「◯回デートすればパートナーは見つかる」結婚相談所の代表がリアルな数字を公開!/フランス編
ネットやアプリで恋人探しをする人が多いフランス。日本と比べると、結婚相談所はあまり身近な存在ではないようです。
とはいえ、もちろんフランスにも結婚相談所はあります! 日本と比べてサービスはどうなの? 会員が結婚相手に求めるものは? など、気になるところ。そこで、現地の相談所を訪問してみることにしました。
訪れたのは、フランスを始め、スペインやベルギーなど欧州を中心に95支店を構える「unicis」。1973年より40年以上に渡ってサービスを提供しています。同社代表のStéphane Maillard(ステファン・マイヤー)さんに、結婚相談所を利用したフランス人の婚活事情を尋ねてみました。同社では旅行やイベントを企画しながら、ひとりひとりのにニーズに合わせた結婚につながる恋人探しを支援しています。
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ーどのような人たちが利用しているのですか?
離婚歴のある男女(40〜65歳)が半数、未婚の男女(20〜35歳)が25%、寡男・未亡人(65歳以上)が25%です。
ーフランス人の会員が結婚相手に望むものは?
女性は生活の安定を求めている人が多いため、男性の財力や学歴、社会的地位などを気にされるようです。一方、男性はパートナー選びには外見重視という人が多いですね。
ー会員のみなさんは、パートナーが見つかるまでにどれぐらいかかりますか?
婚活を始めてから、長期的なお付き合いができるパートナーが見つかるまでには、たいてい1年2カ月ほどかかります。なかには1〜2カ月の婚活期間で見つかる人もいますし、3〜4年かかる人もいます。
ー(前の質問を受けて)パートナーがなかなか見つからないのは、なぜだと思いますか?
理想のパートナーに出会えるかどうかは、確率の問題でもあるのです。具体的に言えば、初デートでは、次のようなパターンが考えられます。
「男性側も女性側も、お互いに興味が湧かなかった」「男性側は女性に興味が湧いたが、女性が乗り気ではなかった」「女性側は男性に興味が湧いたが、男性が乗り気ではなかった」「男性側も女性側も、お互いを気に入った」つまり、1回のデートでフィーリングの合う人が見つかる確率は25%なのです。
異なる相手と40回ほどデートを重ねることで、多くの人たちが理想のパートナーに巡り会えるようです。
このほか、小さなお子さんのいる会員様や65歳以上の女性の会員様はパートナーが見つかりにくい、という状況もあります。
ーフランスにも「結婚して一人前」というようなプレッシャーはありますか?
フランスの場合、社会からの圧力よりも家族からのプレッシャーの方が大きいですね。また「子どもが欲しい」と願う女性は、その思いが自らのプレッシャーになっているようです。
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いかがでしたか? 日本、フランスに関係なく、理想のパートナーを見つけるには、さまざまな人とデートしてみるのが最善の方法と言えそうです。具体的な方法については「選択肢は3人以上のほうがいい」というこちらの記事が参考になりそう。みなさんが素敵なパートナーに出会えますように! Bon courage!(ボン・クラージュ/フランス語で「がんばって」)
[取材協力] unicis代表 Stéphane Maillard氏
[参照] unicis