同棲タイミングはいつがベスト?失敗しない基準3選と同棲までにやるべき準備を徹底解説
同棲のタイミングはどんな時期がベストなのか心配になるものです。適当に同棲を決めてしまうと最終的に破局してしまう危険性もあります。適切なタイミングを見極めて、正しく同棲を始めることが大切なのです。
結論として、同棲タイミングには下記3つの基準があります。
- 婚約したタイミング
- 一緒にいてドキドキが落ち着いたタイミング
- 交際から1年以上経過したタイミング
当記事をご覧になれば、同棲をどのタイミングで始めればいいかを深く理解できます。また、同棲の準備や注意点についても網羅的に解説しました。同棲を始める際の参考にしてください。
目次
同棲タイミングで失敗しにくい基準3選
同棲タイミングで失敗しない基準をまずはお伝えします。下記3つの点のどれかを押さえておくようにしてください。
- 婚約したタイミング
- 一緒にいてドキドキより安心が上回ってきたタイミング
- 交際から1年以上経ったタイミング
同棲タイミングは失敗するとケンカ別れの原因になる場合もあります。列挙したタイミングの基準と照らし合わせて考えましょう。
婚約したタイミング
婚約したタイミングが同棲を始めるには最適でしょう。結婚を約束して、これから生活を共にするための準備期間として同棲を始めるといった流れです。二人の認識がずれていると同棲は失敗しがちですが、婚約までできていれば認識のずれは少ないといえます。
お互いが本気で将来を考えているため、多少の問題が生じてもなんとか解決するように努力するでしょう。同棲を行う上で重要なことは、互いが歩み寄ることです。つまり、互いに歩み寄る心の準備ができている婚約後が同棲においてベストなタイミングといえます。
一緒にいてドキドキより安心が上回ってきたタイミング
メンタルの状態で同棲タイミングを選ぶなら、二人でいるときにドキドキを安心が上回ったら、がベストです。恋愛初期はやはり相手にドキドキするものですが、一緒に生活をするならドキドキだけでは不十分。同棲は一緒にいる時間が長いので、どちらかというと安心感が重要です。
たとえば、パートナーがいるとドキドキして落ち着かないといった状態であれば、まだ同棲は早いといえます。一緒にいてストレスを感じない、ずっと二人でダラダラできるといった状態になってから同棲を検討しましょう。
交際から1年以上経ったタイミング
交際期間を基準にするなら、交際1年を基準にしましょう。交際期間が短すぎるとお互いのことを十分に知ることができないからです。1年という季節が一周する期間を設けることで、生活のリズムやパートナーの価値観をある程度理解できます。
どれだけ相手のことが好きでも1年は交際して様子を見るべきでしょう。たとえば、ボーナスの金遣いが荒い、貯金が全然できないタイプの人だったなど1年付き合ってから見えてくる欠点などもあります。同棲する上で心配事は少ない方がいいので、じっくり考えるようにしてください。
同棲タイミングまでにしないといけないこと5選
同棲タイミングの基準を理解していただいたところで、次は同棲の準備について紹介します。タイミングがベストだったとしても、準備が不十分だと結果的に同棲が失敗に終わるケースもあるからです。
下記5つの準備はきちんと押さえておきましょう。
- お金の準備
- 互いの両親への挨拶
- 物件探し
- 引越しの準備
- 同棲の目的や期間についての話し合い
同棲を始める前に上記の項目は二人で話し合い、準備することが大切です。
①:お金の準備
まずはお金を準備しておきましょう。同棲を始めるなら賃貸契約や家具家電購入にお金がかかるからです。必要な資金としては、物件や家具家電の予算によりますが、100万円はみておく必要があります。
かかるお金としては下記が主です。
- 賃貸物件の初期費用
- 家具
- 家電
- 引越し費用
その他にも食器やタオルなどこまごまとしたものを買い揃えると結構な金額になってしまいます。お金を貯めることは当然ですが、なるべく持っているものを新生活でも使うようにして資金を節約することが重要です。
②:互いの両親への挨拶
同棲は二人だけの事柄ではありません。最終的に結婚を意識するにしてもしないにしても、原則として互いの両親に挨拶をしておくべきでしょう。挨拶をせずに同棲を始めてしまった場合、相手の両親からの印象が悪くなってしまう可能性があります。
交際から同棲までは下記のような流れになるのが一般的です。
