恋愛諦めたほうが恋はうまくいく?恋に前向きになる方法を伝授
友人や知人が、「もう恋愛は諦めた」と言っているのを聞いたことがあるという人は多いのではないでしょうか。
恋でいろいろと辛いことがあったのだと思いますが、そのまま本当にずっと恋愛をしていない人もいれば、ひょんなことから運命の相手に出会い、スピード結婚をしてしまう人もいます。
どうして「恋愛を諦めた」と考えるのか、なぜその後に運命的な出会いが訪れるのか?
そして、恋愛に対して諦めモードになった心を、もう一度恋愛モードに切り替えるにはどうすればいいのか、ここで考えてみたいと思います。
目次
なぜ「恋愛諦めた」と思ってしまうの?
「恋愛諦めた」と思ってしまうのは、それなりの理由があるはず。
そして、やはり少しさみしいことですよね。
どうして恋愛を諦めようと思ってしまうのでしょうか?
辛い失恋が続いた
お付き合いしていた異性と別れてしまうことは、多くの人が経験しています。
けれど、ただ別れただけで「もう恋愛はしない」とまで思ってしまう人は少ないです。
恋愛を諦めようと思ってしまう人は、自分の中で処理しきれない別れや、辛い恋を連続で経験してしまった人が多いように思われます。
例えば、
・恋人を寝取られてしまい、やっと次の素敵な出会いが見つかったと思ったら既婚者だった
・連続で自分を否定されるような別れ方をした
など、「もう恋愛はこりごり!」というような体験をして、恋愛を諦めてしまうのかもしれません。
あとは、片思いをして何度か告白をしたけれど、どれも実らなかったという人も、自分に自信をなくして恋愛を諦めてしまいがちです。
何年も良縁に恵まれない
仕事が忙しい、異性と出会いづらい環境で生活している…などの理由から、何年も恋人ができなかった場合、「もう恋愛は諦めよう」と思ってしまう人もいます。
それこそ、もう10年も良縁に恵まれていないという人もいて、「きっとこれからも出会えないだろう」と諦めてしまうのもうなずけますね。
出会いがなかなかないために、友人知人にお相手を紹介してもらっても次のステップに進まない…ということが続くと、さらに諦めモードに入ってしまいます。
長く独り身が続くと、恋人がいない人生に慣れてしまうのも、恋愛を諦めてしまう原因のひとつ。
恋人がいなくても寂しくないし、長い年月の中で1人の時間をそれなりに楽しめるようになっているので、無理してまで恋人を作ろうと思わないのです。
こうなってしまうと、いざ恋人ができても相手に合わせるのが億劫で、長続きしにくくなってしまいます。
誰と付き合っても続かない
これまでたくさんの人とお付き合いをしてきたけれど、どのお相手とも長く続かない…という人も、恋愛を諦めてしまいがちです。
長続きしない理由としては、
・相手に合わせることができない
・ひとクセある相手ばかり選んでしまう
・交際が面倒になってくる
などが挙げられます。
1人でいたいわけでもないし、結婚もしたいけれど、そこにたどり着く前に別れてしまうので、もう自分は恋愛には向かないんだな、と諦めてしまう様子。
トラウマというわけではないけれど、「どうせまたすぐに別れてしまう」と思うと、恋愛へのモチベーションが下がってしまうのでしょう。
恋愛しなくても生活が充実している
恋愛をしたくないわけではないけれど、恋人がいなくて仕事やプライベートが充実しているために、恋愛を必要としていない人もいます。
これは、正確には「恋愛諦めた」とはいわないかもしれませんが、「1人でも十分楽しいから」と自分から新しい出会いを求めることを諦めてしまう人もいるようです。
恋愛を諦めた人のその後と本音
恋愛を諦めた人は、本当にその後ずっと1人で生きているのでしょうか?
