メキシコ流、ゆる〜いバレンタイン【メキシコ小料理屋ママのよもやま話】
いつも、愛情表現がダイレクトなメキシコの人たち。バレンタインではどう振る舞う?
目次
メキシコのバレンタイン・デーってどんな感じ?
HOLA! メキシコシティのダウンタウンの片隅の小料理屋で、暑苦しく接客するママのメヒ山メヒ子です。
気がつけば、もう2月。
もうすぐ、バレンタイン・デーですね!メキシコでは、Día del amor y la amistad(愛と友情の日)とされていて、パートナー、家族、友人たちへの日頃の感謝を示し、愛情と友情の継続を祝う日です。
だから、日本のバレンタイン・デーは、女性が男性に告白したり、チョコレートを贈る日となっていると伝えると、みんなびっくりします。「そんな日でも設定しないと愛を伝えられないのか!」という反応です。
バレンタインにどんなことをするのか
まずは、携帯でメッセージ!
パートナー、家族、友人たちに、携帯で「友情と愛情の日、おめでとう!いつも仲良くしてくれて本当にありがとう!これからもよろしくね」というメッセージを送り合ったり、家族で集まったり、友人同士で飲みに行ったり…。カップルはデートしたり…。2月14日はラブホテルが満室になる率が高いとか。ちょっとしたプレゼント交換も行います。
プレゼントの中身は?
バレンタインのプレゼントには、気軽に贈れるお菓子が多い
日本では、グルメなチョコレートやら、気合いの入ったプレゼントを贈ったりすることもあるようですが、こちら、もっときさくな感じ。ちょっとしたお菓子の詰め合わせ(チョコレートもプレゼントに入ることが多いですが、高級でないものだし、キャンディーやクッキーも入ってたりと自由です)や、花束、ハート形の風船みたいなグッズを、プレゼントします。プレゼントに500円以上かけることはないです。
メキシコでバレンタイングッズが売り出しはじめられるのは、10日前くらいからでしょうか(クリスマスグッズの販売が10月から始まっているのと比べると、気合いのなさを感じます)。露店ではハートグッズが売られ、レストランではバレンタインディナーが行われたりします。
メキシコ人にとっては、おまけ的な日?
ハート型の風船を持った人たちが街を闊歩します
日々愛情や友情を熱く伝え、挨拶するときには、ハグを欠かさないメキシコの人々にとっては、「バレンタイン」は特別な日ではなく、おまけ的な存在なのを否めません。
でも、この日にハート型のグッズや花束が売れるのは、地元経済の活性になって良いとは思います。
さて、ママの店『まぼろし』でも、バレンタイン・キャンペーンでもしようかしらね。
ハート型の風船を持って堂々と歩けるのは、バレンタインぐらいなので、誰か、ママにもくれないかしら?
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