収は【対等】 身長・年齢は【同等】」の「三等」が男性の理想であると分析しました。
それから1年あまりが経過し、男性にとっての理想のパートナー像は変化しているのでしょうか。あらためて理想のパートナー像と、パートナーとの理想の関係について調査してみました。前回調査と比較しつつ、これから結婚適齢期を迎える“ゆとり世代”の結婚観についても焦点を当てます。
【年収】 ゆとり世代は「同じくらいがいい」
パートナーの稼ぎにもある程度は期待したい?
男性がパートナーに求める「理想の年収」は、前回調査と同様に「気にしない」が52.9%と最も多くなりました。次に多かったのが「同じくらいがいい」で23.0%、次いで「1~100万円ほど低い方がいい」(9.1%)でした。 ゆとり世代(1987年4月2日~2004年4月1日生まれ)に絞ってみると、「同じくらいがいい」が30.0%と全体平均を上回る結果となりました。その分、割合が少なくなっているのが「低い方がいい」「気にしない」といった回答です。まだ若く、パートナーの年収を「気にしない」と言えるだけ稼げていないのか、パートナーの年収にもある程度は期待したい人が多いのかもしれません。
【仕事・家事の分担】 まだ若いからか、ゆとり世代は「特に考えたことがない」
仕事・家事の分担についても、前回と同じく「家事を分担し、共働きをしていきたい」(33.3%)との考えが最も支持を集めました。前回調査と比べると、「特に考えたことがない」(32.3%)という回答が増え、従来型の仕事・家事分担を希望する「自分が外で働き、パートナーには家事や育児など家の中の仕事を担当して欲しい」との回答が比率を減らしました。 ゆとり世代の傾向を見ると、「家事を分担し、共働きをしていきたい」が全体平均よりも少ない分、「特に考えたことがない」の割合が増えています。未婚者も多い年代のため、理想の家庭像をまだ十分にイメージできていないのでしょうか。
【年齢】 ゆとり世代には「同じくらい」がよく、年上もある程度はアリ
男性が考える「理想の年齢」も、概ね前回調査に近い結果が出てきました。「同じくらいがいい」(21.0%)、「気にしない」(30.4%)を選んだ人が多く、年齢は「下の方がいい」と考えているのは43.4%と前回から0.7ポイントの減少、「上の方がいい」との回答も2.2ポイント減の5.2%となりました。
特徴が出たのはゆとり世代の理想像です。まだ若いためか、「同じくらいがいい」との回答が40.0%と半数近くを占めました。「下の方がいい」は20.0%と全体平均を大きく下回り、一方で「上の方がいい」の割合は9.0%と比較的高めになっています。
【身長】 ゆとり世代の理想像、身長については「気にしない」
パートナーの身長に対するこだわりは、前回からどう変化したのでしょうか。こちらも大筋では前回に近い結果となり、「気にしない」(27.0%)、「1~10cmほど低い方がいい」(34.7%)、「11~20cmほど低い方がいい」(23.5%)といった回答が多くなりました。 ゆとり世代も、全体の回答と同じような内訳になっていますが、「気にしない」が35.0%と、身長にはあまりこだわらない姿勢が見受けられます。
【理想の距離感】
ゆとり世代は「各自の時間もパートナーとの時間も同じくらい大切」(30.1%)
最後に、パートナーとの理想の距離感についての調査です。前回調査と比べ、「特に考えたことがない」(23.7%)との回答が大幅に増えました。「お互いにほとんど干渉し合わず、各自の時間を何よりも優先する」(9.2%)「パートナーの希望どおりにしたい」(5.8%)が微増、「できるだけ情報を共有し、パートナーとの時間を各自の時間よりも多少は優先する」(11.4%)「各自の時間もパートナーとの時間も同じくらい大切にする」(30.1%)が微減となっています。 ゆとり世代の理想を見ると、「特に考えたことがない」(27.0%)の比率が高めになっています。
【結婚観】 ゆとり世代は結婚意欲旺盛!
「結婚するつもりない」は全年代で最低の19.2%
本調査では、結婚を希望する時期についても尋ねています。ゆとり世代はまだ26歳以下と「アラサー」というには少し早い年代ですが、「1年以内」に5.1%が、「3年以内」に10.2%が結婚したいと回答しました。
また、「結婚するつもりはない」との回答もゆとり世代では19.2%と全年代を通じて最も少なく、結婚について前向きに考えていることが分かりました。
今回の調査全体を通してみると、前回調査と同じように「仕事・家事の機会は【平等】 年収は【対等】 身長・年齢は【同等】」の「三等」をパートナーに求める傾向が表れました。また、それほど大きな変化ではありませんが「気にしない」「特に考えたことがない」などの回答が全般的に増えています。 「パートナーはこうあってほしい」と理想を持って追い掛けるのではなく、あるがままを受け入れようとする考えが広まっているのかもしれません。
ゆとり世代の理想のパートナー像については、年収は「同じくらい」稼いでほしく、年齢も「同じくらい」であってほしいという意識が強く、他の年代よりも対等・同等の関係を求める傾向があるようです。 またゆとり世代は全年代を通じて結婚を前向きに考えていることが分かりました。