そして、その状態に納得できているのでしょうか。
最終的にまた恋愛をする人が大半
「恋愛は諦めた」としばらく1人で生きていても、最終的にご縁に恵まれ、また恋愛をするという人がほとんどです。
「もう恋愛はこりごり」と思っていても、その気持ちは時間とともに薄れていくのでいつの間にかまた心が恋をする準備を整えています。
もちろん、以前よりも慎重になったり、時間がかかったという人もいますが、その後ずっと1人でいるという人はあまりいないようですね。
その後恋愛をしていない人(女性編)
ほとんどの女性が、なんだかんだでまた恋をしていると思われますが、最後の恋から20年新しい恋愛をしていないという人もいます。
最後の恋が終わってしまったのは、仕事で多忙によるすれ違いから、彼が同僚の女性とお付き合いを始めてしまったことが原因でした。
その後彼はその同僚と結婚、女性はショックが大きく「もう恋愛はしない」とそれまで以上に仕事に打ち込みました。
もともと恋愛体質ではないということもありますが、仕事で忙しくしているうちにあっという間に時間がたち、お父様が他界されてお母様と同居するようになって、ますます恋愛から遠ざかってしまったそうです。
「恋愛はもう諦めた」と、今も仕事と親御さんのお世話を頑張っています。
その後恋愛をしていない人(男性編)
大学時代から10年お付き合いをした恋人がいたその男性は、いよいよ結婚というときに、自分の親に恋人を紹介したところ、結婚を猛反対されてしまいました。
男性はかなり家柄のよい家庭の出身で、特にお母様が許してくださらなかったそうです。
何度も話し合いを持ちかけましたが結婚を許してもらえず、傷ついてしまった恋人は男性との別れを選びました。
男性は「もう恋愛も結婚もしない」と決め、その後もずっと独り身です。
別れた恋人とはその後一切の連絡をとっておらず、ご結婚されたかどうかもわからないそうですが、幸せになってほしいと思っているとのこと。
恋愛を諦めても忘れてはいけないこと
恋愛を諦めることは寂しいことだと感じてしまいますが、それでも「恋愛は諦めた」と思ってしまう気持ちを、自分で止められないのは仕方のないこと。
本当に恋愛を諦めようと思ったときに、忘れてはいけないことが3つあります。
「恋愛諦めた=女を捨てる」ではない
恋愛を諦めたときに、メイクやファッションなどのおしゃれをしなくなってしまう人がいます。
異性の目を気にする必要がないから、おしゃれの必要がないと思ってしまうのです。
外見を整えるのは、異性のためではありません。
メイクやファッションは、自分のモチベーションを上げるためでもありますし、最低限の身だしなみは社会人として当然のこと。
恋愛を諦めることと、女性であることをやめてしまうことは違います。
どうしても辛いことがあって「恋愛を諦めた」と思っても、女としてのふるまいや、自分磨きを怠ることがないように意識したいですね。
恋愛を否定するのはNG
自分が恋愛を諦めたとしても、ほかの人が恋愛に励んでいる様子を否定してはいけません。
恋活や婚活をしている人を否定したり、恋愛に悩んでいる人を励ますことができないのとは別のお話です。
自分が諦めた幸せを友人が掴もうと頑張っていて、それを応援してあげられないのはとても寂しい考え方だと思いませんか?
それに、友人や知人の恋を応援してあげられないと思ったら、まだ恋愛を諦められていないのかもしれません。
いま一度、自分の心と向き合ってください。
恋愛を諦めた人がは突然良縁に恵まれる!?
「もう恋愛は諦めた」と思っている人が、ひょんなことから良縁に恵まれ、スピード結婚をしてしまうというケースが意外と多いようです。
しかも、恋愛を諦めたと思ってからさほど時間が経っていないことも少なくない様子。
なぜ恋愛は諦めたにも関わらず、良縁に恵まれるのでしょうか?
