密かに気になる、メキシコのアダルトショップ事情【メキシコ小料理屋ママのよもやま話】
HOLA! メキシコシティのダウンタウンの片隅で、細々と小料理屋「まぼろし」を営むママのメヒ山メヒ子でございます〜。うちの店がある地区は、観光客や家族連れで賑わう場所なのですが、セックスショップ(アダルトショップ)が、たくさんあるんです!白昼堂々、カップルが利用する姿も、よく見かけます。
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メキシコの人々が気軽に利用するセックスショップ
メキシコシティのダウンタウンにあるセックスショップ。大通りに面した場所に堂々と存在する (Photo by MIHO NAGAYA)
いったいどんな人たちが利用しているのかと思っていたのですが、けっこうな頻度で利用している友人・知人(男性、女性ともに)がいて驚いています。
そこで、私の周囲にいる女性たちに、どんなものを買って使用しているのか、ちょっと聞いてみました(名前は仮名です)。
ビアンカさんの場合
ビアンカさんは、30代後半の会計士。
「セックスショップには、ジェルを買いに行くの。この間、ジェルを買いに行ったら、暗闇で光るジェルをお店の女の子に薦められたけど、スタンダードなものでじゅうぶん。でも、イチゴの香りを選んだけど」とのこと。
香りが付いているジェルがほとんどなので、その中から、好みのものを選ぶそうです。
イサベラさんの場合
イサベラさんは、フリーのデザイナー。長く付き合っていた彼氏がいましたが、ここ数年はシングルです。
「最近あまりにセックスしてないから、このままでは欲求不満でヤバイと思って、ディルドを買いに行ったの。仕事の打ち合わせの後に、EROTIKA(ラテンアメリカ最大規模のメキシコのセックスショップチェーン)で買った。適当な相手とセックスするより、ディルドのほうが病気の心配もないし、面倒くさくない」と、あっけらかんと語ります。
ディルドを買いに行くのも、コンビニへ買い物に行くような感覚なのか、と感心しました。
確かに、彼女が通うEROTIKAは女性が社長のチェーン店で、女性でも入りやすい明るい雰囲気が人気のセックスショップです。
【EROTIKAのビデオ】
ロレーナさんの場合
ロレーナさんは、学生で、スイスの公共機関で大学に通いながら働いています。
彼女はメキシコ人ですが、恋人のいるジュネーヴに移住しました。
「かつて遠距離恋愛中にディルドを購入して、利用していたんだけど、引っ越す時の荷物整理の時に、ディルドがどうしても見つからなくて。まあ、いいやと思って、そのままスイスへ旅立ったの。その3か月後、当時一緒に住んでいたルームメイトの友人(男性)が、その家へ行った時に、グォ〜〜ンって変な振動を戸棚の上の方から感じて、ネズミでもいるんじゃないかと思ったらしい。不審に思って戸棚を開けたら、ディルドが彼の顔めがけて突撃してきて、驚いて転倒したらしく、大騒ぎになったことがあったの。あれには爆笑した」と、豪快に語ります。
隠していたディルドがバレて、恥ずかしいんじゃないかと思いきや、そんな様子はまったくありませんでした。
メキシコで、画期的なジェルが誕生
そんな、性を謳歌するメキシコだからこそ、生まれたジェル「AQA7」が国際的にも注目されているようです。
https://youtu.be/z2OpQfp-YsE
塗って30秒でヴァギナやアナルの性病原菌を殺菌する、世界初のジェルだとか。
性を追求する文化があるからこそ、技術開発にも余念がないのですね。
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