Story
突然、心変わりをした男性の心理。そして、男性の心を取り戻す決め手となった女性の魅力とは?
素直な気持ち
マイナス思考を捨て、活動を楽しみましょう

大輔は、上場企業の管理職として活躍する魅力的な男性である。さらにユーモアセンスも抜群で、「相手を楽しませよう」とする姿勢は、多くの女性に支持されるだろうと思われた。しかし、離婚して間もないこともあって、恋愛に対しては自信が持てないようである。コンシェルジュの見染に「私なんかで、大丈夫でしょうか?」と不安な様子で尋ねたのだ。そこで見染は「ご縁は自らの手で引き寄せるものですよ。マイナス思考は、出会いの妨げになってしまいます」と伝えた。さらに「出会う方の中には、あなたを好きという方も、そうでない方も出てきますが、嫌われることを恐れないでくださいね。嫌われまいと無難な対応に徹しても、運命の扉は開きません。思い切り自分を出しましょう」。その言葉に、大輔も笑顔を浮かべた。
あきらめないことが何よりも大切
見染の言葉に背中を押された大輔は、マイナス思考を捨てて活動に臨んだ。見守る見染が笑顔になるほど、活動を楽しんでいるようである。そうした姿勢が少なからず影響したのだろう。すぐに運命的な出会いを引き寄せた。その女性、都に対し「理想を絵に描いたような女性」と表現するほど、大輔は強く惹かれた。それは都にとっても運命の出会いだったようで、彼女もひと目で大輔を気に入ったようである。実は彼女は、その直前に退会しようとしていた。早くに両親を亡くし、一緒に生きてくれるパートナーを求める気持ちが強かったのだが、活動成果が出ないことから投げやりになったのである。しかし担当コンシェルジュの説得により活動を継続した結果、大輔と出会ったのだ。「あきらめないで良かったです」都は、コンシェルジュの前で涙を流したという。
突然の心変わり
すぐにでも成婚退会しそうな大輔と都だったが、思わぬ出来事が起こった。あれほど都との出会いを喜んでいた大輔が、別の女性に心を揺らしたのだ。相手の女性も大輔を気に入ったようで、積極的にアプローチしている。その気配を察したのだろうか。都が意外な行動に出た。「私は、あなたと結婚したいと思っています。でも、あなたに結婚の意思がないのなら、いますぐ別れましょう」と迫ったのだ。それに対する大輔の返答は「あなたの想いには応えられません」という一言。大輔の気持ちは、完全に新たな女性に移ってしまったように思えた。しかし、見染には別の見解があった。大輔と話をし、深層心理の想いを確認する必要があると感じたが、それには本人の自覚が第一。見染は、大輔から連絡が入るまで静かに見守ろうと決めた。
幸せが怖いという心理

大輔が血相を変えて面談を申し込んできたのは、それからすぐのことであった。「気持ちと裏腹の返答をしてしまいました!」と青ざめているのである。都が素直に気持ちを伝えてくれたことが嬉しくて、自分にとって掛け替えのない存在であることを再認識したのに、なぜか正反対の言葉を返してしまったというのだ。自分でも説明がつかないと話す大輔に、見染は「急に訪れた幸せを、怖いと感じたのではないですか?」と見解をのべた。妻に突然離婚を切り出された過去がある大輔は、自己防衛から幸せを疑う傾向があることを見染は見抜いていたのだ。鋭く言い当てられた大輔は、「私はどうしたらいいでしょう」と途方に暮れた表情を浮かべた。見染は、そんな大輔に笑顔を向けると「自分の気持ちを素直に言葉にしてくれた都さんには、正直に話すのが一番ですよ」と背中を押したのだ。
素直な気持ちが決め手に
見染のアドバイスが功を奏し、大輔と都の成婚退会が決まった。大輔から報告を受けた見染は、改めて都を選んだ理由を確認した。すると大輔は「最初は外見や雰囲気が好みと感じましたが、デートを重ねるうちに駆け引きのない素直な発言や行動に惹かれました。本音と感じられない発言や“言葉に出さなくても察して”というのは、私はどうも苦手で」と答えてくれた。「分かってくれない」「気遣ってくれない」と嘆く相手ではなく、素直に本音で語り、想いを交わしながら、一緒に幸せを育むことのできる相手を選んだということだろう。50代の大輔が、入会後わずか2ヶ月で手にした真の幸せを、心から祝福する見染だった。
成婚につながる活動術
担当コンシェルジュからのアドバイス
成婚への近道は、自信を持つこと。本音で語ること。そして、相手の内面に意識を向けること。
離婚経験から、大輔さんのように自信をなくしてしまう方もいらっしゃいます。
でも結婚生活が続くかどうかはお相手との相性の問題です。気持ちを切り替え、自信を持って活動に臨みましょう。
デートの際に心がけていただきたいのは、本音や感情を抑えないこと。
大輔さんも都さんも、自分らしさを出しつつ、同時に相手の本音や感情を引き出す会話がとてもお上手でした。
たとえば「暑いですね」だと、「そうですね」で終わってしまうところを、「そうですね。暑いといえば子どもの頃、夏にスイカ割りをして遊びました。あなたは、どんな思い出がありますか?」と言葉を重ねると、その後の会話に広がりが出ますよね。
大切なのは、心と心の交流。
出会いを楽しみながら、心の距離を縮める会話を心がけましょう。