「がっつき感」がないから異性が近づきやすい
恋愛を諦める前は、「恋がしたい」「結婚したい」という気持ちが先に立ち、異性に対してゆとりを持って接することができなかった人が多いようです。
けれど、「もう恋愛はいいわ」と思ったことで、異性に対して「がっつき感」がなくなり、自然に接することができるので、警戒心を持たれることなく気軽にコミュニケーションを取れるようになります。
すると、その人の持っている魅力が相手に伝わりやすくなり、異性として好感を持たれたり、好意を寄せられる…ということにつながるのです。
タイミングが合うときはスピーディーに事が運んでいきますので、スピード結婚という流れになる様子。
自分のペースで生きることで魅力が増す
恋愛を諦めた人は、それまでの恋愛はあまり幸せでなかったという人が多いです。
だから、笑顔がなかったり、自分に自信が持てないなど、本当の自分で生きられていなかった人もいます。
けれど、恋愛を諦めたことにより、自分のペースで好きなように生きていこうという気持ちになるため、のびのびと健やかな毎日を送れるようになるケースが多くなります。
すると、本来持っていた魅力が伝わりやすくなり、異性から好感を持たれるようになる様子。
「モテる女性」を挙げたときに、自分の生活をしっかり充実させている人といわれることが多いです。
まさに、恋愛を諦めたことで、モテる女性の条件をクリアしてしまうのですね。
恋愛以外に目を向けた結果出会いが増える
恋愛を諦めた人は、これまで恋愛に注いでいた時間を趣味や自分磨きに費やすことができるようになります。
恋愛に夢中だったころは、恋人や恋活にばかり目がいっていましたが、違ったフィールドに目を向けることで新たな出会いがあり、そこで良縁に恵まれるというケースもあるようです。
良縁は意外なところに落ちている、ということかもしれませんね。
また、恋愛以外の趣味や目標に向かって頑張っている女性は、それだけでも輝いていてとても魅力的です。
ハツラツと生きている女性に、男性は惹かれるもの。
恋愛を諦めたことで、魅力がどんどんUPすれば、男性が放っておけなくなります。
恋愛観がフラットになる
恋活や婚活に励んでいるときは、「恋愛対象は身長○cm以上、年収○○万円以上、学歴は…」などと、お相手の条件ばかりが先に立ち、結果交際が続かなかったり、思いが実らないということがあったかもしれません。
しかし、恋愛を諦めることで異性を条件で見ることがなくなり、お相手の本当の魅力に気づくことができます。
今までは恋愛対象として見ることのなかった人が、実はすごく魅力的な人だった…と気付くことも。
「灯台下暗し」で、そこから一気に恋愛→結婚と発展するケースもあるようです。
恋愛に対して頭でっかちになってしまうと、それが異性にも伝わり敬遠されてしまいます。
恋愛観がフラットになることは、逆に恋愛運を引き寄せてくれるのかもしれません。
「恋愛を諦めた」人が、良縁に恵まれた体験談
「恋愛を諦めたとたん良縁に恵まれる」なんてことが、本当にあるのでしょうか?
にわかに信じられないという人に、実際に恋愛を諦めてすぐに良縁に恵まれた人の体験談をご紹介します。
「1人で生きていこう」と思った直後に運命の出会い
7年お付き合いした人と人生観の違いで別れた後、次に付き合った人からストーカー被害を受けてしまいました。
本当に大変な思いをしてストーカー被害からは開放されましたが、「もう男性はこりごり」と思い、1人で生きて行こうと決めたんです。
しかしその1ヶ月後、たまたま訪れた飲食店で今の主人と出会いました。
普段はいわゆるナンパ的な出会いは相手にしないのですが、さっぱりした雰囲気だったことと、お互い友人を連れていたので、楽しく食事をしました。
その後なんとなく連絡先を交換して、1週間後に2人で食事に行き、トントン拍子で交際へと発展。
お互い適齢期だったということもあり、その半年後には入籍しました。
結婚後5年経った今は、子どもにも恵まれてとても幸せに暮らしています。