- 交際
- 同棲を決める
- 自分の両親に同棲したい旨を伝える
- 互いの両親への挨拶
- 資金や引越しの準備
- 同棲開始
両親への挨拶は相手の実家に出向いたり、お店を予約して食事をしたりといった方法が一般的です。パートナーと相談してベストな方法を考えましょう。
③:物件探し
次は物件探しです。二人で同棲する以上、アクセスや家賃について二人で納得できる条件で探す必要があります。二人の生活圏内の中間かつ家賃に無理のない範囲がベストです。
また、注意点として、同棲カップルの入居が許可されないケースもあります。結婚しているカップルに比べて別れて退去を申し出るケースが多いからです。婚約していたり、保証人がいたりすれば大丈夫な場合もあるため、事前に調査しておくことが重要です。
④:引越しの準備
引越しは業者を使うにしても、個人でするにしても手間とお金がかかります。引越し直前に問題が発生しないよう、事前準備をしておく必要があります。
引越しの準備は下記項目を押さえておきましょう。
- 引越し資金の準備
- 荷物をまとめる
- 家具家電の購入
- 家具家電の処分
- 必要なら業者を手配する
意外と盲点なのが、家具家電の処分です。大型の家具や家電は処分に手続きとお金がかかる場合があります。想定以上の出費にならないように、事前調査してなるべく費用を抑える工夫をしましょう。
⑤:同棲の目的や期間についての話し合い
同棲の目的や期間についての話し合いをきちんとしておきましょう。同棲はダラダラと続けてしまいがちだからです。同棲の目的を結婚の準備と定めたり、期間を1年と定めたり明確にしておくようにしてください。
もし、話し合いを行わず同棲を始めてしまうと、自分は結婚したいのにパートナーはそのつもりがないといった事態になってしまいます。結果的にダラダラと同棲が続き、進展がなくなることに繋がるため、同棲前の話し合いは非常に重要なのです。
同棲タイミングに関する注意点3つ
同棲についての予備知識がついたところで、同棲を始める前に気をつけるべき注意点について解説します。注意しておかないと最終的に同棲が失敗する以前に、破局に繋がる場合もあります。
下記3点に注意してください。
- 就職や転勤など環境が変わるときは注意
- 契約更新という理由での同棲開始に注意
- お互いの認識がずれているときは注意
ぜひ、同棲の準備と合わせて下記注意点は気をつけましょう。
注意点①:就職や転勤など環境が変わるときは注意
就職や転勤など環境が大きく変わるタイミングでの同棲開始には注意しましょう。周囲が大きく変化する際はストレスがかかりやすいからです。精神的に余裕がないタイミングで同棲を始めると、うまく共同生活ができなくなる場合があります。
就職や転勤をきっかけに同棲を考えることは悪いことではありません。ただし、心の準備をして、余裕を持った同棲開始に努めるようにしましょう。もし交際期間が短い状態で転勤や就職になる場合は、遠距離恋愛で仲を深めることも選択肢の一つです。
注意点②:契約更新という理由での同棲開始に注意
現在住んでいる物件が契約更新になるから、といった理由での同棲開始は避けましょう。準備を十分にしての同棲になりにくいからという理由です。二人の仲が十分に深まってからの同棲が重要だと説明してきました。
契約更新などの外的な理由をきっかけに同棲を始めると、二人の心やお金の準備ができていない場合が多く、同棲が失敗してしまう可能性があります。前述した就職や転勤も含め、環境が変わるきっかけを同棲のタイミングにしないようにしましょう。
注意点③:お互いの認識にずれがあるときは注意
二人の認識がずれているときは注意しましょう。同棲をする上でお互いの認識がずれていると致命的なケンカに繋がることがあるからです。
同棲を始める際に認識をすり合わせておくべきポイントは下記です。
- お金の使い方
- 家事の仕方
- 家事の分担
- 生活リズム
- 結婚の考え方
- 将来の展望
特にお金の話や将来の話はきちんと話し合いをしておきましょう。パートナーが真面目な話が嫌い、重いといった理由で話し合いを拒否するなら、同棲そのものをやめておくべきです。生活を一緒にするなら真剣に生活について話し合う必要があります。
同棲を始めるときは、よく話し合いをして認識がずれないようにしておくことが重要です。
同棲のメリット3選
