見た目がさえなくても恋愛スキルが低くても、幸せをつかむ男性・女性の共通点【30代からの恋のかさねかた、愛のはぐくみかた】
20代とは違う30代の恋。結婚するか否かの分岐ともなる年代であることから、未婚の30代にとって恋に迷いはつきものです。この連載では、婚活のプロフェッショナルから聞いた、恋愛・結婚についてのヒントをお伝え。恋する気持ちに寄り添い、ポジティブな気持ちで毎日を過ごすコツをお届けしていきます。
世の中には、ルックスがさえない、女子校・男子校出身で異性と話すのが苦手、などいわゆる「イケてない」と言われる人たちが存在します。しかし、そんな中でも、いい人と出会って幸せになれる人たちがいて、そういう人には決まってある共通点があるのだそうです。
今回は、イケてなくても幸せをつかむ人の共通点についてのお話です。
目次
見た目や会話力はもちろん第一印象に影響する
今さら声を大にして言うまでもなく、見た目や会話のよしあしは、第一印象を大きく左右します。婚活コンシェルジュ(婚活相談員)として多くのカップルの婚活をサポートをする立場から見ても、その点は同じだそう。
ファッションやヘアスタイル、体型は努力次第で変わるところもありますが、やはり持って生まれた顔かたちは変わりません。だからこそ、そこにこだわる人も多いのでしょう。
また、コミュニケーション面も大きな問題です。異性の前で目が泳いでしまう。会話でも一拍あくくらいならいい方で、二拍、三拍あいてしまう。そういう、異性との免疫がない人はやはり、ファーストコンタクトで断られることが多いといいます。
あなたは、まな板の上の鯉になれますか?
そんな中、見た目の印象やコミュニケーションのスキルを短期間で目覚ましくアップさせていく人たちがいます。その人たちはみんな、婚活コンシェルジュに「すべてを預けてスポンジのように吸収する」のだそうです。
例えば、クローゼットの中の服をすべて写メで撮って、デートのときの服装はどれがいいかと意見を聞く。会話やふるまいについてのアドバイスに素直に応じる。何度相手に断られても、「自分はこんなに頑張っているのに」といった被害妄想的発言をしない、など。
まさにまな板の上の鯉状態。リミッターをはずしてある状態、ともいえます。
■関連記事
新しい恋を始める前に。はずしておきたい、あなたのリミッター【30代からの恋のかさねかた、愛のはぐくみかた】
恋愛スキルを磨けば磨くほど、見た目への執着は薄くなる?
一方、恋愛スキルを磨くべきときに磨いていない人は、見た目への執着が強いといいます。いわゆる、小中学校でクラスの人気者だったような人を求めるわけです。
もちろん外見へのこだわりには個人差があります。しかし、多くのカップルの行く末を見守ってきた婚活コンシェルジュの体感値として、恋愛スキルを磨けば磨くほど、見た目への執着は薄くなるそうです。
ある程度経験を経た人は、すんなり「生活」というテーマで相手を選ぶモードに切り替えられるのかもしれません。「今のその人」ではなく「この先の自分とその人」という未来に目が向くのではないでしょうか。
見た目への執着が薄くなった、見る目を持った人たち。そんな人たちはある意味、「イケてない」けれど素直に相手と向き合える人たち(まな板の上の鯉な人たち)と、好相性だと言えます。
共通点は相手を信頼して、素直にすべてを預けられるかどうか
話を戻しましょう。
婚活コンシェルジュによれば、他人にすべてを預けることができる人はたいてい、その人のいいところを見つめてくれる人と出会って幸せになれるのだそうです。
例えば、勤勉さや優しさ、あるいは学歴のよさや家柄、仲間うちで良好な人間関係を築いている、など。そうしたその人のいいところに光をあて、二人の先々の可能性に目を向けられるのはやはり、相手の素直さによるところが大きいはず。
素直で自分を変えることを恐れない人ならば、この先何があっても、きちんと向き合って話し合い、乗り越えていける。そう思えるのではないでしょうか。
そう。改めて言います。
幸せになる人の共通点は、相手を信頼して素直にすべてを預けられるかどうか。自分を変えたくない、自分をさらけ出したくない、そんな風に自分を守っている限りは、奇跡の出会いは訪れません。
まとめ
いかがでしたでしょうか。たとえサポートしてくれるコンシェルジュがいない立場だとしても、同じことだと思います。
家族や友人の忠告や意見を素直に受け入れることができるかどうか。相手から否定されても卑屈にならず、スポンジのように吸収して自分を変えていく勇気があるかどうか。そこがカギなのではないでしょうか。
吉田カンナさん(婚活支援サービス パートナーエージェント/コンシェルジュ)
ときには友人や家族にも言えない悩みを話されることもあるというコンシェルジュ。数多くのカップルの心に寄り添ってきた吉田さんならではのアドバイスが持ち味。
Photo by shutterstock