「あきらめかけたときにチャンスが訪れる」というのは、本当なんだなと思いました。
<Y.S.さん(30歳)>
恋愛を諦めた途端異性からのお誘いが増えた
エステサロンで働いているため、職場もお客様も女性ばかり。
異性との出会いが本当にないので、一時積極的に恋活や婚活に励んでいた時期がありました。
でも「この人だ!」という異性に出会えず、合コンにも疲れきって、もう恋愛はいいや…と思いそこからは友人との時間を楽しんだり、趣味でサーフィンを始めるなど、自分の時間を楽しむことに。
その頃ちょうど小学校時代の同窓会があったのですが、当時の同級生から食事に誘われたり、趣味で知り合ったお相手からデートに誘われるなど、異性からのお誘いが急に増えたんです。
今までよっぽど物欲しそうにしていたのかな、と少し恥ずかしくなりましたが、気負わずに異性と接するようになったから、誘いやすくなったのかなと思いました。
まだ特定の恋人はいませんが、今は気軽に異性とのデートを楽しんでいます。
これから結婚を考えられるようなお相手と出会えたらいいな。
<N.Kさん(35歳)>
恋愛を諦めた直後に側で見守っていてくれた人に気づいた
30歳のころ、5年付き合っていた恋人と別れて、そこから4年以上恋人がいない時期が続きました。
恋愛や結婚にすごく焦って、毎週合コンをするほど積極的に婚活や恋活をしていたのですが、やっぱり焦っているときっていい出会いがないんですよね。
合コンに疲れて、もうしばらくは1人でいいや、と思っていたときに、何年もよい友人関係だった同僚と会社のレジャーで急接近しました。
その後2年ほどの交際を経て結婚、今は2児の育児に奮闘中です。
合コンをやめて落ち着いて周りを見ることができるようになったからこそ、夫の存在に気づくことができたのかなと思います。
<M.Tさん(40歳)>
恋愛諦めモードから恋愛モードへと蘇るには?
恋愛を諦めてしまうのも、自分がいいと思えるのならそれもひとつの選択です。
けれど、もし良縁に恵まれることができたら、やっぱり幸せになりたい…と考えている人も多いのではないでしょうか。
でも、一度気持ちが落ちてしまうと、なかなか恋愛モードに戻れないもの。
恋愛諦めモードから、再度恋愛モードへとギアを変えるためにおすすめしたい思考とポイントを、以下にご紹介します。
新たな恋は必ずあなたをハッピーにしてくれる
これは、ぜひとも覚えておいていただきたいこと。
新たな恋は、必ずあなたに最高のときめきをもたらしてくれます。
恋に傷ついてしまうとなかなか思い出せないのですが、どんなに失恋で痛手を負ったとしても、新しい恋が芽生えると、そのときのことはなかったかのようにウキウキして、ときめきを感じます。
もちろん、「前の恋愛みたいになったらどうしよう」と考えてしまうこともありますが、恋の訪れは本当に幸せを実感しますよね。
恋へのモチベーションが上がらない気持ちはとてもよくわかりますが、それを乗り越えた先に、必ず新たなときめきがあることを忘れないでください。
同じ失敗を繰り返さないと自分に誓う
独身だと思って付き合っていた相手が、実は既婚者だった。
結婚を考えていた相手に二股をかけられた。
など、辛い失恋をしたことで、恋を諦めてしまう人も多いと思います。
けれど、そこで恋を諦めるのではなく、「同じ失敗を繰り返さない」という発想に転換してみましょう。
既婚者に独身だと騙されないためには、お互いの共通の友人を紹介し合ったり、ちゃんと両親に紹介してくれるような人を選ぶことで、トラブルを回避できます。
二股をかけられないためには、束縛にならない程度に相手の行動を確認したり、「怪しいな」と思うことに目を瞑らず、ちゃんとモヤモヤを晴らすことが大切です。
自分なりの恋愛ペースをしっかり持って貫くことで、同じ失敗を防ぐことができるはず。
辛い恋愛をしたからといって、自分の将来を狭めてしまってはもったいない。
「今度こそ幸せを掴む!」という前向きな気持ちでいるほうが、幸せが寄ってきてくれるのではないでしょうか?