同棲を始める前に同棲のメリットを知っておきましょう。同棲によって得られるいいことを知っておけば、同棲をより前向きに捉えられるからです。
同棲のメリットは下記が挙げられます。
- 生活費を節約できる
- 結婚の準備になる
- 一緒にいられる時間が長くなる
同棲をすることで二人の将来をより具体的にイメージできるので、交際期間が長くなってきたタイミングでぜひ検討しましょう。
メリット①:生活費を節約できる
同棲は何よりも生活費が安くなる点がメリットです。同棲なら広い部屋を一人の負担を減らして借りられます。食費や水道光熱費もそれぞれが一人暮らしをするより割安になるでしょう。
お金を節約できれば、その分をデートに回したり、将来の貯金に回したりと選択肢が増えてきます。経済的余裕は精神的余裕にも繋がりますので、同棲は一定以上の仲のカップルなら積極的に検討するべきです。とはいえ、注意点は先述した通りあるため、単純に節約のためだけに同棲を始めることは避けましょう。
メリット②:結婚の準備になる
同棲をすることで結婚の準備を進められます。二人で暮らすことで結婚生活を疑似体験できるからです。結婚した際に、生じうる問題を先回りで潰していけるのです。
また、二人でいる時間が長いため話し合う時間をたくさん用意できます。結婚の準備を進める話し合いを同棲していればいつでもできるので、同棲は結婚の近道になる場合が多いのです。いきなりの結婚は心配と思う場合は同棲をして入念に準備しましょう。
メリット③:一緒にいられる時間が長くなる
単純に一緒にいられる時間が長くなるメリットも同棲にはあります。お金の話や結婚の話は確かに重要ですが、カップルにとって一番大切なことは二人で過ごす時間でしょう。朝起きてすぐにパートナーが隣に居てくれる、夜寝るときも一緒に居られるのは同棲の最大のメリットといえます。
お金や結婚について考えることはもちろん大切ですが、もっと一緒に居たいと思う気持ちが強まるなら同棲をするべきです。また、二人で一緒にいる時間が増えれば楽しいことは共有し、辛いことは二人で乗り越えられます。二人の関係を深めるためにも同棲は有効なのです。
同棲のデメリット3選
同棲にはデメリットも存在します。いい箇所ばかりみていては、現実に戸惑ってしまう場合もあるでしょう。まずは同棲のデメリットをあらかじめ知っておき、心の準備をしておくべきです。
同棲のデメリットは下記です。
- 結婚が遠のく可能性がある
- ケンカになることがある
- 恋愛のドキドキが薄れる場合がある
同棲のデメリットをしっかり理解して、適切な対処をとれば同棲は成功しやすいといえます。デメリットとあわせて対処法もまとめました。
デメリット①:逆に結婚が遠のく可能性がある
同棲のデメリットとしては結婚の準備をするはずが、逆に結婚が遠のいてしまうパターンもあることです。同棲をゴールのように捉えてしまうと、結婚に進むタイミングを逃してしまいがちなのです。
結婚が遠のく同棲パターンは下記の通り。
- 期限を決めていない
- 目的がない
- 同棲と結婚の違いを理解していない
同棲と結婚の違いを明確にして、いつ結婚するのかをしっかり話し合って同棲を開始するようにしましょう。そうすれば同棲をダラダラと続けてしまうことがなくなります。
デメリット②:お金や生活の考え方でケンカになることもある
同棲を始めるとお金や生活の考え方でケンカになってしまう場合もあります。二人で暮らす以上、お金の使い方や生活のルールはシビアにならなければなりません。しかし、パートナーとの認識がずれていると衝突し、喧嘩になってしまいます。
同棲を始めてからわかることがあるのは仕方ありませんが、できれば同棲の前にお金や生活のルールについてはよく話し合うことが重要です。全てを話す必要はありませんが、収入と貯金がどれくらいで、どういったことを重視するのかといった事柄は最低限話し合いましょう。
デメリット③:恋愛のドキドキが薄れる場合がある
恋愛のドキドキが同棲によって薄れてしまう場合があります。二人暮らしをすることで、パートナーの特別感が薄れてしまうことが原因です。とはいえ、同棲をする以上、パートナーは日常にならなければなりません。
毎日ドキドキできることは素敵ですが、どちらかというと安心を覚えるような関係性を意識しましょう。パートナーがいてくれると心が安らぐ、落ち着くような状況になれば同棲はうまくいきますし、結婚に進んでも問題が起こりにくいです。
同棲をパートナーに切り出すおすすめの方法は?
