婚活は筋トレと同じ。心を鍛えれば恋愛や人生はもっと楽になる【30代からの恋のかさねかた、愛のはぐくみかた】
20代とは違う30代の恋。結婚するか否かの分岐ともなる年代であることから、未婚の30代にとって恋に迷いはつきものです。この連載では、婚活のプロフェッショナルから聞いた、恋愛・結婚についてのヒントをお伝え。恋する気持ちに寄り添い、ポジティブな気持ちで毎日を過ごすコツをお届けしていきます。
「二人で話していても楽しそうじゃないし」「一度誘ったけれど断られたし」そんなふうにすぐにあきらめて、いつも腫れものにさわらないような恋愛しかしていない人が少なくありません。誰だって失敗したくないし、傷つきたくない。でも実は、心だって体の筋トレと同じ、鍛えれば強くしなやかになり、甘やかせば弱く衰えるのです。
今回は、あなたの婚活と恋愛に役立つ、心の筋トレのお話です。
目次
どうして心だけ甘やかすの?
筋トレとは、筋肉の量を増やしたり、強く育てたりするためにする練習です。負荷が大きすぎれば体を痛めることにもなるけれど、上手に負荷をかけて鍛えれば、筋肉は増え、強くなります。
腹筋に例えてみましょう。いつも同じ回数で終わらせてしまうと、いつまでたってもそこまでの回数しかできません。苦しいけれど、あと1回・・あと2回・・と日々チャレンジするからこそ、過去の厳しいと感じた回数も楽々こなせるようになるものです。そう、苦しいことも慣れれば楽になります。
逆上がりや自転車の補助輪はずしを思い出してください。何度も何度も失敗して、転んでも起き上がって練習して、かさぶたつくりながらできるようになったはず。
心だって同じです。「つらいこと」「不安なこと」は、そこでシャットダウンして逃げ出せばそれまで。向き合って乗り越えれば、次からはもう、「たぶんなんとかなること」になり、さらに繰り返し乗り越えれば、「大した問題ではないこと」になるのです。
そう。心だって、鍛えれば強くなるんです。
あなたの「恋愛のクセ」は?
メールの返事が1回こないだけで「もう連絡しない」とか、一度気まずくなったら「もう会わない」とか、相手のシャッターがおりたらもう終わり。そういう人も多いでしょう。
でも、それをこじ開けるという選択肢だって、あるんですよ。新しいところに踏み出さないと毎回そこで終わってしまいます。
本当は恋愛に、こうなったから終わり、という決まりやマニュアルはありません。陥りがちなパターンがあるなら、それを自分の「恋愛のクセ」ととらえて、そのクセをどう乗り越えられるか、コツを探してみましょう。
その試行錯誤こそが、心の筋トレになるのです。
まとめ
いかがでしたでしょうか。筋トレは苦しいものです。でもやってみるとそれは、自分を支えてくれる心の筋肉となり、苦しみや不安からあなたを守ってくれます。そして筋力でよりスポーツが楽しめるように、より人生を楽しめるようになるでしょう。
坂西祥江さん(婚活支援サービス パートナーエージェント/コンシェルジュ)
ときに厳しい言葉をかけることもあるのは、相手の幸せを心から願っているからこそ。「婚活の楽しみ方」を伝えるスペシャリストであるコンシェルジュからのアドバイスは、目から鱗の連続です。
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