嫌な思い出はとっとと忘れてしまう
傷つくことを言われて振られてしまったり、嫌な別れ方をしたことがトラウマになって、恋愛を諦めてしまうという人もいるでしょう。
けれど、明らかに浮気をしたり、誠意のない対応をしたなどの原因は別として、価値観の違いで別れたのであれば、どちらが悪いということはありません。
「別れ際に相手が傷つくようなことをいうほうが悪い」という気持ちで、嫌な思いをしたことはできるだけ早く忘れてしまいましょう。
「時間薬」とはよく言いますが、どんなに辛い思いをしても、そのときのショックは時間の経過とともに和らいでいきます。
記憶から消し去ることはできなくても、もっと幸せになれる恋を探したり、私生活が充実させるなど、楽しい思い出を上書きできるように努めたいですね。
恋愛の価値観を見直す
残念ながら、「幸せになれない恋」に引き寄せられてしまうという人も、たまにいます。
恋人がいる人を好きになってしまったり、冷たい人に惹かれてしまうなどは、その一例です。
やはり、どうやっても幸せになれないという恋も存在しますので、そこに引き寄せられてしまう性分であれば、その価値観を見直すことは絶対に必要です。
「追いかけられるよりも追いかけていたい」というタイプは、それで本人が幸せならばよいけれど、結果的に寂しくなって別れを選んでしまうということになりがち。
自分を幸せにしてくれる人、同じ歩幅で歩いてくれる人を選ぶなど、「もう恋愛は諦めた」と思うことのない恋愛ができるように、自分の価値観を変えてみてください。
恋愛に希望が持てなくなるような辛い恋を避ける方法
幸せは、待っていたら訪れるわけではありません。
幸せは自分で掴むもの、恋愛に希望が持てなくなるような辛い恋を選んでいては、いつまでたっても幸せにはなれないのです。
「恋愛を諦めた」などと思わなくて済むように、辛い恋を避けるのも生きる上で大切なテクニック。
けれど、意外と自分から茨の道へ足を踏み入れてしまう人が多いのです。
辛い恋を避けるには、どうすればよいのでしょうか?
明らかに幸せになれない恋には近づかない
幸せになれないとわかっているのに、目先の楽しさや快楽だけを考えて間違って道へ進んでしまうケースは意外と多く、ぜひ熟考していただきたい課題のひとつ。
以下は、ある女性のエピソードです。
ジュエリーショップで働いていたAさんは、職場のスタッフも上司もすべて女性で、異性との出会いがほとんどない環境で毎日過ごしていました。
仕事にはやりがいを感じているし、友人もいて楽しいけれど、恋人のいない状況がもう3年近く続いていて、「そろそろ異性と関わりたい」と深刻に考えていたそうです。
適度に婚活や恋活もして、結婚を考えてお付き合いできる異性との出会いを求めていました。
そんなとき、中学校の同窓会があり、当時の同級生といい雰囲気になりました。
後日2人で飲みに行ったときに、「自分には婚約者がいて、婚約者と別れる気はない。でもAさんにも魅力を感じている」と言われてしまったそうです。
最初はそこまで彼に惹かれていたわけではなかったのですが、長い間異性とお付き合いしていなかったこと、今後もいい出会いが期待できないことから、「遊び相手として付き合うならいいか」という感覚で、二股の相手としてお付き合いを始めてしまいました。
最初はさほど好きじゃなくても、一緒にいる時間が増えれば情が湧いてくるもの。
Aさんは恋活や婚活をすっかりやめてしまい、彼からの連絡だけを待つようになってしまったのです。
考えてみれば、もともとAさんは情が深く、付き合ってから愛情が湧いてくるタイプでした。
結局今も彼と縁を切ることができないまま、二股の相手としてずるずるとお付き合いが続いています。
彼が婚約者と別れる気がないと言っていること自体、自分を軽く見られてしまっているようなもの。
仮に婚約者と別れてAさんと選んだとしても、人を傷つけて得た縁では心晴れやかに幸せを得ることはできません。
それに、婚約者から彼を奪って一緒になったら、「また同じことが起こるかもしれない」と疑心暗鬼になってしまい、彼を信じることができなくなってしまう可能性もあります。
このように、明らかに幸せになれないとわかっている出会いには近づかない、向こうから寄ってきても流されないという強さは、とても大切です。
「あなたを幸せにしてくれる人」と恋愛する
「やさしい人は物足りない」と感じてしまうタイプの人も、幸せを掴みにくいです。
自分勝手な人、誰にでもモテたいと思っている人に惹かれてしまうと、嫉妬や心配で健やかな愛を育むことができません。
怖いのは、そんな辛い恋愛をした後に、また同じような人を選んでしまうケースがとても多いということ。
暴力を振るう彼とやっと別れたと思ったのに、次に付き合う人も暴力を振るう人だった…という経験がある人もいます。
これでは、いつになっても幸せを掴むことができませんし、「恋愛は諦めた」と思ってしまうのもうなずけます。
では、なぜ「やさしい人は物足りない」のでしょうか?