同棲をしたいと思ってもパートナーに切り出す勇気が出ない場合もあるでしょう。パートナーも同じように思ってくれていたら幸いですが、意識がずれていることがわかるのも怖いものです。しかし、確かめなければ同棲には進めません。
下記の2つのポイントを押さえて切り出せばパートナーも真剣に考えてくれます。
- 真剣に将来のことを考えていることを伝える
- 金銭面などメリットが多いことを伝える
二人の将来のためにも、勇気を出して切り出してみてください。
真剣に将来のことを考えていることを伝える
真剣に将来のことを考えていることを伝えましょう。結婚を考えていてその準備として同棲をしたい旨を伝えることで、パートナーも真剣に考えるきっかけになります。すぐには難しくても同棲したいという気持ちだけでも伝えておくことが大切です。
例としては、下記のような切り出し方がおすすめ。
付き合って1年になるし、そろそろ同棲したいと思ってるんだ〜。もっと一緒にいたいし、ゆくゆくは結婚したいから、その準備として一緒に暮らさない? |
結婚のフレーズを出すのが心配な場合は得意なことや共通の趣味をもっと一緒にできることを添えてみてください。下記のようなイメージです。
- 毎日私の手料理食べたくない?
- 毎日一緒にゲームしよう!
金銭面などメリットが多いことを伝える
また、金銭面などメリットが多いことを具体的に伝えるのも、合理的なパートナーには効果抜群です。二人で暮らした方が何かと効率的なことを伝えればパートナーも納得してくれるでしょう。
たとえば下記のような切り出し方が効果的です。
毎月節約できるから同棲しない?
家賃もそれぞれ7〜8万円出しているけど、同棲なら10万ちょいの部屋で大丈夫だから、二人で4〜5万円も毎月節約できるってすごくない? 他にも家具家電を二人で使えばめちゃくちゃ貯金できると思うし、旅行とか遊びにも行きやすくなるよ! |
節約できることを伝えた上で、さらに節約するとどんないいことが待っているのか、といった点まで伝えると同棲の良さが伝わりやすいといえます。
同棲する新居の選び方の基準は?
同棲するなら物件を新しく探さなければなりません。せっかくなら綺麗で広い部屋にしたいところですが、あまり無理をしても同棲生活が苦しくなるだけです。
そこで、同棲する新居の選び方についてまとめました。
- 二人の生活圏と物件の場所のバランスを考える
- 家賃は二人の合計収入の20%くらいで考える
上記ポイントを押さえて、無理のない物件選びをしましょう。その方が同棲生活に余裕が生まれ、より楽しむことができます。
二人の生活圏と物件のバランスを考える
二人の生活圏と物件がずれていると、通勤通学や買い物が大変になります。いくら条件が良くても、生活圏からずれているエリアで物件を借りないようにしましょう。とはいえ、車がある場合や駅近などアクセスの工夫ができる場合は、あえて郊外を選択するのも手です。
都市に住む場合は中心部はどうしても家賃が高くなるため、電車や車で通える範囲であれば大丈夫と判断できる場合もあります。自分やパートナーにとって許容できる距離かどうかをよく確かめることが重要です。
家賃は二人の合計収入の20%くらいで考える
家賃も重要な要素です。一般的に家賃は二人の合計収入の20%くらいが相場といわれています。二人の月収合計が45万円ほどの場合は、9万円ほどの家賃が適正です。もちろん、東京など家賃が非常に高い場合は相場に収まらないケースもあるでしょうが、無理をすると生活が苦しくなってしまいます。
そのため、ある程度築年数やアクセスに妥協しつつ、家賃を抑える方向で話をすすめるべきです。最初から同棲を完璧にしようとするとどこかで無理が生じます。二人でいることが最大の目的であることを思い出して、我慢するべきところを見極めましょう。
まとめ:同棲タイミングは二人で話し合って納得のいく結論を出そう
同棲タイミングは下記の三つの基準のどれかを満たしている時期を選びましょう。
- 婚約したタイミング
- 一緒にいてドキドキより安心が上回ってきたタイミング
- 交際から1年以上経ったタイミング
また同棲までに準備しておくことは次の通りです。
- お金の準備
- 互いの両親への挨拶
- 物件探し
- 引越しの準備
- 同棲の目的や期間についての話し合い
同棲は二人の将来の準備期間です。パートナーと一緒に居られる時間が増えることに加えて、将来の話をふとできる環境を整えられるという点もメリット。将来的に結婚を考えているカップルであれば同棲は積極的にするべきです。
とはいえ、物件選びの注意点や同棲のデメリットも深く理解した上で慎重に準備をすすめるようにしてくださいね。入念な準備の元に同棲を始めて、パートナーとの仲をもっと深めましょう。