やさしい人は何でも望みを叶えてくれようとするので、恋人ではなく召使いのような存在になってしまうこと、柔らかくて手応えがないことなどが魅力を感じさせないのかもしれません。
けれど、こういうやさしい人こそ、別れてから「あの人と付き合っていたときが1番幸せだった」と思う人でもあるのです。
これは女性にもいえて、いわゆる「大和撫子タイプ」の人は本命として選ばれやすいですが、お付き合いをしていても手応えがないので、遊んでいて楽しい人と浮気されてしまったりします。
ここで浮気をしてしまう男性も、幸せを掴むことができないタイプです。
「ぬくもりや幸せよりも、スリルを求めていたい」のなら別ですが、それで辛い思いをして恋愛に希望が持てなくなるのであれば、自分を幸せにしてくれる人を選んだほうが確実に幸せを掴むことができます。
1度、「自分にとって恋愛における幸せとは何か」をじっくり考えてみましょう。
そして、それを叶えてくれそうなお相手と恋をすることで、きっと幸せを掴めるはずです。
恋に振り回されない
「恋は盲目」とはよく言ったもので、好きになると周りが見えなくなって相手の笑顔のために何でもしてしまう…という人は割と多いです。
そして、何でも恋人に合わせてしまい、最終的に疲れて自分からお付き合いにピリオドを打ってしまいます。
「やさしい人はモテない」に代表するように、何でもいうことを聞いてくれる人には魅力を感じない、という人も少なくありません。
お相手の心を惹きつけるためにも、恋に振り回されないことはとても重要。
もちろん、自分の心を健やかに保つためにも、恋に振り回されないことはとても大切なのです。
恋愛に限ったことではありませんが、相手のためを思って多少の無理をして合わせたり、何かしてあげたとしても、相手はあなたが無理をしているとは思っていません。
自分のできる範囲でやってくれたものだと思っているので、うれしいなとは思っても、自分が期待するような感謝や見返りは返ってこないのです。
それに、相手のためにと尽くし続けているうちに、相手はそれに慣れてしまい、自然とあなたの尽くし度はどんどんエスカレートしていきます。
それが当たり前になってしまうので、気づけば家政婦や母親のような存在になっている…ということも。
恋や愛は2人で育むものであり、どちらか一方だけが与え続けるものではありません。
同じ歩幅で恋愛ができないと、いつかその恋愛は必ず壊れてしまいます。
恋愛を諦める?幸せを諦める?
恋愛を諦めた途端に良縁に恵まれたという人もいますが、必ずしも出会いが保証されているわけではありません。
それに、「良縁に恵まれるなら恋愛を諦めよう」と思うのは、恋愛を諦めていないのと同じことですね。
だったら、「辛い恋はもう繰り返さない」と決めて、前向きに恋愛するほうが幸せになれる近道だと思いませんか?
また恋愛するのが怖い…ということであれば、結婚相談所を利用してサポートを受けながら新たな出会いを求めるのもひとつの方法です。
自分の辛かったことやトラウマをすべて話して、理解してもらった上で自分に合ったお相手を紹介してもらえるので、安心して縁結びに臨めます。
困ったことが起こったら、結婚相談所によっては仲裁に入ってくれるところもあるので、なおのこと安心です。
また、「こんなお相手を求めている」と伝えると、理想に近いお相手を紹介してもらえるのも、結婚相談所の大きなメリット。
「どんな相手が自分に合っているのかわからない」という人も、親身に相談に乗ってもらえます。
恋の傷は、新しい出会いが解決してくれるもの。
「恋を諦めた」と言わずに、前向きに幸せを掴んでくださいね。